2005年08月05日(金) |
上海ガニなど42種類規制へ 外来種被害防止法 |
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エアコンつけて寝たら夜中過ぎにケロと私とダブルで咳が止まらなくなり、エアコンを止め窓を開けて寝たら寝苦しく、朝ケロの背中に汗疹。
そんなこんなで朝8時半までケロが起きず、遅め進行にアクシデントが加わって保育園10分遅刻。意外にその時間に登園するお子さん他にもいらしたんだけど、そこは学校と違うところか。
いつもどうかなぁと思っている、同じクラスでスクーター登園のお母さん(子どもはおんぶ紐でおぶわれ、お母さんは半キャップで子どもはノーガード)がいるのだが、今日は座席前に1人立たせて3人乗りだった。この間病院へ行った時に躾けの悪いガキお子様がいて土足で待合室のベンチの上を走り回っていたのだが、よく見たら立って乗ってたのはそのお子様だった。あれやっぱりそうだったのか。いつも下の子を登園させる姿しか見てなかったので、大きい子連れてるし別人かなぁと思って挨拶しなかったけど無視したと思われたかな…などと余計な心配をしつつも、あまり友達になりたい感じでもないのでまぁいいや。
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職場では朝からマネージャーが社長に説教くらっていた。1人しかいないと怒る方も怒られるほうも、比較の対象がなくて困るんだろうな、辞めた人を引き合いに出して説教されていたが、その場にいない人と比べられるのも可哀想だなぁなんて。パートの私と比べられても困りますけどね。 と思ったらいきなり話を振られて「(ぴ)さん、(ぴ)さんの旦那さんはお小遣い3万円くらいか?」と聞かれて「いえ、うちは営業で金額が上下するので、お小遣い制だとやる気がでないので生活費だけ入れてもらってます」と言うと「すごいなー、自己管理かー」と言われた(基本給だけじゃ今後女房子ども養っていけないから頑張って実績あげろという話の流れだったらしい)。 実態は売れない月や立替の多い月は資金繰りに困っているのを知っているのだが、せっかく褒めてもらったのでそんなことは言わなかったよ。
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昼休み。帰宅してQに挨拶、PCの電源オン、アイロンかけようと生乾きで放置してたケロの保育園用布団カバーを乾燥機に投入、ゆうべの残りの炊き込みご飯とおみおつけで昼食、PCでメールチェック&電源オフ、Qのトイレ掃除、Qのごはんセット、10分乾燥した布団カバーとバスタオルをバッグに入れて、Qに挨拶して家を出た。 これで夕方のお迎えで布団カバー交換できるから月曜日の朝ばたばたしなくて済むし、有意義な20分だったわー。と得意になっていたが、夜帰ってシャワーを浴びようと服を脱いで胸元の強烈な日焼けにショックを受けた。神様、どうして日焼け止めを塗り忘れた今日なの?
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七五三の写真撮影の衣装選び。ケロは黒い制服の上下を着た店員さんが怖いのか、いきなりまたサルになってしまって、私に張り付いて下に降りようとしない。これで本番大丈夫か不安はいっぱいだが、とりあえずチャレンジだわ。 昨日考えていた鹿の子絞の着物は、大柄が入ってなくてちょっと地味だったので、写真映りを考えてあきらめた(ものがいいのは写真に写るか分からないし)。それで赤の別の着物か、黄色い別の着物か悩んで、ケロの顔に当てて「どっちが合ってますか?」とお店の人にも聞いてみたが「今黄色を着ているせいか黄色の方が…でもどちらも(営業トーク)」と言われ、私も黄色のほうが顔映りが明るい気がしたので黄色に決定。
駄目かもしれないけど洋装も撮ってもらうつもりなので(お宮参りで衣装が選べなかったのが2年越しの心残りになっている)、ドレスも選択。もともと呉服屋さん系列の写真スタジオなので、着物はいいけどドレスが少ない。サイズ90のピンクのぶりぶりは顔に当てただけで似合わなさ全開だったため(お店の人は「そんなことありませんよ」と言ってたけど、子どもの頃から現在に至るまでパステルカラーが似合わない私に似てるんだから間違いない)、サイズ100のショートドレスを見たが黄色×黄色じゃつまらないし、緑のロングドレスを当ててみるとケロがそんなに嫌がらなかったので、背中で詰めて撮影することに。
駄目なら来年撮り直すつもりだけど、かなり楽しみ。当日ちゃんと着て笑顔を見せてくれよー。
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ケロの言葉。 ケロと一緒に絵本を読み、「おしまーい」と本を閉じるとケロも「まーい」と言う。 色の名前は「あお」「あか」に続き「きぃーろ」も言えるようになった。「みどりー」は1回言っただけ。 背中が痒いときに「かいかいするの?」と聞いて掻いてあげていたら、痒いときに「かいかい」と背中を掻いてくれとアピールするようになった。
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読書メモ。 庄野潤三「けい子ちゃんのゆかた」(2005-115) 新潮社(2005年4月)
今年の新刊。夜のハモニカももう10年になるらしい。ひ孫も二人誕生。この本は以前にも増して同じ話がくどくどと繰り返されるが、庄野本の読者は皆その繰り返しを心地よく読んでいると思うのでいいのだ。(新しい読者はやや苦痛かもしれないが。)それにしてもこのシリーズ、やはり時系列に並べて読んでみたいものだわ。
米国小児科学会編「母乳育児のすべて」(2005-116) 平林 円訳/藤村 正哲監訳 メディカ出版(2005年3月)
最新のアメリカの研究を基にして書かれた母乳育児のHowTo本。知っていることも多かったが(それは私が関心があってあちこちで調べたから)、これだけまとまっていると分かりやすかった。もちろんアメリカの本なので出産時の入院が2日だったりラクテーション・コンサルタントと話せというアドバイスがあったりして全て適用はできないが。今更(当時も思ったけど)新生児黄疸で母乳禁止だったこととかが悔しいよ。(当時も「本当は大丈夫って本に書いてあったけど」と思いつつ波風を立てたくなくて言えなかったへたれた私。) 残念ながら今の私の関心事である卒乳については「できるだけ長く続けましょう」で具体的な方法は少なかったが、出産後すぐに「親切のつもりで母親を休ませようと赤ちゃんに粉ミルクを飲ませようとする人には代わりにおむつ替えや家事をやってもらえ」というアドバイスは、はっきりしていて気持ち良かった。
和仁皓明著 雪印乳業健康生活研究所編「離乳の食文化」(2005-117) 中央法規(1999年3月)
アジア10ヶ国で取材し、離乳を文化として研究した本。 意外に離乳開始が早いのと、各種ベビーフードの代わりに総合離乳食みたいな粉末が普及している(値段は結構高いようだが)のとかは予想と違っていた。生まれてすぐに口にするものに蜂蜜が結構多くて「乳児ボツリヌス症が〜」と心配になったり、「世の中には甘いものと苦いものがある(清濁併せ呑む)」みたいなことを赤ちゃんに教えるのにインスタントコーヒーを舐めさせるのもちょっと無茶だと思ったり、文化には医学的に間違ったものも色々あるのだった。後産の処理についての風習に、先日読んだ網野善彦氏「日本とは何か」を思い出したりもした。
一番印象深かったのは「韓国の子どもは3歳くらいまでに自然にキムチの辛さには慣れてしまうが、最初に食べさせる時は水で洗ったり母親が口の中で唐辛子を落としたものを使う」という話かな。私は20歳くらいまで辛いものが食べられなかったので目が点になったよ。
フリッツ・ライバー「ランクマーの二剣士」(2005-118) 創元推理文庫(2005年6月)
ファファード&グレイ・マウザーシリーズ、一応これで終わり。(作者はまたいつか続きを書きたいと思っているらしい。)この二人の女好きは明らかにトラブルに巻き込まれるって分かっているのに飛び込んでいくチャレンジャーなところがたまらない。そしてまたガミッチのお父さんの猫描写は素敵だ。
ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟2 天の果実」(2005-119) ハヤカワ文庫(2005年5月)
宇宙一あこぎな商人、タフのお話完結篇。3番目の話あたりが「あこぎな」という形容詞に似つかわしいが、他は基本的にはあこぎな商売をしているようには見えないんだが。
以下ネタバレ白字。 「天の果実」は最後は絶対産児制限だろうと思っていたので「やっときたか」と思ったけれど、もう少し穏やかな数字で出ると漠然と思ってた。子どもが殆ど生まれない世界の絶望感っていうのはどんなもんだろうと新井素子「チグリスとユーフラテス」など思い起こしあまりいい気持ちはしなかったが、今の地球の現状も同じことだよなー、他人事じゃないよなーと真面目に思ったり。 しかしタフが今までにしてきたこと全て、そんなに単純に環境エンジニアリングができるものかなと思うのは古き良きSFの時代を過ぎたせいか。
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