いいことあった
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2005年07月17日(日)

8年で子供16人が死亡 パチンコ店の車内放置で (共同通信)
胸部X線>健康診断で廃止検討、有効性に疑問 厚労省 (毎日新聞社)
ダイナマイト所持>「病院爆破を」と供述 70歳男逮捕([毎日新聞社)

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ケロ、朝から元気。昨日あたりはじーっとしてることが多かったが、今朝は部屋を走り回ったりできるようになった。よかったわ。
熱も平熱、お腹も回復気味、鼻水と咳はまだ残っているがこれも回復基調。

朝からスーツのズボンの染み抜きをしていたら段々エスカレートしてきて全部水洗いしてしまった。でもおかげで汗染みもすっきり。

夕方から某身内宅に集まることになっていたが、真昼間に「何時頃来るの?」と電話。「6時ですよね?」と言ったら電話の向こうに微妙な沈黙。「雨も降らないし三輪車乗るかと思って」と早く来て欲しいコールだったらしい。でもケロは昼寝から4時に起きたのだった。光化学スモッグ注意報出てたしどうせ外遊びは無理だったんだが。

某身内宅での会合では、ケロ愛想を振りまいてふらふらになりながら夜更かし。もっと早く帰ってあげたかったけどな。

庄野潤三「絵合せ(2005-112)
講談社文芸文庫(1989年6月)

星空と三人の兄弟、卵、丘の明り、尺取虫、戸外の祈り、野菜の包み、さまよい歩く二人、小えびの群れ、カーソルと獅子座の流星群、絵合せの10編。それぞれ庄野家の出来事を切り取って綴っているが、表題作が長女の結婚前の家族の様子を描いている。長男と次男は高校生と小学生だがすごく喧嘩をし合う。私は男兄弟がいなかったせいもあって「何でそんな意地悪をするんだろうか」と読んではらはらする位だった。本人達も今となっては「何であんな意地悪だったんだろう」と思っているんじゃないのかな、この辺の作品を読み返すと。

庄野潤三「紺野機業場(2005-113)
講談社文芸文庫(1991年12月)

庄野氏が弟の同僚の実家へお邪魔して、その一家の来し方を聞き書きした本。庄野氏独特の手法で、非常に評価が高い作品らしいのは知っていたし、読んでも色々な過去の生活の断片が興味深かったのは確かだが、読んでて心配になったよ。庄野家の皆さんはもうあきらめているかもしれないが、紺野家やその縁者のあれこれ、地名や人名を全部伏せても良かったんじゃないかしら。駄目かしら。身近な人以外に知られたくないようなことやら、見合いを断った相手の話やら、全部載ってるけど。
私はこういう小さなことにはらはらしたが、力作なんだろうとは思うし、もう残っていない生活の息遣いみたいなものを後世に伝える作品でもあることだと思う。


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