ケロ他の病気ネタのため白字 昨夜ケロがうつ伏せになって咳をしながらリバース。うわわ。着替えさせてシーツ類を換えて寝かせたが、その後は普通に睡眠。しかし具合が悪いケロが胃の上に張り付いていたせいか、私が気持ち悪くなってきてしまった。トイレに篭城してみたが何事もおこらず、(ケロを降ろしたせいか)治まってきたので万一のためにシャラシャラ袋を枕元に置いて寝なおした。朝には快癒。 夜遅くに食べた海老と舞茸と中華春雨の入ったスープで消化不良起こしたのかもしれないが、ケロがまた嘔吐下痢症になって移ってしまったのかと思ったよ。どきどき。
明け方からケロの体が熱くなって、また発熱。朝起きて測ったら37.5と平熱ギリギリだが、しなっとして抱きついてくるので、やっぱり具合悪そう。3連休でのんびりして治るといいんだが。こう次から次へと具合が悪くなると体力落ちそうで心配だわ。
今週末こそ、ケロの昼寝布団カバーの替えを作ろうと決心して金曜日にカバーを外さず背水の陣をひいた。週明けに休む可能性もあるし、やっぱり2組ないと色々な面でフレキシブルではないのよ。 しかし具合の悪いケロが午前中から寝たり起きたりだったので、起こすに忍びなく今日はミシン仕事なし。
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ネットで頼んだケロのDVD、よく見たらVHSビデオだった…。発送前に「在庫品に日焼けがあるけどどうしましょう」という連絡が来た画像で発覚。でもDVDのところに載せていたのは先方も確信犯(誤用)か?キャンセルできないかメールしてみた。発送前だし駄目かしら。
代わりにDVDどーんと7枚、ヨドバシドットコムで購入。1万円以上だと送料無料だし、ポイントつくし、割引額とポイント還元で定価より2枚分くらい安くなるからいいかなーと思って。でも我家のミッフィー代は家計簿に項目を作ったほうがいいかもしれない。
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網野善彦「日本の歴史00 「日本」とは何か」(2005-111) 講談社(2000年10月)
これにて100冊マラソン完走!ガッツポーズ。 この100冊マラソンというのは某所にて紹介された「池澤夏樹『静かな大地』を読むための100冊」を読んでいったもの。Nさんが「新潮文庫の100冊読破」をしてらしたしと気軽に始めてみたものの、既読本もほとんどないリストに4年ちょっとかかった。「静かな大地」も新聞連載が終わり単行本が出て文庫落ちした。(そしてNさんも毎年100冊全部読破してらしたわけじゃないんですね…本棚爆撃を今更読んできたんですけど…。) 普段読みつけない学術的な文章にてこずったりもしたけど、結果としては知らなかったことをたくさん知ることができた。今までの知らなかった自分に恥ずかしい思いもしたけれど、知らずに大きな顔をしていることのほうが恥ずかしい。 あー面白かったなぁ。
というのはおいといて、この本は単体でも大変エキサイティングで面白い本だった。備忘に内容をメモしておこうと思っても、中身が濃くて何からメモしていいのか分からないくらい。
日本という国号が7世紀末に決まったもので「縄文時代の日本」というのはおかしいというあたりはうん成程ね、なんだけど、倭の国が立つ前の日本列島の様子とか、地域により異なった暮らしぶりについて(特に列島東部と西部は別の文化だとか)の解説、さらにそれらとはまた異なる海の民の暮らしについての導入部分で、すっかりはまりこんで「続きは?続きは?」と読み進んだ。
百姓といわれたのは農業だけでなく林業も漁業も狩猟採集も含み、日本国が水田を奨励していたのは確かだが、実態はさまざまな職業と流通と経済活動が行われていたとか、どこでもあまり聞いたことのない話が満載だった。 うーん、このシリーズ全部読みたいなと裏を見ると全26巻。編集委員の筆頭は網野氏だけど、それぞれの巻は別々の人が執筆している。網野氏の他の本を読むのとどちらが面白いかしら。そして文中にも様々な参考文献が挙げられていてそれぞれに興味をそそる。 そういえば三砂ちづる女史の「オニババ」でどうかなと思ったのが、参考文献の少なさだったのだ。テーマとボリュームが違うので比べちゃ可哀想かもしれないけど、文献にあたる努力にはやはり真摯な姿勢を感じる。
面白いなと思う本をよく押さえているのが講談社だと思うんだけど(小野不由美の十二国記とか京極夏彦の妖怪シリーズとか吉田健一の文庫とか…って最後のはあまり売れないと思うけど)、そういうもので稼いでこういうあまりお金にならないであろう全集を出してるのだとしたらちょっと尊敬。
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