2005年04月15日(金) |
中国、恐竜の化石から鳥類に酷似した卵 |
動物園の名物・喫煙チンパンジーに禁煙命令 子供を生き埋めにする儀式で80人を告発 インド(ロイター) 「世界王者」のクローン馬 届けたのは飼い主だった−イグアナ君 (時事通信社) 障害者の生活実態>ほとんどが減免措置の基準に合わず オートバイ>2人乗り解禁後初の死亡事故 広島の専用道 (毎日新聞社) #免許取って7ヶ月だから二人乗り自体違反だが、ご家族はお辛いでしょうね。 道路沿いに40キロ以上拡散 遺伝子組み換え菜種 (共同通信)
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ケロの予防注射(3種混合追加)に行こうと思っていたが、ケロが3時間も昼寝したので予定中止。おかげで読書が捗った。
「5歳から8歳まで−子どもたちと本の世界」(ドロシー・バトラー著 のら書店)という良書のガイド本をぱらぱら読み。ケロには同じ作者の「あかちゃんの本箱−0歳から5歳までの絵本」という本の方が向いているようだ。しかしこの本で8歳向けと書いてある本の中には私が今でも愛読する本が多々含まれていた。知らない本を読んでみようとまでは思わないけど>8歳向け。
夕方ケロと歩いて買物に。案の定ケロは本屋で大興奮でぐるぐると書棚の間を歩き回った。売物に手を出さない限り止めずに後をついて歩いた。そうそう、楽しいでしょう?読めるようになったらこの本全部読んでもいいんだよ。 古い児童文学に出てくるお屋敷に図書室があるのが羨ましくてたまらなかった。もしお屋敷に住める機会があったらぜひ図書室を作りたいものだわ。ついでに屋根裏部屋と地下室と庭に木登りできる大きな木もね。 最後は暴れるケロを抱えて本屋を出た。
それからペットショップ併設のスーパーへ行くと、小型犬2匹をリードで歩かせる老女に遭遇(本来は専用カートに乗せなくてはいけない)。そして犬が片足をあげてしーっとするところを目撃してしまった。 思わず「これっ」と猫をしかるように叱り、老女がこちらを向いたので「あのー、今****してました」と告げると「あら、じゃあもう帰らなくちゃね」とさっさと逃げ出してしまった。 げーっ。 近くの店員さんに「今これこれのことがありました」と告げ、私もその場を離れたが、犬を飼う人のマナーの悪さに怒りを覚えるのはこんな時だ。(飼い猫を外に出している人にも思うけど。)下の世話までできないなら飼うな。私が独裁者なら生き物を飼う人には孫悟空の緊箍呪をつけてマナーの悪い奴はこらしめてやるっ。(イグアナ飼いきれなくて警察に落し物と偽って届けちゃった女もなっ。)ぷんぷん。 ヨーロッパ人の、土地を離れる時に飼い犬を射殺してしまうメンタリティに共感はできないけど、彼らは自分で責任を負うという覚悟があるぞ、少なくとも。(といいつつ映画「猫が行方不明」ではバカンスの前にフランス人が高速道路のサービスエリアに動物を捨てていく話してたな。)
夜、理事会。前回山積みで頭を抱えた問題も解決の糸口が見えてきてちょっと安心。ケロも会議の資料にせっせと落書きしたり私の財布の中身を出したりしながらいい子で参加。
夜ケロが寝言。「いらないのおっ」「いやーだー」。何かにうなされていたらしい。でも起こすとまた寝かしつけるのが大変だから起こさなかったよ。
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いつの間にかグイン・サーガの100巻が出ていたらしい。しかしまだ続くんだって。それってどうよ。以前栗本薫は職人だから依頼原稿は依頼枚数の原稿用紙の最後の枠に丸を打って書き終えるって読んで尊敬してたんだけど(確かこの話は全然依頼枚数で収まらない新井素子が書いてたと思った)、グイン・サーガは「もっと書け」って依頼でもあったというのか?
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私信 Pさま> どんな池麺か確かめようと写真クリックしてアップしちゃいましたw
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ジョン・マリー「熱帯産の蝶に関する二、三の覚え書き」(2005-049) ソニー・マガジンズ(2005年1月)
Kさんが日記で紹介していらした本。「オリエンタリズム」や高山宏を読んだ後なので一層感慨深い。著者が「フィクションを書くうえでいちばん関心があるのは、人間が変化にどう対処するかという点だ」というごく押さえた口調で語る、その変化とは、たいていの場合人の生死なのだが。
この著者の経歴が「どんなものを書くのだろう」と興味を惹くのは事実だが、あえてそれを知らずとも面白い。そういう意味ではジェイムズ・ティプトリーJr.の一部の作品のよう。著者がフィクションを書くしかないと思ったというのは、リアルが伝わらないことへの絶望だったのかもしれない。 医療関係者と戦争と旧植民地とインド系の人々と知識への偏愛が出てくるので、少し「イギリス人の患者」にも通じる。
あーやだやだ、年食うと何でも「あれとあれが似てる」ばっかりになってきて。類似に関する記憶の想起は年をとるにつれ得意になっていくんだってね。(だからおじさんは駄洒落を言うんだな。)とにかく面白かった。それにしてもソニー・マガジンズはお金持ちだな。話題の本はすぐひっぱってきて。
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