2003年12月07日(日) |
運動不足解消、ペンギン冬の行進 旭川の動物園 |
#ペンギンも楽しみにしているらしい、そうだ。 手術や出産後に「歩き」の勧め 血栓予防で学会など指針 #そういえば分娩台の上でティプトリーJr.の「星ぼしの荒野から」を思い出し 非常にイヤーな気分になった。 遺伝子絡む新薬審査、患者のDNA要求 米政府方針 「年収1千万円以上」軸に検討 高額所得者の年金カット 花粉を防ぐ「網戸」登場 極小の目で8割以上侵入カット 少年院の塀乗り越え逃走の少年、身柄確保 栃木・喜連川(asahi.com) #昨日のニュースの続報。「飛び越え」が「乗り越え」になっている。
昨日のニュース 原発周辺住民にヨウ素剤準備を 全米科学アカデミー提唱(asahi.com)
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昨夜はケロが足ばたばたして寝ないので「一緒に寝よう」と家人が添い寝。この間はその状態で目覚めたらケロだけ布団かかってなくて可哀想だったので、バスタオルをかけておいた。 朝4時にケロが手をぶんぶん振ってて起こされた。バスタオルと布団がかかっていた。久しぶりに明け方起こされたので朝眠かった…。
午後はとても良い天気だったけど、ケロが断続的に反り返って大泣きするので抱っこして読書。あっという間に日が暮れた。心配で腸重積の症状を調べてしまったけど、嘔吐・血便もなく、血色がよく食欲もあるので大丈夫そうだ。新生児の頃からよくやる泣き方なのだけど、今日はちょっと派手だったので心配した。しかし何で泣いてるんだろうな?
<グロネタを含む段落> ケロネタが続いたのでついでに。一応反転させておく。 ケロ見てると「食べちゃいたい位可愛い」というのはこういう事をいうのかと思うのだ。つい頬をかじる真似とかしてみたり。 そこでつい考えてしまったけど、人間の乳児はどんなお味がするのかしら。美味い肉はたいてい草食動物だけど(これは家畜にする時に肉食だと大変っていうのもあったのかもしれないが)、人間も乳しか飲んでない段階では意外と美味しいんじゃないかな。カニバリズムというのは案外身近なものなんじゃないか。…とは言え産まれた子供を食べちゃうんじゃサトゥルヌスならともかく、人類滅びてしまうのでたぶん本能的には何か抑止が働くんだろうが。 子供を抱いてこんなこと考えてるのって変かな。
ロジャー・ゼラズニィ「われら顔を選ぶとき」(2003-104) ハヤカワ文庫(1985年7月)
解説によると「神話学作家みたいに分類されるのが嫌になって」違うものを書こうとした時期の作品だそう。「砂のなかの扉」と同じ時期だそうで、なるほど軽い雰囲気が似ている気がする。 マフィアのドンだった「天使のアンジー」が冷凍睡眠から覚め、未来の子孫に頼まれてある仕事をしに行く第一部。何故か分からない理由でクローンが殺されていく第二部。大団円なのか?な第三部。クローンのシンクロニシティが面白かったけど、第二部がとにかく逃げ回るばかりで「早く謎解きがはじまらないかなー」と思ってしまった。
アーシュラ・K・ル・グィン「言の葉の樹」(2003-105) ハヤカワ文庫(2002年6月)
意外に新しい本だったのね。ハイニッシュ・ユニヴァースもの。 チベットか中国、でなくてもアジアのどこかを彷彿させる惑星アカが舞台。地球人のエクーメン観察員サティが、象形文字や口承文学を捨て去り認めない「コーポレーション」(これが中国っぽい)の影響を離れて、山岳地帯に伝統文化を捜しにいく話。このサティも地球で同様の中央集権の圧政を体験していて、自身のフラッシュバックに苦しみつつ隠された<語り>と焚書を逃れた本をみつける話。 マイク・レズニック「キリンヤガ」のように寓話が話中に織り込まれているが、こちらの方が優しくて穏やか。でも近代の出来事が<語り>に含まれず、古い寓話ばかりを語ることなど、民俗学全般の問題なのかもしれない。 風に乗る話が伏線のまま終わっているのが何とも気になるし、ホモ/ヘテロセクシャルの話も未消化だけど、コーポレーションの監視官のエピソードはちょっと泣ける。
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