2003年04月11日(金) |
桜300種、本当はもっと少ない? 異名同種、多数判明 |
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今日も服の選択を誤り、ショートコート購入。とほほ。まぁ今の季節の上着がなかったから丁度よかった。(今までの私はバイク乗りだったのでバイク用の上着はたっくさん持ってるんだけど、街着がないのだった。)
今日休みだと思っていた同僚が実は出勤だったのと、やる気がなかったのと、何となく具合が悪かったので、午後休をとって帰った。しかしたくさん寄り道していたら元気になってしまった(笑) いったん家に帰ってから猫病院へ。その近くのいつも前は通るけど入るのが初めてのスーパーへ。おおっ。野菜が安くて新鮮だ。主婦御用達って感じ。うれしくて、せり、かき菜、まいたけ、いちご、広島産のレモン搾り(フレッシュレモン)を購入。今日はせりご飯にしようと思ってせりをゆでたら薫り高いせりでにっこり。かき菜はお浸しにしようとゆでてこれもつやつやでにっこり。
庄野潤三「夕べの雲」(2003-048) 講談社文芸文庫(昭和63年4月初版)
日経新聞の夕刊に連載され、読売文学賞をとった小説。リッカ須賀敦子さんがイタリアで翻訳したことを覚えている方もいらっしゃることでしょう。 小説となっているけど、主人公の作家=大浦とその妻、3人の子供は庄野さんの一家であり、出来事もあとから何度も庄野作品に出てくる「英二おじちゃんのバラ」や「井伏さんの甕」の話など、後の作品を先に読んだ私にはおなじみ。そして死と表裏になった生をまっとうに暮らす生活が淡々と語られる。今平行して読んでいる「懐しきオハイオ」はお子様を日本に残しての生活であることと、庄野さんの生活にしては周囲がにぎやかなので、読んでいて少し疲れる。やっぱり多摩丘陵の家で起こる出来事を書いていてくれたほうが安心して読める。 獲物が疲れるまで追いかけて走りつづけるタマフマラ族の話と、沢よむどんの話は何だかいい話。 しかし解説によると庄野さんの家庭小説の始まりは「ザボンの花」だとか。最初から読まなくちゃ。
本の中に出てきた気になる食べものメモ。味噌汁を混ぜたとろろ汁。(焚きだちの麦御飯の上にかけて食べる。この際、お菜にかならず塩鮭をつける。これはほかのどんな焼魚でも煮魚でも駄目で、塩鮭でないとおいしくない。)風邪をひいたときに作ってもらう大根おろしと梅干入りのお茶に、おしょうゆをちょっと落としたもの。有名な「かきまぜ」の具は高野豆腐と椎茸と薄揚と人参と絹さやとちりめんじゃこ。(もっとなま物が入っているかと思っていたよ。伊勢の手こね寿司を想像していたんだな、何となく。)
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