「偵察衛星」打ち上げ控え、鹿児島・種子島はピリピリ 船舶の戦争保険料率、イラク戦争で最大12.5倍アップ(asahi.com)
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病院へ。今日は珍しく空いていた。それとも祭日も午前中だけやってることを知らない人が多いのか?
で、余った時間で街をぷらぷら。あちらこちらでおはぎを売っている。今日はお彼岸の中日ですね。でもぼたもちじゃないのか?(そして私はわらび餅を購入。) 念願のマグリットの缶に入ったチョコレートも購入。缶さえ手に入れば中身は別に欲しくなかったんだけど(笑)、もうじきイースターだから、卵型のチョコレートもたくさん売っていた。卵に絵をかかないと。
そして今日のお楽しみ。焼き芋器を購入。いつか金物屋さんの店頭でみかけて「こんなものがあったよ」と家人に言うと「ずっと探していたんだ!」と目を輝かせて言われた。しかし金物屋さんの前を通る機会が少なくて春になってしまった。 1,200円也。一度空炊きしてからお芋を入れて中火で20分だって。
一旦帰宅し、スーパーへ行ってさつま芋を籠に入れ・・・じゃが芋も籠に入れた。だってさつま芋が美味しくできるなら、じゃが芋だって美味しくできるんじゃないかな。あー楽しみ。
実は今週は生協の宅配で頼んだヨーグルトメーカーも届いたのだ。ガジェットに囲まれる私。
庄野潤三「インド綿の服」(2003-039) 講談社文芸文庫(2002年4月初版)
再読だけど遠い昔に読んだ本なので。 この本のメインは金時のお夏=足柄山の長女、夏子さん一家の7年間の暮らし。「誕生日のラムケーキ」なんかの少し前の話。殆どは夏子さんからの手紙を軸にして書いてあるので二つの家でやりとりされた品物の話がたいへん多い。そしていつも感心する夏子さんからのていねいな礼状。見習わなくっちゃね、でも突然こんなお礼状を出したらびっくりするかしら>周囲。 この夏子さんは、「舞踏」で寝ていた赤ん坊、そして「蟹」に出てきた女の子。 「庄野潤三の娘」という暮らしは居心地悪くなかったのか、良い子に育って良かったですね。というのも庄野さんの著作を読んで思うのだからフィクションを含む可能性もあるのだけれど。
アーシュラ・K・ル・グウィン「アースシーの風」(2003-040) 岩波書店(2003年3月初版)
ゲド戦記の5巻目。4巻目(「帰還」)を読んだ私はかんかんに怒って思わず友達に出さなくても良いメールを出してしまい、余計なことを書いたために友情にひびをいれてしまったという苦い思い出がある(いや、私が悪いんだけど)。 今回はその4巻に比べるとややおとなし目。そしてアースシー世界の成り立ちについて、作者が考えに考えるとこの巻が必要になる、かもしれない、と思った。そこはル・グウィンがタニス・リーじゃないところなのよねー。(どちらも好きだけど。)しかしゲド戦記の3巻までと4巻5巻は色調が異なるので、同じように読ませるシリーズとして出すべきだったかどうか。次は外伝の翻訳も出すらしいが。
大人文学を読んでいる時と児童文学を読んでいる時の私は別モードなので、児童文学に現実の戦争とか性暴力とか虐待とかが出てくるのは大嫌い。この本はぎりぎりでアウト。できることならル・グウィンは3巻までも書きなおすべきじゃないか。 ということで、とってもル・グウィンくさい話だった。児童文学じゃなかったら面白いんだけど、ね。
あ、やっぱりゲドの字(あざな)はハイタカだった。そこだけにっこり。
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