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朝の夢。
知らない子供達がアラビアン・ナイトの歌を合唱していた。「アラビアの夜の種族」が読みたくて夢にその期待が出てきたらしい。(聞いたことのない歌だった。夢のオリジナル?)

午前中、昨日からの鬼平一気読み続き。手持ちの22巻まで読了。図書館になくて23巻と24巻は借りてこなかったのだ。うっく。24巻で鬼平は終わってしまうのだ。残念だわ。終わらない本があればいいのに。(溜息。)

午後は、お待ちかね、古川日出男「アラビアの夜の種族」を読み始め。二段組647pの本だが、思った以上にペースが上がらない。要は書いてあることを理解する速度以上には読めないということ。舞台はナポレオン侵攻中のエジプト。異文化の説明と豪華絢爛な描写にひっかかって3時間読んで「たったこれだけ?」と本のページを指ではさんで驚くような。これは長く楽しめるかもしれない/早く最後まで読みたいよう。

池波正太郎「鬼平犯科帳十三〜二十二(2002-163〜172)
文春文庫

だんだん鬼平も年を取って昔ほど無理がきかなくなってきているのが心配。病没するという歴史上の史実があるので、それに向かってゆっくりと転がっていくのが見える。しくしくしく。特別長編が3つ入っているのだけど、鬼平も梅安も剣客商売も1話完結の話がたくさんあるのが楽しいので、特別長編ばっかりだとちょっと寂しい。(私は謎解きが得意ではないので、早く結末が知りたくなる。)色々な人が現れては消えていくのも寂しいこと。
しかし、鬼平が「おもしろくなってきたな」というのには参ったね、こりゃ。
私は何か困難なシチュエイションに陥ったときに、とりあえず「面白くなってきたわねっ」とうそぶくことにしているのだけど(しかし弱音もすぐ吐く)、鬼平もそうだったか(鬼平は弱音は吐かない)。
やっぱり「おもしろくなってきた」は大人のたしなみよねぇ。ほほほっ。


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