2002年07月04日(木) |
「私はいません。」 -> 旅行1日目 |
* 出発前の日記 *
・・・ということで。
本日よりロンドンへ行きます。 適当な日にドーバー海峡をくぐってパリへ移動するつもりです。 帰国は12日になります。
それではみなさまごきげんよう。
* 旅行1日目サマリー *
出発 機内にて映画「ビューティフル・マインド」「モンスターズ・インク」 アムステルダム・スキポール空港で乗換 ロンドン・ヒースロー空港到着 Baker St. 駅近く Blandford Hotel 泊(www.hotels-london.co.ukにて予約)
写真左)バスタブ付で一泊55ポンド(正規料金70ポンドの部屋) 写真中)ツインのシングルユースだから高いのか(でもBasement=地下なのだ) 写真右)イギリスなので当然ティーファシリティがある
機内食1:薄切牛肉グリル、チリビーンズとローストポテト、パン、 コールドチキンとかにカマの磯辺揚、太巻1切れ、 チョコレートケーキ、チーズとクラッカー 軽食1:ヌードルスープ(日清カップヌードル) 機内食2:三色そぼろご飯(牛・卵・ほうれん草)、パン、 フルーツ(西瓜、パイナップル、リンゴ)、ラズベリーマフィン キットカット、チーズとクラッカー 軽食2:二色ケーキ(アムステルダム−ロンドン間)
* 旅日記 *
夜半にばたばたと荷造り。サムソナイトのソフトピギーバッグ、久しぶりに出したら猫の毛がいっぱい(ToT) コロコロでの掃除が最初の旅支度とは。
・ショルダーに パスポート、航空券の引換証、クレジットカード、ネットで予約したホテルの 予約確認メールプリントアウト、デジカメ、デジカメ用電池、ペンライト (電池はデジカメと共通)、機内で読むもの(今回はガイドブック2冊)、 機内セット(アイマスク、耳栓、首枕)、サングラス、いつもの化粧ポーチ、 ハンドタオル、ティッシュ、歯ブラシ ・ピギーバッグに 革靴と着替(それぞれ防水袋に)、折畳傘、水泳用プラセーム(バスタオルの 代り)、お風呂セット(石鹸・Lushの固形シャンプー、ナイロンタオル、綿棒、 化粧水代りのオードムーゲ)、バンドエイドと裁縫道具、書類を入れるプラス チックケース(100円ショップで売ってるA4サイズ)
朝6時起床。メールチェックなどしていたらあっという間に6時半。最後に忘れちゃいけないパスポートと航空券の引換証が入っているのを確認して家を出た。あとは野となれ山となれ。 駅のホームで成田空港のターミナルを確認していたら・・・昨夜入れたつもりのホテルの確認メールが見つからない。おっかしーなー。 追記)帰国後、荷物を詰めた部屋の床にぽつんと落ちているのを発見。
団体カウンターでチェックイン済みの航空券をもらったけど、マイレージ加算にはKLMのカウンターへ行けといわれた。KLMオランダ航空とノースウエスト航空は共同運航をしているのでカウンターが共通。妙に荷物のチェックが厳しいのはやはり。(日本時間の4日朝はNYKではまだ3日だけど。)
両替もしないし海外旅行保険はクレジットカードので賄うことにしているので、とっととセキュリティチェックを抜けた。まずは時計屋さんで世界時計付の腕時計を捜す。どれもいまいち。安い細い腕時計を2本買えばいいじゃん、と心の悪魔が囁いたが、結局は機能性に負けて格好悪い世界時計・アラーム・タイマー・電話帳・電卓機能付のデジタル腕時計を購入。
お店の前の喫茶コーナーに、10分100円のインターネットコーナーを発見して座り、100円コインを投入。 ふっふっふ。抜かりのない私はちゃんとホテルからのメールをウェブメールへ転送してあるのさ。(持ってくるのを忘れるだけで充分抜けてるってば>セルフ突っ込み。)
さあ、ホテルの名前と住所をメモ・・・と思ったら、旅行用に使っているボールペン(紐がついていて便利なのだ)のインクが出なくて書けない。(やっぱり抜けてる?)
・・・が。 慌てず騒がず、化粧ポーチからアイブロウを出してメモメモ。(やっぱり抜かりない?)
そして、リフレッシュルームへ。いつもここでシャワーを使っていくことにしている(って3年ぶりだけど)。長旅の前にはやっぱり髪とか洗っていきたいじゃないですか。(30分300円。)リフレッシュルームの中にも30分300円のインターネットコーナーがあった。
リフレッシュして、ようやく出国審査。出入国カードは廃止になっていた。久しぶりだと色々変わってるわねぇ。 出発ゲート前の売店でメモ帳とボールペン購入。出国後は消費税がつかないけど単価が高い(多分競争がないからだろう)のであんまりお得ではない。しかし突然ボールペンが書けない事に気付いたりした場合はやっぱり便利だ。
飛行機は30分遅れで離陸。スキポールで乗換のある私はどきどき。
KLMの機内食は・・・いまいち口に合わなかった。肉か魚を聞くのではなく牛か鶏かを聞くのは肉食民族の航空会社だからか。それでもってバターの代りに植物性脂肪65%配合のマーガリンをつけるのは健康のためか。魚食え、魚(笑)。食後のコーヒー、いまいち。 追記)帰国便で試したら、ミルクを入れた方が美味しいコーヒーだった。
映画その1)「ビューティフル・マインド」2002年・アメリカ☆☆☆
愛情とは、何と儚く強靭なものであるか。 「馬鹿みたいに頭が良い」じゃなくて「○違いみたいに頭が良い」というのが 正しい表現であったか。でもあれだけ頭が良くて数字を追いかけて暮してたら パターン認識が止まらなくなってもある意味で不思議はないと思う。
映画その2)「モンスターズ・インク」2002年・アメリカ☆☆☆☆
不覚にも飛行機の中でぼろぼろと泣いてしまったよ。・・・。
ロンドンのガイドブックをようやく開いて読んだ。ビクトリア&アルバート美術館、自然史博物館、テート・ブリテン、テート・モダン、ナショナルギャラリーを訪問予定。あとグリニッジパークへも行きたい。時間があったらホテルの近くのシャーロック・ホームズ博物館へ行こうかな。 追記)結局テート・ブリテンとグリニッジパーク、シャーロック・ホームズ博物館は回れず。
スキポール空港の乗換時間が1時間しかなく、出発が30分遅れたので心配していたが、頑張って飛んだのかほぼ定刻に到着。 今度はロンドン、ヒースロー空港まで1時間半ほどのフライト。平らかな国を飛び立つ。
ドラ・ド・ヨングの「あらしの前」「あらしのあと」は、オランダが舞台。「あらし」とは第二次大戦を指す。ちょっと辛い話だけど、オランダの一般家庭の生活が描かれている良い児童文学だと思う。と、オランダ上空で思い出す。
隣はパンクな若者。弁髪、もしくは昔の海賊風に頭のてっぺんの髪だけ残して、他はスキンヘッド。でも可笑しいのは残した髪の周りに花柄のタトゥーが入っていること(^^) オランダの人は花が好きだからタトゥーも花柄?ぷぷぷ。(一重の薔薇だと思うけど牡丹にも見える。) 見た目によらず(?)前の席の人に「眼鏡落としたよ」と教えてあげたり、テーブルを出すのを手伝ったら「ダンケ」とにっこり笑ったりする好青年だった。 #でも彼は見た目に主張があるので、見た目で判断して欲しいんじゃないかな。
以前に友達が「オランダ人は日本があまり好きじゃない」と言っていた。それは第二次大戦中の出来事と、それからの偏向による一般的な国民感情なんだろう。 「日本人が(旧)ソビエトがあまり好きじゃない」というのと一緒。
・・・なんてことを考えている内に雲でいっぱいのイギリス上空へ。ヒースローはロンドン郊外にあるので、スキポールからのフライトはグレーターロンドンの上を飛んでいく。テムズ川が地図の通りにうねっている。ビッグベンは川沿いなので見つけやすい。あれはサーペンタイン池とラウンドポンド。おぉ、あれが2000年に出来たというロンドンアイ(観覧車)。
入国審査は相変らず厳しく、列はなかなか進まない。30分以上並んで入国。出た所の両替所でクレジットカードのキャッシュアドバンスト(キャッシング)を頼み、とりあえず100ポンドを小銭を混ぜて受取。日本でT/Cを用意しても手数料かかるし、両替が手間だったりするので、いつもこれで済ませている。・・・まあ私のような質素な旅でしか勧めないけど。
チューブでロンドンの中心部へ向かう。先程の小銭で、自販機でゾーン1までの切符(3.60ポンド)購入、Baker St.駅 へ。 ここはロンドン動物園のあるリージェンツパーク近くで、マダム・タッソーやシャーロック・ホームズの事務所に程近い(笑)。駅にはパイプを咥え鳥撃帽を被ったシルエットが描かれたタイルが貼ってある。 目指すホテルではhotels-londonで予約した(ぴ)で通じて鍵をもらった。Room#1。半地下なので窓の防犯が気にはなるが、ロンドンだからこんなもんでしょう。
夕飯を食べに出ようと思っていたが、機内食の食べ過ぎで全然お腹が空かない。部屋に置いてあった女性誌を読み始めたら面白くて読みふけってしまった。 セレブリティスタイル、コンコルド搭乗記、姉妹関係、代理母、若年売春婦、お金をかけずに素敵なインテリア、等々。 はっと気付く・・・私はロンドンまで来て何でまた女性誌なんか読んでるんだろうか!(因みにスティングは今年50歳だって!あとアンジェリーナ・ジョリーの旦那サンは彼女の血の入ったネックレスをしてるんだって>ちょっとゲー。) しかし相変らず満腹だし、時差で眠いので、足の下に枕をひとつひいて就寝。
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