2002年05月25日(土) |
米国の地球観測衛星に搭載の日本製センサーが故障 |
「クローン人間は年末にも誕生」イタリア人医師、仏紙に(以上asahi.com)
録画してあった池澤夏樹さんのロング・インタビューと、山本容子さんの銅版画の番組を見た。銅版画の体験コーナーで「静かな大地」挿絵の秘密に触れてにやり。しかし挿絵のために実物を銅板に押しつけているとは・・・!
表参道は何度か通ったのに、ルイ・ヴィトン工事現場の光絵には気付かなかった。今度ちゃんと見にいきましょう。
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昨夜お友達からのメールでパンを所望された。 じゃあスペシャルな奴、作ります(笑)
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夜。ゴンチチの一番好きなCD "Gravity Loves Time" を聞きつつショートドライブ。・・・でもコンタクト入れた方がいいみたい(^^;
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読書。
宮部みゆき「淋しい狩人」(2002-075)☆☆☆1/2
連作短編集。東京下町、荒川土手下にある小さな共同ビルの一階に店を構える古本屋田辺書店の店主、イワさんと孫の稔が謎を解く。
・六月は名ばかりの月 キーになるのは「歯と爪」という本。 ・黙って逝った 302冊の本の謎。「旗振りおじさんの日記」。 ・詫びない年月 荒物屋の柿崎さんの家のご隠居が見た幽霊の話。 ・うそつき喇叭 怖い話。 ・歪んだ鏡 本に挟んだ名刺。「赤ひげ診察譚」。 ・淋しい狩人 未完の本を巡る話。
宮部みゆき「R.P.G.」(2002-076)☆☆☆1/2
ネット上の擬似家族の「お父さん」が刺殺された。
武上刑事と石津刑事の出てくる元の話を読んでいないので残念ではあるのだが、戯曲のような話の運びが面白かったといえば面白かった。
宮部みゆき「心とろかすような マサの事件簿」(2002-077)☆☆☆☆
「パーフェクト・ブルー」の登場犬&人物が謎を解く、連作短編集。 みゆきちゃんの本に出てくる、心に闇を持つ人々と、柔らかい光を持つ人々の両方がどちらも本当であるのが現実なのだろう。
・心とろかすような 進也と糸ちゃんの朝帰りから始まる事件の顛末。 ・てのひらの森の下で 時間に几帳面な加世ちゃんが巻き込まれた事件。 ・白い騎士は歌う ある事件の容疑者の身内が調査を依頼した謎。 ・マサ、留守番する 社員旅行の間に現れたウサちゃんから始まる事件。 ・マサの弁明 うれない作家、宮部みゆきが調査を依頼。
ロジャー・ゼラズニイ「伝道の書に捧げる薔薇」(2002-078)☆☆☆1/2
再読。
・その顔はあたまの扉、その口はあまたの灯 金星の海に棲むイッキーをつかまえるチャレンジの話 ・十二月の鍵 猫形態の人々の新しい故郷 ・悪魔の車 「ジェニー、車が野生になるのは何のせいなんだ?」 ・伝道の書に捧げる薔薇 この話が読みたくて再読した。地球の詩人と火星の踊り子。 ・怪物と処女 ショート・ショート ・収集熱 銀河系で唯一の知性を持った鉱物 ・この死すべき山 (この話はここに入っていたのか!時々思い出した)大気圏より高い山 ・このあらしの瞬間 ティエラ・デル・シグナスという星の大雨 ・超緩慢な国王たち 家臣を増やそうかどうか ・重要美術品 「美術館中に立っているものを本当に見つめる人は一人もいないからね」 ・聖なる狂気 P.K.ディック風。でもやっぱりゼラズニィ。 ・コリーダ 群集のどよめき。黒い二対の腕をもつ姿 ・愛は虚数 <別時間>への監禁。 ・ファイオリを愛した男 ファイオリに見えるのは生者だけで、死者は決して目にはいらず、そして 彼女達はこの全宇宙でもっとも美しい女の姿をとる、といわれている。 ・ルシファー そこは人びとの死にたえた都市の静まりかえった中心だった。
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