2001年12月08日(土) |
インプットの多い一日。 |
休みの日に何か計画を立てると、予定がどんどん割り込む。 それはそれで良いことだけれど。
朝、のんびり支度をして出かけた。目的地は渋谷。
まずは自分への誕生日プレゼントに買おうと思っていた、 マグリットの香水を嗅ぎにSPRジャパンショールームへ。 ( http://www.sprjapan.com/brand/magritte.htm ) 人生華やかなりし頃はジバンシーのフルールダンテルディを 自分の定番にしていたけど(今でも人込みで嗅ぐと懐かしい) 香水をつけなくなって久しい。 匂いが合わなければ買わないつもりでテスターを嗅ぎに足を 運んだのだが・・・土日祭日お休み! (ショールームご案内には書いてなかったじゃな〜い!!) 追記 その後の顛末は12日付の日記にあり。
悲しみにくれつつお昼を軽く食べ、次の目的地へ向かう。 途中で十数年前に上司に連れていってもらったチャイニーズの 店を偶然発見。感動。
それから國學院大學へ向かう。寮美千子さんの講演を聞くため。 関係ないけど國學院大が渋谷にあるって今回初めて知った。 #それで國學院に通ってたKさんは渋谷に住んでたんだな!と、 十数年ぶりに気がついた。
國學院大學児童文学会主催の講演。 「物語の力−文学は世界に何ができるか?」というテーマで 作家の寮美千子さんのお話を1時間半拝聴。 寮さんの著作には「この本は私を何処へ連れて行くのだろう」と いうどきどきわくわくがある。 講演の内容でも何処へ連れて行かれるかどきどきした。 #最後「ちゃんと終わるか」どきどきもしたけど・・・(^^; 寮さんが宇宙について話すと、時間と空間をダイブするような 不思議な気持ちになる。
「自分の物語を生きるべき=人権」という結びで「自分の物語を 生きるのは実はとても辛い、でもそれは本当に面白いこと」と仰る 御顔を拝見して、あぁ来て良かった、と思ったことだった。
それから、寮様御一行で氷川神社へお参り。
後の予定があるので途中で失礼して、下高井戸へ。 「地球交響曲<ガイアシンフォニー>第四番」を観た。 今回の出演者はジェームズ・ラブロック、ジェリー・ロペス、 ジェーン・グードル、名嘉睦念の4名。 さっき聞いた寮さんの講演の内容と重なる部分が多かったりして 話を聞いて自分が連想したことも画面の内容と重なってぐるぐる。
"レジェンド・サーファー"ジェリー・ロペスの言うことが沁みた。 サーフィンは他のスポーツとは違う、とサーファーの多くが言う。 よくセックスと比べられる。(ボードに塗るのはSEXWAXだし。) 何かがあるのだろう。 ジェリーは「海にプラグ・インしてパワーを貰う」と言っていた。 つくづく不思議なスポーツだ。 彼から21世紀の子供達へのメッセージ "Keep Paddling"。 なんてクール!
動物学者ジェーン・グードルの英語の発音にうっとり。 彼女が動物に興味を持ったきっかけは「ターザン」だったそう。 死に別れた人達の魂が自分の周りに戻ってくると言っていた。 これは本当に戻ってくるのか、自分の中に相手の一部をコピーして それを呼び出しているのか。 記憶と霊についての長い間の疑問。答えは見つからないのだけど。
ジェームズ・ラブロック、名嘉睦念の章でもいろいろ思った。これは 寮さんの講演を聞きながらも思ったことだけれど。 エントロピーは増大するが、無限の、減らない何かがあるとしたら 幸せとか愛とか、そういうもののことだろうか。 インターネットのフリーウェアみたいだな。 「天の倉に徳を積む」っていうのは無限という考えとは矛盾するな。 やっぱり私は神は信じるけど宗教は信じられません。
映画の興奮さめやらぬまま、次の予定への移動。 京王線にのって、渋谷から来るときに井の頭線を使えば、とっても すぐ来られたことに気づいた。(行きはわざわざJRで新宿に出た。) あ、でもこれも十数年前に同じ出来事があったぞ。 今日はよく十数年前のことを思い返す日だ。
知人宅で飲み会。 割とすぐ酔っ払ってしまったので何を話したかあまり覚えてない(^^; 水のような日本酒に「冷やまたはロックで」と書いてあって、両方 試したけど冷やの方がよかった。 「味がしっかりしてないと冷やしすぎると負ける」と習った。 でも水のような日本酒って誉め言葉にも使うんだよね? うーん、日本酒は奥が深いのだった。
* * * 拾遺(12月10日追記)
読んだ本。
星新一「明治・父・アメリカ」☆☆☆1/2
ユニークで面白い星新一さんのご尊父の伝記。 これ読んでから「人民は弱し 官吏は強し」読めば良かった。
書き忘れ。
ガイア4番、ジェリー・ロペス氏の足の裏に注目。 長年ボードに乗ってきた足の裏はちょっと違う(^^)
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