いいことあった
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A.ランシング「エンデュアランス号漂流」☆☆☆1/2

 南極大陸横断を企て、流氷に囲まれて船を失い、17ヶ月。
 全員生還したことを知っていて読める幸せ。
 でも「辛そう」なんて生易しいもんじゃなかった。

 スコット隊の "Antarctic Tragedy" は英語の教科書で、
 訳しながら辛かったけど、同じような状況下で、生還した
 彼らは本当に凄い。深く尊敬する。

 イギリス人の不屈の精神って、何なんだろうね。
 「困難に遭えば遭うほど喜ぶ」と言われるその国民性。

 イギリスのグリニッジパークにある海事博物館では、来年の
 1月22日まで南極関連の展示中らしい。
 http://www.nmm.ac.uk/south/info.htm

 この博物館は、ネルソンが最後の海戦で着てた(血のついた)
 オーバーとか、スコット隊の残した装備(ペミカン実物)とか、
 これでもかとイギリスの威光(かつての)を見せつけられる。
 行く価値、ありあり。

カール・セーガン「コンタクト」☆☆☆☆

 最後の1行のために読んだような本。

 良かった。

 この本を原作にした映画は、ジョディ・フォスターが主演
 だったので、ロードショウで見にいった。(好きなのだ。)
 #映画ではあんまり綺麗じゃなかったけど>ジョディ。
  「リトルマン・テイト」の彼女が一番好きだ。
 でも原作の方がずっと良かった。

 マグリットのドア、私もくぐってみたい。何に逢うだろう。

 この世界の秩序を作った何物かがいるなら、感謝したい。
 ユークリッド幾何学に宗教的な啓示を感じる気持ち。


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