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2012年01月02日(月) ヒモ候補

ワタシは仕事のグチというものを、ほとんどきょんに話しません。
ナナにいたっては、グチどころか仕事の話すらほとんどしません。

前者については、まず「グチを言う」ためには、その嫌なことを思い出さねばならないのが非常にめんどくさく、また、嫌な思いの追体験をするのもバカバカしいからであります。
あとは、一緒に仕事をしているなっちゃんがいるので、その場で「この仕事やり直しになっちゃったよー(´д`)徹夜したのにさー」とか、「打ち合わせ行ったら1時間待たされたよー」などと話せば、「あらかわいそうにー」とか「大変だったねー」とか言ってもらえるので、それで気が済んでしまうんですね。
なっちゃんに対しては、単なるグチでなく、業務報告も兼ねていることもあって、なおさら話しやすいわけなのです。

後者、ナナに仕事のことを話さないことについては、ナナはワタシの仕事のことをよく知らないので、いちいち説明しなければならないのがめんどくさいのであります。
ナナは聞きたがってくれるのですが、それでも「ナナにとってはワタシの仕事の話なんぞつまらなかろう」と勝手にワタシが思ってしまい、話しづらい、という側面もあります。

かように、黙々と仕事をしている(フリをしている)じょりぃなわけなんですが、寝不足が続いてくると「眠い」とか「頭が痛い」とかは、きょんとなっちゃんには言います。
体の変調や、どこが痛い、フラフラする、といったことは、割とマメにきょんに報告します。
以前どこかで書いたことがありますが、これをするのは、ワタシがもしバッタリと倒れたときに、これらの変調をお医者様に説明してほしいからです。
あとは、具合が悪いとやはり無口になったりむっすりしてしまったりするので、「キゲンが悪いわけではないよ」というお知らせを兼ねているということもあります。
なっちゃんに体調不良を話すのは、なっちゃんの場合、たいていなっちゃんから「今日頭が痛いんでしょ」とか「気持ち悪いの?」とか察してくれちゃってバレバレになるので、「うん、実は・・・」と話すことになります。
なっちゃん、おそるべし。
ちなみにきょんは、ワタシが話さない限り、顔色の悪さすらたいてい気づきません。(これはこれで楽ですが)

さて。

年末になってちょいと仕事が忙しくなり、朝きょんが起きてきたときに、ワタシがまだ仕事をしている、なーんて日が続きましてね。

「おはよう・・・まだやってたの?」
「うん。もう少しで終わ・・・らないけど、でもこれから少しだけ寝るわ」
「うん」

なんて具合。

で、つい最近の朝。
寝起きのきょんと、起きっぱなしのワタシが顔を合わせまして。
そうしましたら、きょん様、久しぶりにこれを言いました。

「仕事、やめちゃえばー?」


これは、きょんがいよいよワタシの体(と心もかしら)が心配になってくると出てくるセリフであります。

「そうだねえ。じゃあ、いよいよしんどくなったら、お言葉に甘えてやめさせてもらいますわ(笑)」とワタシ。
「うん。あたしがじょりぃを食わせてあげるから、安心してやめていいよ!」

あらありがたい(笑)

今まで何度か冗談で「きょんに食わせてもらおうかな」と言っても
「それだけは絶対にイヤヽ(`Д´)ノあたしが食わせてもらいたい!」と言っていたきょんなんですが。

このときは、ワタシがよほど疲れて幽霊のような顔をしていたのかもしれません。

しかしまあ、忙しいワタシをねぎらうための冗談とはいえ、「あたしがじょりぃを食わせてあげるから、安心してやめていいよ!」というひとことは、なんだかほっこりといたしまして、ありがたいことだと思いながら、ワタシはまた仕事に戻りまして。

その日の午後、ふたりで食料の買い出しに出かけましてね。
ワタシが車を運転したのですが、どうにも頭痛がとれなくてですね。

「薬が効かないなぁ・・・頭が痛いや(´・ω・`)」とつぶやくワタシ。
「あたしの車で来ればよかったね。ごめんね、気がつかなかった(´д`)」
「頼みたいときは頼むんだから、気にしないで(笑)」

そして運転を続行しておりましたら、隣できょんが、なんかマジメな顔してぶつぶつ言ってるんですよ。

「今朝、あたしが食わせてやるなんて言っちゃったけど、あたしの給料でホントにじょりぃを食わせていけるだろうか・・・節約すればなんとかなるかなぁ・・・」 と。


「え! あれ、マジメに言ってくれてたの?」とワタシ。
「うん(・_・)」
「そんな、大丈夫だよ(笑) もしいよいよイヤになっちゃって今の仕事に見切りをつけたら、どんな仕事だってお勤めして、自分の食い扶持くらいは稼げるから(笑)」
「そーお?」
「そりゃそうだよ(笑) きょんの少ない給料をあてにするわけにはいかない(笑)」
「そうか」
「でもありがとう。あんた、いい女だな」
「ふふふ。そうでしょう。 なんでそれがいい女なのかわからないけど、いい気分だから納得しておくわ!」
「うん(笑)」


ホントに、自分の少ない稼ぎだけで、ワタシのことはのんびり休ませようとしてくれたのかー。
と思ったら、なんかちょっとじーーーんときちゃいましてね、ワタシったら。

ちっとも現実的ではない、「あたしが食わせてやる」発言でしたが、
「そんな風に思ってもらえるんじゃ、まだまだがんばって仕事するぞー( ^ ω ^ )」と、元気が湧いてきてしまった不思議。

ありがたいなあ。しあわせだなあ。
この人を大事にしたいものだなあ。

なんてことを、寝不足で筋肉痛みたいになってる脳みそで考えて、ナチュラルキラー細胞を増やすことができました。

まあ、みなさまもご承知のとおり、あんまり大事にできてないんですけどね。
( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \





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