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ナナとラブホに遊びに行くことについて、それをきょんに打ち明けるかナイショにするか。
さあどうしようワタシ。
と、ささやかにワタシは悩んでおりました。
以下、ワタシのしょーもない葛藤内容。
●ラブホに遊びに行くといってもえっちするわけじゃないしー。友だち同士だしー。 なんかわざわざ言うほどのこともなくない?
●しかしそんな、わざわざ言うほどのことでもないことならば、言ってもどうってことなくない?
●どこに行くとまで言わずに、「ナナと遊びに行ってくるー」って言って出かければそれまでなんだけどもー・・
●しかし、後でうっかりバレたときに、「なんで隠してたの?」ってことになると、さすがに雲行きがあやしくなりそうな気が。 やましいところは何もないのに(ええと、ワタシの気持ち以外)、余計な疑念を持たれて面倒なことになるのは、なんか損だわー。
●でも、ワタシが「うっかりポロッ」をやらなければ、バレっこないっちゃーバレっこないんだよねー。
●しかし、「うっかりポロッ」よりも問題なのは・・・
ラブホがあまりにも楽しかったりおもしろかったりネタ満載だったりした場合、 ワタシ、きょんに話さずにいられないと思うの!! こんなことがあったんだよ!って、話したくてうずうずしちゃって、我慢してるとじんましん出たりしちゃうと思うの!
・・・とまあこのような葛藤を経まして、結局「隠し事をするとあとあとめんどくさいし、じんましんまで出ちゃうかもしれない」という結論になりましてね。 きょんに正直に話しておこう、と、こう決めたわけなんですよ。 とはいえナナにナース服をわざわざ着てもらうことは伏せておこう。うん。そうしよう。
でもなあ。 もし話した結果「ちょっとそれ、どうなの?」とか言われちゃったらどうしよう! 「ついでに言わせてもらうとさー、前々から変だなと思ってたんだよね、あなたたち。ホントにただの友だち?」とか言われちゃったらどうしよう! どうしようって一人前に悩んでみたりしてますが、実際のところホントにただの友だちなんで悩むこともないんですけどもネ ァ'`,、('∀`)
もしそういう展開になってしまったら
「あなたの気にさわるなら行かない。ごめんごめん」
これでいこう。ナナとそのラブホに行くのはやめよう。その場で即決しよう。 ナナには悪いけど、独断で決めさせていただこう。 って、誰にいちばん悪いって、きょんに悪いのかしらこういうのって。 そして誰が悪いかっていうと、これはもう間違いなく ワ・タ・シ☆
さて。 言うぞ。 話すぞ。 打ち明けるぞ。
と決めたのが、きょんと一緒にスーパーで食材の買い出しをしているときでございます。 なんかこうね、良いじゃないですか、日常すぎるほど日常のワンシーンに、さりげなくなにげなく切り出される、友だちとラブホに行くという話。 ドライブに行く前に「ガソリン入れてく?」と話すような、 動物園を歩きながら「どの動物のペニスがいちばんご立派か」と談笑するような、 そんな日常のワンシーンと、同等。
とてとてときょんと並んで歩きながら、ワタシは緊張しつつも、見事にさりげなくなにげなく言ってみました。
「あのさー、ナナが勉強つきあったお礼してくれるって言ってくれたんでさー、 ならワタシと一緒にラブホ行ってって頼んでみたんだー」
「え? ちょっとー!」
予想外に、きょんが厳しい顔でワタシの方を振り向きました。
や、 や、 や、
やばいかもな展開?!( ´;゜;ё;゜;)
と、瞳孔と全身の毛穴がぶわっと開いたワタシに、きょんが重ねて言いました。
「声が大きいよ!」
(°▽°)
どうやら緊張していたせいで、「ワタシと一緒にラブホ行ってって頼んでみたんだー」が大音量になっていたらしいですワタシ。
「ナナと一緒にラブホに行ってこようと思うんですが」
小さな声でもう一度言ってみました。
「なんでまたラブホ?」ときょん。 普通に。あんたも好きだねー、めいて。 「きょん、一緒に行ってくれないしさー。この際だからナナにつきあってもらって行ってこようかと」 「ふーん」 「あ、やらしいことは一切しないです。もちろん」 「・・・」 なんかナナメ下目遣いに一瞥されました。わざわざ言うことではなかったかもしれません。 「それでもきょんの気にさわるようならやめておくけど(´∀`;)」 「なんだそりゃ。変なの。 でも別に気にさわらないから行ってくれば?」
ほーーーーーーっ(*´д`;)------3
途端に舌がなめらかになるワタシ。 もう味蕾とかもなくなって、つるっつる状態のワタシの舌。 ワタシとナナはただの友だちですが、ワタシはナナワタなんて書いてる身ですからね。 罪悪感がワタシを饒舌にさせるわけです。舌がつるっつるになっちゃうんです。
「でね?こないだナナが来たとき、どこに行こうかってラブホ検索したのね。でね?こーゆーとこ見つけてさー。 外観がこうで、部屋がこんな感じで、こういうサービスがあってさー・・・」ぺらぺらぺらつるつるつる 「あ!そこってもしかして○○○のあたりじゃない?」 「そうそうm9(・∀・)それだよ」 「あたしもあそこ気になってたんだよ! こないだ研修行くときにそば通ってさ。 心躍るこの建物はいったいなんだろーって。そうかー、ラブホなのかー。」
このラブホ、すごいなー。 ナナもきょんも通りすがりに魅了する、おそるべしホテル。 乙女ほいほい と名付けたくなります。 ホテル・乙女ほいほい。 誰も来ないか。
せっかくですので、ここから先の脳内BGMはイーグルスの『ホテルカリフォルニア』にしてみてくださると、きっと良いことが。 その際はサビの部分の「ほってーる かーりふぉーにゃ♪」のところは「ほってーる おとめほいほいっ♪」に変えてくださいネ☆
「中も楽しそうなんだよ。これこれこんな具合にくつろげそうでさー」とワタシ。 「いいなー。あたしも行きたいなーそこなら」
え!
な、なんか、ナナと先に行ってきちゃうと悪いのかな! きょんも行きたいなら、きょんと一緒に行くことを優先しないとアレなのかな! でももうナナと約束しちゃってるしな!
と思ったワタシが言い放った提案がこちら。
「あ、じゃあさ、あの、一緒に行く? 3人で(´∀`)」
って、自分で言っておいて、えええええええΣ(´д`)
きょんと一緒でも楽しそう。 ナナと一緒でも楽しそう。
でも
3人一緒って、ワタシ全然楽しくなさそう(´д`)
てか、誰も楽しくないか。なんとなく。
と思いつつも、なんか、舌がつるっつるのせいか、話が止まらないじょりぃ。
「あなたも一緒でいいか、ナナに聞いてみるよ!」
聞きたくねえーーーーーーー。 <アホか
「まさか。あたしは行かないよ(笑)」 ときょん。
ほーーーーーーっ(*´д`;)------3
「じゃあ、ワタシがナナと行ってきてみて、楽しかったら今度はふたりで行こうか」 「そうだね」 「ラブホだけど?」 「ラブホっぽくないかもなんでしょ? だったらいいよ。それになんか楽しそうだし」
ふーーーーん。
最初からきょんを誘ってみても、案外すんなり一緒に行ったのかしら、このホテルなら。
てか、このラブホ、ホテル乙女ほいほい、すごい吸引力じゃないですかマジで。 何この魔法っぷり。 ワタシ、今度生まれ変わったら、このラブホになる!ウソだけど!
まあとにかく。
これできょんに後ろ暗いところなく、ナナとラブホでしっぽり・・・じゃなくて、ぐうぐう寝てこられます。 よかったよかった( ^ ∀ ^ )
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よかったよかったじゃねえよヴォケ。<モラルの神様の声
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