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2011年07月03日(日) |
実験しよう('∀^)/『気化熱』 |
少し前に書いたテキストを見つけたのでアップさせていただきます。 ---------
電力足りなくなっちゃいそうだから、この夏は節電頼むでーーー。
となっているらしいこの夏。 暑がりんぼうなじょりぃには厳しい夏になりそうなわけですよ。 「計画停電、ホントは必要なかったらしいよー」なんてウワサも飛び交っている中、まあ正直「そのウワサが本当ならやってらんないよなー」と思う自分がいないでもない。 いないでもないんですが。
電気が足りないのが本当であろうがウソであろうが、 節電てーのは、なんか、良いことらしいではないですか。 てことで、まあこの夏は節電しようと思っているわけですよ。 夏場はエアコンのないところには出かけない、と日頃高らかに宣言しているワタシですが、この夏は自分ちでは可能な限りエアコンを使わないようにがんばってみようかな、とか思っているわけですよ。(赤ん坊のナモちゃんがいるときは除く)
で、考えました。 どうすれば涼しくなるのか。 どうすれば電気を使わず涼しくなれるのか。
世の中には、気化熱なるものが存在するらしいではないですか。 気化する際に要する熱量、それが気化熱。 人が汗をかくのも、気化熱を利用して涼しくなろうという、姑息な じゃなくてすばらしい身体機能なわけですよね。 汗が蒸発するとき、すなわち気化するときに、体温が奪われ、あら涼しいという、それが人体が活用している気化熱。 ウチワあたりが「オレ、もうずっと前からそれでおまえらに貢献してっから」とか威張りだしそうな、そんな気化熱。
では、もっともっと気化するようにしむければ、もっともっと涼しくなるんではないかいな、と。
そう考えたじょりぃは、「じゃあ、濡れたTシャツ着ればいいんじゃね?(・∀・)」と思ったわけですよ。 濡れてればね、これでもかっつーくらい気化しそうじゃないですか。 山で遭難したときに命取りになるのも、雨が降ったりしたときに服が濡れたせいで体温が奪われてしまうから、なんて話を読んだこともありますし。
てことで。 さっそく実験してみることにしたのが、5月のとある暑かった日でございます。 ワタシはTシャツをわざわざ水で浸し、その後脱水にかけ、にこにこしながらそれを着込みました。 以下、そのときのメモを元にしたためていきます。
脱水したTシャツを着たじょりぃ・・・というか、まず着るのに苦労しました。 濡れてると、すごく、着づらい。 そして
すごく・・・すごく・・・気持ち悪い・・・です・・・。
濡れたモンを着るのが、これほど気持ち悪いとは思いませんでした。 でもがんばって着ました。 しばらくすれば慣れるかな、と思ったんですが、しばらくしても気持ち悪くてまいりました。
しかし、うん。 確かに涼しい。 かな?
・・・・・。
涼しいというより、冷えます。 何かこう、悲しくなってくるような冷え方です。 その日は暑かったので、ぶるぶる来ちゃうような冷え方では全然なかったのですが、 でもなんか、こう、わびしい冷え。 蒸し蒸しとぬるまったいのに、きっちり冷えます。 服は体にまとわりつきまくってますし。
暑い日に、「冷たきゃ涼しいだろ( ^ ω ^ )」てな感じで、冷蔵庫から出したばかりの一昨日のごはんをあたためずにそのままぼそぼそと食べているような。 それもおかずなしで、ごはんだけ食べているような。 そんなわびしい気分。
そして、とにかくお腹が冷えるんですよ! しかも、なんかヤバい冷え方です。 あと、肩が冷えます。 どちらもあまり冷やしてはいけない部位だと思うんですが、そのへんが集中的に冷えます。 とにかくお腹が。これ、このままだと大変よろしくなさそうです。
ということで、途中からTシャツの下に、お腹にタオルを巻いてみました。 すごくカッコ悪いシルエットになりましたが、背に腹は代えられません。 腹を背に変えられれば、あるいはナイスな状態になったかもしれませんが、それもほら、人体構造的にけっこう難しそうですし。
タオルを巻いたら、一時的にホッとするようなあたたかさを確保できたのですが。(涼しくなろうと思ってやっているのに、あたたかくてホッとする矛盾)
じきに、Tシャツの湿気を含んで、タオルまで湿ってまいりまして。 お腹はふたたびひんやりと。
Tシャツ、さすがに綿100%だと濡らしたときに重そうですし、山でも「綿は着るな」って言われてるらしいので、通気性の良い素材のものを着ていたもんですからね、Tシャツは思っていたより乾燥が早かったんですが。 タオルは綿でございましょ? なもんで、Tシャツが乾いてからも、タオルはしっとり。 タオルが巻いてあるお腹ばかりが冷えます。 しかも、自分の体温であったまる感じもあって、生ぬるく冷えます。 カンペキに冷えてしまえば「タオル巻くのやめよ」と思えたんですが、生ぬるいもんですからそのふんぎりがなかなかつかず。 結果、お腹だけ冷え続けることに。
あともひとつ。タグ。 こいつがですね。小悪魔のようにワタシをなぶり続けます。
襟元についているタグではなくて、脇腹のあたりに、洗濯の種別とか品質表示のタグがついているではないですか。 このTシャツのそれがですね、素材が何か、特殊な感じでして。 ビニールのような紙のような布のような。とにかく、ある種の気概に満ちた素材なんです。 どんな気概かと言いますと、
「オレ、一度濡れたら、乾かないことに決めてるんだ。それがオレってタグの、証明」
という、そんな気概。 ちょっとニヒルな気概。
つまり、Tシャツは乾いてサラサラになったんですが、脇腹のタグの野郎、オレってタグの証明をしたがってるもんですからいつまでたっても濡れていて、しかも冷たいったらないんです。 そりゃもう、機嫌の悪いときのナナやK姫くらい、冷たい。
たまに脇腹にタグが触れては、「ひゃんっ」と、萌え系アニメの登場人物のような、声にならない声をあげるじょりぃ。 脇腹っていったら、人体の中でも感じやすい部位のひとつでございますからね。ひゃんっ て声も出ようというものですよ。 飛び上がるほど冷たく感じますし。
この実験のせいで、この日の夜は冷えによる腹痛で苦しむことになったじょりぃ。 アホかワタシは。 冷えたときのお腹の痛みって、キリキリして痛いんですよねー。
結論といたしましては。
暑さ対策に、濡れた服を着込むのは、適当でない。
こうなりました。 節電に貢献できない結果となりまして残念です。
しかし、今ひとつパッとした結果が出なかったのは、暑かったとはいえ、まだ5月だったということもあるかもしれません。 真夏のクソ暑いときであれば、タグの冷たさが、砂漠で出会ったオアシスのように感じられるかもしれないではないですか。
ということで、真夏のクソ暑い日に、またあらためて実験してみようと思います( ^ q ^ ) <懲りないバカ
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