今日も今日とて
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2009年03月12日(木) |
彼女の気の力学は、太極拳に似ている |
マシマロでもちらりと書きましたが。 ひっさーーーしぶりに、りっちゃんとデエトしてまいりました。
相変わらずの、ふわふわな雰囲気と見事にピントのずれた様。 ココロ和みます。 でもたまにズバッと切れ味鋭いことを言い放つので、油断はならないのがりっちゃんなんですが。
今日は、数日前に 「おさかな飼い始めたんだ( ^ ∀ ^ )見においでよ」と誘ったら 「いいのー?」なんつってやってきてくれたんですけども。 裁縫上手なりっちゃんに水槽カバーを作ってほしいなーというしたたかな目論見もありましたので、いろんな意味で手ぐすねひいて今日という日を待っていたじょりぃだったわけですよ。
なのに。
誘ったくせに、誘ったことをコロッと忘れたじょりぃ。 楽しみにしていたのに忘れましてね。 昨夜遅くに、りっちゃんからメールが来ました。
「明日、何時頃行ってもいい? 8時か9時頃なら、じょりぃちゃんの仕事のジャマにならないかな?」と。
「うん。それくらいでも大丈夫だけど。 りっちゃん、ごはん食べてきちゃう? もしよかったら、一緒に夕飯食べない?」
「えー。いいの? じょりぃちゃん、忙しいんじゃないの? あたしは一緒にごはん食べられればうれしいけど」
ああ。 りっちゃんと話していると、なんだか自分がとっても大事にされている気がします。 じょりぃ感激。
で、りっちゃんがやってきまして。 小さな水槽の小さなおさかなを眺めながら、あれこれと話しまして。 りっちゃん、パソコン買いたいらしいんですよ。(今んとこ持ってない) しかもネットやりたいらしいんですよ。(今んとこやってない) それもeモバイルとかでやりたいらしいんですよ。 それを聞きましてね。 ワタシったらホントに親切で有名なもんですから。
「設定とか、わかりそう?」と。
実はワタシも、最初のネットの設定ってえらく苦手なんですが。 苦手なもんで、いまだに家でも有線LANですし、モバイルネットワークも憧れつつも手が出せずにいるわけなんですが。
「全然、何もわからない。たぶん自分じゃムリ」と、りっちゃん。 「じゃあさ、パソコン買ったらそれ持ってうちにおいでよ。設定してあげる( ^ ∀ ^ )」 「ホント?! じょりぃちゃんてすごくやさしいー(*´∀`*)」 「ふふふ。まあね。ワタシがやさしいって、ホント有名だからね」 誰も言ってくれないけどね。
設定してあげながらりっちゃんのIPアドレスをメモして、存軽関係すべてアク禁にしようとか、もちろんそんなことは全然企んでおりませんよいやだなあ。 そうだ、この手でナナがネット始めたときもワタシが設定してあげればいいんだ! ワタシってアタマいい! すごく卑怯者だけど! てかこれって犯罪?!
で、食事に行くことになりまして。
「じょりぃちゃん、飲みたいでしょ? あたし車出すね」とりっちゃん。 「いやいや。ここまで既に運転してきてるんだし。ワタシが出すよ」 「えー。 大丈夫だよ?」 「まあ、いいから、乗って乗って( ^ ∀ ^ )」
りっちゃん、ワタシの車の助手席に乗り込みまして。 というか、ワタシが無理矢理乗せまして。
「ただね。ほら。ガソリンメーター見て」とワタシ。
「・・・C?」とりっちゃん。
それは水温計だっつーの! 毎日自分だって車運転してるんだろっつーの! わざとボケとんのかおまえは!
「いや、それは水温計。ガソリンはこっち」 「あははは・・・Eか。 って、ガソリン全然ないじゃんね、じょりぃちゃん(゚Д゚;)」 「うん、そうなのだ。ドキドキしながら走ろうね( ・∀・;)ハァハァ」 「え・・・やっぱりあたしの車で・・・」 「人生はスリルなのだ!」
てか、途中でガソリン入れればいいのにワタシ。 給油って死ぬほどめんどくさいんですもの。なのでこのままドキドキドライブ決行ですよ! りっちゃん、かなり不安そうだったけど!でもにこにこしててくれてるからいいや!
道中、月が赤くて大きくて怖い!とか言いながら車を走らせていたんですが。 途中でりっちゃんが「じょりぃちゃん、あたしね・・・」と。深刻そうに。
「どうしたの?」 「あたし、すごく大事なことが、思い出せなくなっちゃったの。 じょりぃちゃん、一緒に思い出してくれない?」 「え! りっちゃんて記憶力に自信があったんじゃないの? しかも大事なことって・・・何を思い出したいのだ?」
てか、「一緒に思い出して」なんて。 もしかしたら、ふたりのちょっとした蜜月なあの頃の秘め事かなんかですかな! ・・・・って、なんかあったっけ?(°▽°)
「あのね? あたしが2番目に勤めた会社、Kプランニングって覚えてる?」 とりっちゃん。 「うん」 「その会社までの道順が、どうしても思い出せなくて・・・」
は い ? (°▽°)
「・・・大事なことって言ってなかった?今」 「もしかして、大事なことじゃない?(*・∀・)」 「さあ・・・どうなのかな・・・その会社に思い入れがあったの?」 「全然。まったく(・∀・)」 「じゃあ大事じゃないんじゃない?」 「あ、そっか」 「それはともかく、道順が思い出せないって・・・まるで思い出せないの?」 「あのね、その会社の姿と、だいたいあのへんかな?っていうのは思い出せるんだけど。 でも、細かい場所や道のりが思い出せないの」 「てか思い出さなくてもいいような気も」 「そっか」
もうちょっと色っぽい話がよかったな・・・( ´_ゝ`)なんなのこれ
で、店に入りまして。 あれこれと話しているうちに、そうだそうだ、りっちゃんのご両親はお元気かしらと気になりまして。
「りっちゃん、お父さんとお母さん、元気?」と。 「うん。元気」 にっこり 「それはよかった」 「でもちょっと心配」 「何? どしたの?」
何か病気とかかな・・・。
「あのね、テレビ見てたのね、お父さんとお母さんと」 「うん」 「で、お父さんが、テレビに映ってる人見て『あの つの がさー』って言うの」 「??うん」 「で、お母さんがそれを聞いて『つの じゃないでしょ。 かく だよ』って」 「???うん」
「心配でしょ?」
「いやごめん。全然わかんない」
「テレビに映ってたの、元ジャイアンツの角(すみ)だったの。 ね。心配でしょ?」
なんとなくオマエモナー(°▽°)
「それにね、マラソンの、高橋選手とかの監督した人いるじゃない?」とりっちゃん。 「ああ、小出監督?」 「そう。 その人のこと、お母さん、『いで監督』って言うの。 小(こ)が抜けっぱなしなんだよね。それも心配」
なんとなくオマエモナー(°▽°)
「でもうちの親のそーゆーのって、前からだから、別に心配いらないんだけど。あははははは」
ならなんで話すのカナー(°▽°)
なんか、穏やかでゆるやかな破壊力を持っております、りっちゃん。
帰りに「よし!Kプランニングの道順を探す冒険に出るぞ!」とワタシ。
「えええ? ガソリン全然ないじゃんね? やめようよー」 「りっちゃん、時間忙しい?」 「全然」 「もうワタシと一緒にいたくない?」 「(笑)いたい」 「じゃあ行こう(・∀・)」 「ガソリンなくなったらどうするのー?」 「動かなくなる(´∀`)」 「それだけならまあいいか(´∀`)」
りっちゃんがアホでよかった。
車を走らせながら 「ガソリン的に、道に迷っている余裕はない。フォースを信じて一気に見つけるんだぜ?」とワタシ。 「ものすごく自信ない」 「ワタシもない。でもたぶん、りっちゃんより覚えてる('∀^v)」
バッチリ道に迷いました。
Kプランニング、見つかりませんでした。
「まあ、だいたいの感じはつかめたな」 <見つからなかったくせにどこまでもえらそうなワタシ 「うん。ホントにだいたいだったけどね」 ズバッ 「ところでりっちゃん」 「はい」 「マジでガソリンがヤバイ。もうすぐ止まると思う」 「どうしましょうか」 「ちょうどあそこにガソリンスタンドが」 「入れます?」 「はい」
とことことこ。と、ガソリンスタンドへ。 はーー、助かったーーー。冷や汗かいた!(なら最初からガソリン入れろと) スタンドはなんだか混んでいて、並んで待つほどでした。
「あ、ここ、○○(スタンドの名前)じゃん。あたしカード持ってるよ(・∀・)」とりっちゃん。 「へー」 「少し安くなるよ。 使う?」 「んー」 <めんどくさい 「あのね、ポイントもたまるの」
ポイントでりっちゃんがトクするなら借りて使うのもいいかな、と思い始めるじょりぃ。 そのあいだもりっちゃんは、どこどこでもポイントたまってー、そのポイントはどこどこでも使えてー、とか、 なにしろガソリン安くなるよーとか横で一生懸命話してくれております。
「車のナンバー違ってると使えない、とかではないの?」とワタシ。 「それは大丈夫。そういうカードではないから」 「そう。 じゃあ」 使わせてもらおうかな。 と思ったら
「あ、でも、このカード、口座から引き落としになるんだった。やっぱ貸せないみたい ァ'`,、('∀`)」
今までの講釈はいったいなんだったんですかな!
やっと給油の順番になり、店員さんが窓ガラス拭いてくれたり、「これどうぞ」と中を拭くタオルを渡してくれたり。
「ねえねえ、あたし、じょりぃちゃんに教えてほしいことがあるんだけど」 と、ちょっと真剣な顔でりっちゃん。 「なあに?」 なんだろこの聞き方・・・ドキドキ。
「今みたくさー、スタンドで『どうぞ』ってタオル渡されるとさ、すごく真剣に拭いちゃうじゃない? 何かに突き動かされるように拭いちゃうじゃんね? すごく一生懸命になるじゃない? それってどういうことなのか、心理学的に詳しく説明してくれない?」
無 理 (°▽°) てか何その質問・・・あなたそんないっしょけんめー拭くの?
久しぶりのりっちゃんのほよよんパワーに押されっぱなしで家に帰ってまいりまして。 リビングにいるきょんに「ただいまー」と。
「おかえりー。 水槽カバー、作ってもらえそう?」 「あ! 話すの忘れた!」 「あんだけ意気込んでいたというのに。あんたはアホか(´д`)」
やれやれ。 またりっちゃんを誘う口実ができてしまいました。うほっ。
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