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2008年12月21日(日) 貧乏を楽しもう企画

先日ナナとデエトしたときのことであります。

「准看やりながら高看の勉強となるとさー、あたし、なんか、すごい貧乏になりそうだよー(´д`)」とナナ。
「そうか。しかし貧乏ならワタシも負けないぞ(・∀・)
 今後、あなたに今話したような進路に変更すると、ワタシのほうこそ貧乏だ。
 貯金食いつぶす生活になりそうだしなぁ」
「困ったもんだねお互いに(笑)」

はははは。
と、貧乏くさい乾いた笑いを交わした後に

「ねえ、じょりぃってさ、ホントの貧乏になったことある?」とナナ。
「ホントの貧乏って(笑) どれくらいの貧乏だ?」
「もう明日から食べるもんないよー、ってほど切実でなくてもいいんだけどさ(笑)
 お金なくて困っちゃったなーって思うような生活」
「ないねえ。
 学生の頃はお金なくてピーピーしてたけど、結局家にはお金あるしね(笑)」
「あたしも実はそういう経験ないんだよね。
 貧乏って、実際のところどのへんから貧乏なのかよくわからないんだけどさ」
「うん」
「今までだって、お金使うときにあとさき考えながら使ったことないし」
「ワタシもだー。ないないって言いながら使ってる(笑)」
「でもさ、この不景気だしさ、あたしは実際、出ていくお金がどんどん増えていくしさ。
 今までみたいな無神経なお金の使い方って、できなくなると思うのよ、当分」
「それはワタシもそうだなあ」
「いやあねー」
「いやだよねー」

はははは。
と、さらに貧乏くさく笑った後に

「でもさ、あたしはお金ないのも楽しめると思う」とナナ。
「ワタシもなけりゃーないで楽しく過ごせそうだなあ」
「ね。 貧乏も楽しもうね」 にっこりとナナ。
「うん(*´∀`*)」 

なんかうれしい。 貧乏くさい話なのに。



さて。
この12月、世の中の不景気はワタシの職業も直撃いたしまして、例年に比べるとかなりヒマ(°▽°)
そこそこは忙しいのですが、毎年12月って言ったら、「もう朝目が覚めないでほしい」と思いながら布団に入る・・・というか、布団に入ることもままならない日が続くのが常でございますからね。

もうちょっと慌てなきゃいけないのかもですが、そんなわけでワタシ、「人間らしく生活できている12月」なんて、働き始めてから初めてなもんですから。
なんだかうれしくて。
たぶん、月末になって売上げを集計して「なんじゃこりゃーーー!!!」と現実にかえるのかもしれませんが。
ていうかそろそろ「あらー、どうしようかしら」と思い始めておりますが、フォースが「今はまあいいじゃん、休もうよ(´∀`)」と告げているので、無理に仕事を取りに走り回るようなことをしておりません。
無理に仕事取って、苦労して仕事して、結果、売り掛け金が回収できませんでしたー、なんてことになるのもあながち考えすぎとは言えない、現在の景気状況でございますからね。
何しろ、あちこちバタバタと倒産してますし!

なーんてナマイキ言ってて、来月過ごせないかもなー ァ'`,、('∀`)

というような状態ですから、お金、ナイ\(^O^)/
しかし季節はクリスマスですよ。
恋人とプレゼント交換とかする季節ですよ。

クリスマス・・・。
きょんと暮らし始めた頃ははしゃいだものでした。
けっこう大きめのツリー(ニセモノですが)買ってきて、オーナメントは自分で木を切ったり削ったり着色したりして手作りして。
ぴかぴかと電飾もつけて。
クリスマスプレゼントも、サプライズ系で奮発して。
ちゃんとカードもつけて。愛に満ちたメッセージ・・・は無理だけど、照れ隠しにしょーもないこと書いたカードもつけちゃったりして。

が。
年々めんどくさくなってます。クリスマス。
ツリー? んあ? どこしまったっけねえ?
プレゼント? 無駄のないようにお互いに欲しいものちゃんと教え合おうよ( ^ ∀ ^ ) なんて具合。

そして最近では、クリスマスプレゼントが3カ月後(欲しいものが決まらないから)とか。
クリスマスじゃねえよそれ。という状態。

しかし、きょんはまだ「クリスマス」という現象にウキウキするらしく。
ワタシの存在はどうでもいいんでしょうけど、イベントとして楽しいのでしょう。
街も活気づいてますしね。
で、今年もチキンがどうだ、ケーキがどうだって計画してくれているのですが、

「あたしねえ、今年はケンタのチキンが食べたいのー(*´∀`*)」ときょん。

ちなみにいつもは、クリスマスはきょんがちょっとしたものを作ってくれるのです。
以前は結構な店のクリスマスディナーを予約したりしてたのですが、女同士いつもクリスマスに現れるって、なんかちょっとどうなのかなーなんて話が出てからは、きょんが料理を作ってくれ、その後はワタシを食べていただく、という具合になりまして。(最後のはさわやかな冗談です)
でも今年はケンタがいい、と。
こう主張しておるわけです。

「ケーキはじょりぃが好きなの頼んでいいからさー、チキン、いいでしょ?」と。

ワタシの返答。
「ケンタのチキン? 油っぽくてなぁ(´д`) ケーキはこないだのI沢センセイので既にケーキ欲が満たされて食べたくなくなった」

きょん、こんな顔に(´・ω・`)。

これはいけません。
ワタシのお腹がきょんのそれより丈夫でないからって、クリスマスに恋人をこんな(´・ω・`)顔にするのはキリスト様に何かの門を狭くされちゃうかもしれません。

「あー、チキンはケンタでいいんじゃない?(´∀`)
 でもケーキはさ・・・ケンタとケーキ、両方食べると、なんかカロリーがものすごいことになりそうでさ・・・」とワタシ。
「それもそうねぇ。 でもケーキないとさびしいって言ってなかった?」
「うん。言ってたんだけど、ホントにこないだのケーキで、もう当分ケーキはパスって感じなのだ」
「そうか」
「ケーキの代わりに山盛りのサラダにろうそく差せばいいんじゃない?」
「じゃあそれでいいか」

サラダにろうそくさせねえよ!とかつっこんでほしかったんですが。

「ねえねえ、じゃあ、プレゼントは何が欲しいー?」ときょん。
「プレゼントねえ・・・」

特に欲しいもんないしなぁ。
てか、欲しいものはみんな6ケタなので、きょんには気の毒でリクエストできませんし・・・。


あ!そうだ(・∀・)


と、ここで冒頭の、ナナとの会話を思い出したじょりぃですよ。
とにかく今、ワタシはお金、ナイ\(^O^)/な状態ですし。
いや、クリスマスプレゼント買うくらいはありますけどね? いっそナイってことにしちゃったほうが、ほら、
今こそ「貧乏を楽しむ」チャンスってことですよ!

「きょんは、欲しいモノあるの?」とワタシ。
「まだ考えてない」
「じゃあさ、今年のクリスマスは貧乏を楽しんでみない?」
「どういうこと?」
「あのね、プレゼントは、1000円以内のものを考えるの(・∀・)」

子どものときのプレゼント交換みたいで、なんか楽しそう!
と、ひとりで活気づくじょりぃ。

でもきょんはさびしがるかなあ・・・。

「あ、それ楽しそう! いいかも」 きょん、あっさり許諾。

一瞬アタマの中に「智恵子は貧に驚かない」という高村光太郎の詩の一節が浮かんだりして。

「あなたに欲しいモンができたら、クリスマスに限らずいつでも買ってやるけー(ウソです)、
 今年のクリスマスは1000円でアタマを使って楽しもうではないかー」
「うん、そうしようそうしよう」 きょんは貧に驚かない。

にこにことワタシ。 にこにこときょん。

ええと、じゃあ、きょんには何を選ぼうかなぁ。
1000円で買えて、喜んでもらえるものかー。
なかなか難しいけど、選ぶの楽しそうだなあ。

と考えながらクリスマスムードの街を歩いておりましたら、

「あたし、お菓子にしようかな」ときょん。

「え? ナイショじゃなくて、もう言っちゃうの?」とワタシ。

それにワタシ、お菓子1000円分もらっても、なんか全然うれしくないんですけど・・・。

「え? だって、言っておかなきゃじょりぃが準備できないでしょ?」ときょん。

はて(°▽°)

「・・・もしかしてあなた、自分が買ってほしいもの言ったの?
「うん(・∀・)」
「違くない? 相手の喜びそうなモンを1000円で仕度するんだろうよー(笑)」
「えー?そうなのー? あたし外国のお菓子がいいんだけど・・・じょりぃに任せたら違うもの買いそうじゃん」

うん。
もうちょっとロマンチックなもの考えようと思っておりました。

「なんだー(´д`) ワタシはお互いの欲しいものを考えるところからやりたかったのにー」 とワタシ。
「えー。 めんどくさいよそれー」

それがめんどくさかったら、楽しい部分が全然ないじゃないの!

「じゃあいいよ。きょんへのプレゼントはきょんが欲しいモノ買うから、あとで一緒に買いに行こうね」
「うん。  じょりぃは何がいい?」
「考えてよ」
「えーー? そんなこと言うと、あたしが欲しいもの買っちゃうよー?
「え!」
「そして『気に入らなかったらあたしに返してもいいからね(*・∀・)』って言いながら、渡す」
「何か違くないか?!」
「あはははは。だからちゃんと考えた方がいいよ、欲しいもの」
「えー? 1000円で買えるものでワタシの欲しいものー?・・・思い浮かばないよう」
「ならばあたしに思い浮かぶはずがなかろう」

正論です。
正論ですが、つまんねー(´д`)

ワタシは久しぶりに「あ、ワタシのためにこういうものを選んでくれたんだー(*´∀`*)」って気分を味わいたかったというのに。
金額が大きいと、外したときに贈った方も贈られた方もダメージが大きいではないですか。
だからこそ、毎年「○○が欲しい」って教え合うようになってしまったわけですし。
でも、1000円なら「わ!そう来たか!(笑)」てものでも安心してお互いに反応できて、そのへんがワタシにとっての醍醐味だったわけでございますよ。

でもきょんが「1000円でもお互いちゃんと欲しいものを」って思っているなら、それを尊重しようかな。と。

「んー・・・。 じゃ、1000円以内で買えるDVDソフトにでもしておこうかな・・・」とワタシ。
「いいね! じゃあ一緒に選びに行こう」
「えー。 それくらい選んでよ。 ワタシの喜びそうなの」
「だーかーらー。それをやろうとすると、あたしは無意識のうちに
 『気に入らなかったらあたしに返してもいいからね(*・∀・)』ってモンを選ぶけども?」
「それずるいよ!(笑)」
「だからちゃんと欲しいモノ選べ。 な?(´∀`)」


結局今年のクリスマスプレゼントは、1000円分のお菓子と1000円で買えるDVDソフトか・・・。


貧乏を楽しむはずの企画でしたが、
単に貧乏くさいだけのプレゼント交換になりそうです。




・・・きょんにサプライズ用意しておくかナ( ´_ゝ`) <さっそくルール違反



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