今日も今日とて
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亀甲縛りならSMっぽくてよかったんですが、金縛りです。 怖い話はまったくダメーーー!って人は、今日は読まない方がいいかもしれません。 でもワタシが体験した話なので、さして怖くはありません。はい。 さして怖くはないんですが、金縛り慣れしているワタシでも、今日のは「うわーぉ」と思ったのでした。
金縛り。 それは、アタマより先に、カラダがぐーぐーとのんきに寝てしまう現象。 とワタシは考えております。ていうか、それ以外ない。言い切り。 金縛りのときに、よく心霊現象に見舞われる気の毒なかたもいらっしゃるようですが、それについても、
「体が先に寝ちゃってるくらいだから、脳みそも夢とうつつの間をさまよってて、よーするに起きたまま怖い夢を見てるだけでショ」
と考えているじょりぃ。 だから金縛りなんて怖くない。全然平気。
・・・と言い切れないのが金縛り。 やはり、「動けない」というのは、恐怖心を煽るものがありますです。 さらに「夢だ」ってわかっていても、おかしな声が聞こえたり、妙なものが見えたりすればやっぱり怖い。 それになにしろ、人によって違うとは思いますが、金縛りって、痛くて苦しくないですか? ワタシのはかなり苦しいです。体中が端からだんだんに絞られていくような苦しさ。 もうね、歯茎とか目玉までぎりぎりと痛くなりますからね。 心臓まできたら死んじゃうのかなっ と、いつも怯えます。死んだことないですけど。 だから当然、ワタシは金縛りがキライ。 前回の日記でも整体の先生に失笑されるほど、金縛りには用心しております。
さて。 本日昼間の3時頃、ワタシは猛烈な睡魔に襲われましてね。 日曜日ですし、ちょっと昼寝をしてもバチはあたらないだろうと、いそいそとベッドに入りました。 タイマー1時間かけて、と。 よし、寝るぞーーーー。
寝た。くぅくぅすぅすぅ。
が、しかし、ちょっと寝たところで。
不思議ちゃんEさんから仕事のメールが来て、けたたましい着信音に起こされまして。 返信して、また寝た。 ら、またEさんから返信。 ワタシもまた返信。
なんてやってたら、目が覚めちゃった!(なら起きて仕事しろ) 制限時間があるんですから、早くまた寝なきゃ!(だから起きて仕事しろって) 目覚まし鳴る前にもう一眠りしなきゃ!(だから略)
ごろんと壁際に向く形で、左に寝返りを打ちました。 左向きの丸まった姿勢。これはワタシの安眠ポーズ。 よしよし、寝るぞ( ^ ∀ ^ )
と思ったら、金縛り、キタ━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
えええええ? 左向きで寝てて来たか! とまずは状況にびっくり。 ワタシ、金縛りに遭うときは、たいてい仰向けのときなんです。 こりゃまいったなー、早く去ってくれないかなー。 と思っていたら、どうやらいつもより軽そう。 というか、本格的に金縛る前に、金縛りが解けてきました。
ああよかった(´∀`)-3
とホッとしたのも束の間。
後ろ? っていうか、 上? に
なんかいる ?
ていうか、 ある ?
何かが頭上で、かすかに揺れている気がしたんです。 頭上といっても、頭のてっぺんまっすぐ上はベッドの棚部分なので、正確には、ワタシの丸まった肩甲骨の上空あたり。 背後上空、とでも言いましょうか。
いやー、でもね!( ^ ∀ ^ ) そんな位置に、そうそう揺れるモンがあるはずありませんし。 揺れるのはもう、恋心とか乙女心だけで十分。ていうか、持て余してますからワタシ、それらすら。 とりあえず、何もないのを確認して「ほーうらな、気のせいだった」と安心してから、寝直そうそうしよう。
ちらっ
と、首だけ気になる方向に向けました。
え! Σ( ゚Д ゚;)
慌ててまた左を向きました。そりゃもう、すごいスピードで向き直った。
見てしまったのです。
揺れてた。確かに。 揺れてるモンがあった。
ジーンズを穿いた足が、おそらく女性の足先が、ワタシのすぐ上で、ぶらーんとしてました。
普通、幽霊なら、足がないとか言うじゃないですか! それが、足だけ見た! ていうか、あれ、人間の足! 怖くてそれ以上確認できなかったけど! さらに言うなら、あの足の脱力しきったぐったり具合、ぶらーん とした微妙な揺れ具合、 あれ、
首吊った人の 足先 ?
って、うわーーーー!今度は本格的な金縛り、キタ━( ゚Д)━( ゚)━( )━(゚ )━(Д゚; )━( ゚Д゚;)━!!!!
く、苦しい。今度のは痛い。ぎりぎりするよーーーーう。 と、とりあえず、まずはさっき見たアレ、気のせいって思おう! ワタシは起きたまま夢を見てしまいました! なんかワタシの足とジーンズに似てたのも怖いし!予知夢? いやいやだからそういうの考えちゃダメ!状況に負けるなじょりぃ! ・・・てか、ワタシのならまだいい。 ワタシにとって大事な誰かの足だったらどうしよう・・・そっちのがヤだーーー! って、だからそんなのありえないから!
落ち着くのだじょりぃ。まずは経絡に気を巡らす呼吸法だ。深呼吸だじょりぃ。 ゆっくり息を吸って、ゆっくりと吐くのだ。
す、すはー、・・す、すう、は・・・すーはふっすー
じょりぃの弱虫! それちっとも深呼吸じゃない上に、シンコペーションまで入ってるし! 丹田。 丹田に集中して、ゆっくり深呼吸して、良質の気を巡らすのだーーーー!!!!!
すー はー すー はー 気のせい気のせい すーー はーー すーー はーー(繰り返し)・・・・・すぅ すぅ すぅ
って、いつの間にか寝てるし。のんき。ワタシは勝った。何に。自分に?
ワタシ、よく怖い話を読んでいて、えっらい怖い目に遭ったくせに「いつの間にか寝てました」とか書いてあるの見て
「それって怖くねえんじゃねえの?(°▽°)プッ」
とバカにしていたんですけれども。 怖いのに寝られるかよ、と。
でも、今日わかりました。 怖いと防衛本能のスイッチが入って、眠くなるのかもしれません。
猫がよく気持ちよかったり安心しているときに「ごろごろごろ」って喉を鳴らしますよね? きょんが教えてくれたんですけど、あれって、不安なときとか、体調がものすごく悪いときなんかも鳴らすんですって。 メカニズムはきょんもよくわからないらしいんですが、これは事実らしく。 「たぶん、自分を安心させるために、安心な状態の自分になるのではないかなー?」と推理していたのですが。
それと、きっと、同じ。 怖いよう!安心したいよう! ∴すぅすぅすぅ ね?(・∀・)d
とはいえ、すぐにまた起きちゃったんですけど。 そして、振り向くのが怖かった。 怖かったけど、もうアレはいないだろう、という確信もあったので、平気な顔を演出しつつ寝返りを打ってみました。
らば!!!
やっぱり何もなかったです(・∀・)ナーンダ
冒頭で述べましたとおり、ワタシは金縛り中や夜ベッドで見る「あやかしのもの」って、夢だと思っているので、今となってはもう怖くないんですが。 見たときはやっぱりビックリしました。 しかも脛から下の足先だけって。 ちょっと想定外でしたし。 いや、上まで視線をずらせば、もっと何かドラマティックなものが見えたのかもしれませんが。 足先がかすかに「ぶらーん」て揺れてるのを見ちゃった時点で、瞬時に心のシャッターを降ろして、左向いちゃいましたもんでねえ。 落ち着いた今となっては「もっとよく見ておくんだった」なんて思ったりしますが。 せっかくの「ま・さ・に!現実としか思えない夢」だったというのに。もったいないな!あははははは!
夢だ夢だって思いこもうとしてるんでショ?(・∀・)クスクス なんて思ってるそこのアナタ様に、ワタシはハッキリと言い放ちたい。
ええ。 そのとおりです。
きょんやなっちゃんに話すと本気で怖がってしまいそうなので、話せません。 でも誰かに聞いてほしい。 「ねえねえ聞いてよ!」って話したい。 ろうそく右手に持って話したい。 話し終わったらろうそくを吹き消したい。 はい、次の人ー。今ので98話目だよー。
サイトやっててよかった( ^ ∀ ^ )話を聞いてもらえたー と、つまらない「自分だけ怖い話」につきあっていただき、じょりぃは本当に感謝しております。
ああ・・・ 早くあの映像が脳みそから消えてくれないかしら。
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