今日も今日とて
INDEX|過去|未来
こんなものを買ってみました。

IDミニカプセル。 携帯につけられるストラップタイプです。 IDカプセルとはなんぞや?という方のために説明させていただきますと、 『IDカプセル内にID用紙が入っており、住所・氏名・電話番号・血液型など持ち主のIDが素早く分かる事で、貴方個人や、ご家族の身を守るチャンスが広がります。ストラップになっているので携帯に付けて常時持っていることができます。』 というものです。
で、なんでこんなモン買ったかというと。
かわいいからー(*´∀`*)エヘ
ってわけではなくてですね。
何かこう、いつ何があるかわからないではないですか。 どんなにワタシがゴルゴ13のように眼光鋭く周りに注意しながら歩いていても、香港で蝶が羽を羽ばたかせればニューヨークあたりで誰かがくしゃみして、その勢いでサハラ砂漠で熱砂の嵐が立ち上がり、上空を飛んでいたステルス機が乱気流に巻き込まれ、クルクルと錐もみ旋回しながらそのステルス機はなぜか日本上空で空中分解し、ワタシの頭にトップガンのヘルメットが直撃してワタシが病院に運ばれる、という恐ろしいまでのバタフライエフェクトな事態が起こらないとは言えないわけですよ! 自分で書いてて途中から何書いてるのかさっぱりわからなくなりましたけども。
でまあ、そのように、いきなりヘルメットが頭を直撃して病院に運ばれるような事態になった場合。 しかも命が危ないとかそういう場合。
やっぱ、実家だけでなく、きょんにもちゃんと連絡してほしいではないですか。 じょりぃが危ないよ!と。
とはいえ、ワタシの頭にステルス機が降ってくるならまだいいんですよ。だんだん頭にぶつかるものが大きくなってますが。 ワタシに何かあった場合、たぶん実家に連絡が行くと思うんですが、そうなったらおそらくワタシの両親はきょんにも連絡を入れるでしょう。 問題はきょんに何かあった場合なのですよ。 きょんに何かあってきょんの実家に連絡が行った場合、あまりハシハシと細かく動くタイプでないきょんの実家が、ワタシに連絡をくれるかというと、これは非常に心許ないです。 ていうか、あの人達、ワタシの携帯の番号とか知っているのかしら。たぶん知らない。
だったら実家に連絡が行く以前に、「じょりぃとやらにも連絡しなきゃいけないらしい」と、誰かに気づいてほしい。 そしてできればそれを実行してほしい。
・・・とまあ、そんな流れのIDカプセル購入でございますよ。 カプセルに入れる紙に、通常の記入事項より目立つように「とにかくこの人物に連絡してほしい。全部わかるようになってるから」めいたことを血液型その他と一緒に書いておき、カプセルにしっかりと入れ(パッキンついてたから、一応防水みたいですよ!)、携帯電話につけておく、と。 普通、病気でいきなりぶっ倒れたとかステルス機が頭にあたって昏倒、なんて場合、やっぱ身元確認のために財布だの携帯だの確認しますよね? すると言ってください。てか、確認しろ。 で、携帯にIDカプセルがついていれば、ウルトラのんきな人でなければ、救急事態に携わる職業のかたならばたいてい中身を見てくれるのではないかと。てか、見ろ。
まあ、その後本当に希望の連絡先に連絡をくれるかどうかはわかりませんが、打てる手は打っておいたほうが良いですからね。 と思いまして。
問題はですね。 きょんに事情を話して「これつけておいてー」と頼んだとして、素直に「いいよ」と言ってくれるかどうかですよ。 「なんかお揃いみたいでイヤー」とか 「ダサい」とか 「不幸に備えるのが不吉」とか 「あんたに連絡したくない」とか 「何はともあれ、じょりぃに『これをつけろ』と指図されるのが気に入らない」(これが一番ありそう)とか なんとなく、嫌がりそうな気がひしひしと。
しかし、恋人同士であるとか、そういうメンタルな部分を抜きにしても、繰り返しますが現在きょんの実家ってハシハシと動ける人間がおりませんので、きょんに何かあった場合、実質ワタシが実働部隊となるわけですよ。 部隊とか言って、ひとりぼっちの部隊ですが。ロンリーソルジャーじょりぃ。 なので、やはりどうしても、きょんに何かあったときの連絡は、ワタシの方へも欲しいわけです。
嫌がられたらなんだかさびしいなー、と思いつつ、昨日ブツが届いたので、きょんに話を切り出すことにしました。
「何が届いたのー?(・∀・)」ときょん。 「うん。良いものだよ(´∀`) ところで、あなたに頼みがあるのですよ」 「・・・なに?」 案の定、この時点でとてもイヤそうな顔をされました。
あらたまって話したので、ちょっと怖かったのかもしれませんが。 りっちゃんなんて、 「じょりぃちゃんが『あのさー』って言うと、すごく怖い」って言いますし。 「あのさー」の一言で相手を怯えさせてしまうワタシって、いったいどんなホラーですか。
でまあ、きょんにもIDカプセル買ったことと、こんなわけなので、携帯につけてもらえないだろうか、ということをお願いしてみましたら。
「死んでもつけない」
なんてことは言われず、意外にもあっさりと「ああ、そだね。わかった。これかわいいし、いいよ」と。
ほっ。
「でもこれって、防水大丈夫なの?」ときょん。 「パッキンついてるけど、念のために手持ちのウォータープルーフの紙に書いて入れておこうと思うんだ」 「そう」 「何か書いてほしい希望ってある? 自分で書く?」 「全部任せる」
あっさり(°▽°)快諾
とまあ、そんなわけで。 どれほど効力があるのかは定かではありませんが、小さな保険をひとつ、携帯にぶら下げてみることにしました。 できればこのIDカプセルが使われることなく、「ただの気休めだねー」「お守りみたいなもんだネ」なんて会話のネタに使われるくらいで日々が過ぎていくと良いなあと思っております。
「IDカプセルなら、こんな情報も入れておくといいよー」というアドバイスなどお持ちのかたは、ぜひ教えてくださいませ(・∀・)
|