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2008年02月27日(水) 夕飯の悲劇

先日ワタシが、マシマロでもお話しました「鳥の楽園」に遊びに出かけた日。

いつもどおり、ワタシが誰と出かけようが、犬猫にさえ迷惑がかからなければ何も気にせずに送り出してくれるきょんでありますが。
いや、ひとつ気にすることがあったんでした。

それは

「で、その日は、夕飯には帰ってくるの?」

であります。

もちろん、じょりぃと一緒に夕飯食べたいから早く帰ってきてねダーリン☆なんてアレではなくて

できれば夕飯は食って帰って来いよ!!

というソレであります。
もう何度かネタにしておりますが、きょんはワタシがいないときに、ワタシがあまり好まないジャンクなフードをもりもりと堪能するのが大好きなのでありますよ。

今回も変わらずにその姿勢でありまして。
前日などは

「ああ、もう今日の夕飯から出かけてしまえばいいのに・・・今から行って泊まってくればー?」

と心の底からつぶやく有様。
そんなことならいつでも勝手に自分の好きなものを食べればいいのにと思うんですが、なぜかいつもはワタシの食べたいものを優先してくれます。
ここだけ聞くと、きょんがとてもやさしい人のようですが、結局のところ

「じょりぃ、いなくなれ、いなくなれ」

とメラメラと念じられてしまっている身としましては、まあ、やさしいとかあんまり思えなかったりしますがでもやさしいんでしょうね。(とってつけたように)

で、「夕飯はどうなるかわからないけど、とにかく好きなモン食べちゃってていいから」とワタシが答えたモンですから、きょんは前日からものすごくウキウキしていたわけですよ。


さて。
デエトからの長い帰り道、途中できょんにその日に撮った画像を送りつつ「ごはん食べた?(・∀・)」とメール。
本日のきょんのメインイベントでございますからね。
やっぱり聞いておかないと。

「うん!いっぱい好きなモン食べた!しあわせだったから、もう帰ってくるな!('∀^v)」

という返信を期待しておりましたら、しばらくしてメール着信。

「うん、食べた。
 自分の過ちのせいで、ちょっと寂しい夕飯になったよ…。」



Σ(゚ω゚ノ)ノ



か、   かわいそう・・・・。



いったいきょんの夕飯に何が起こったのか。
あれほど楽しみにしていた夕飯だったというのに。
しかも「自分の過ちのせいで」って。

買ってきた食べ物を庭にぶちまけてしまったのかしら。
期待して頼んだ新メニューが、ネギとタマネギ満載でひとくちも食べられなかったのかしら。
慌てて食べたために、噛まずに飲んで味がわからなかったのかしら。

様々な想像を巡らしつつ、「かわいそー(´;ω;) 何か買って帰ろうか?」と返信。
しかしその後、きょんからの返信はなく、ワタシは帰宅。

「おかえりー。楽しかった?」ときょん。
「うん、楽しかった。 しかしそれより、あなたの夕飯にいったい何が起こったのですか?」
「ああ(笑)」
「何よ、自分の過ち って」
「ああ、 えへへ・・・・( ´_ゝ`)フッ  あたしがバカでタイミングの悪い女だったってだけの話・・・」


何その『デスパレートな妻たち』のスーザンみたいな女!

まあ、前からちょっとかぶってる気はしていたけれども。(小さな声で)


きょんの話はこうでした。
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「あたしさ、今回の夕飯は本当に楽しみで、食べたいもののリストまで作っていたのよ」
「へ、  へえ・・・」

リストを作るほど食べたいものがあったのか。

ちなみにきょんのリストの最終選考に残ったジャンクどもとは。

●銀だこのたこやき
●ケンタッキーフライドチキンの何かと何か(ワタシにはどれがどれやら)
●食後のデザートにミスタードーナツ

なるほど。
このラインナップなら、きょんだったら余裕でお腹に収まるでしょう。

「本当は例の食べ放題にも行きたかったけど、女ひとりで食べ放題乱入はいかがなものかと思って、それはじょりぃにつきあわせることにした」

そうですか。
行きたくないな、その食べ放題。
ワタシじゃ元が取れない気がするし。
ってこれだからワタシが出かけると大喜びされちゃうわけですが。わかった行きますよ。行けばいいんでしょ。と一人遊びじょりぃ。

で、どういうルートで買って帰ろうか悩んだそうなんですが、

「近くのショッピングモールなら、全部買えるってことに気づいたのよ!」

ということで、そのショッピングモールへと向かったきょん。

そういえば牛乳も買わなくちゃだったー、と思い出したきょんは考えました。
「冷めても良いものから買っていこうっと」と。

で、まずは牛乳を買い。
そして次にミスタードーナツへ。

が。

なぜかミスド、長蛇の列。
ここにひとりで並んで、後ろの人を気にしながら焦って選んで買うのかー(´・ω・`) と思ったきょん、一気に萎え。

「だから、ミスドはあきらめたの・・・」

かわいそう(´Д⊂)
ワタシが一緒にいてあげれば・・・やっぱり並ばなかったと思いますが。

で、次に銀だこに向かい。
ここでは難なくたこやきを購入。うれしいきょん。

が。

「たこやき買って気づいたのよ。あたし、全然おなかがすいていないということに」


ワタシがいないときの常なのですが。
きょんはたっぷりおやつを食べてしまうのです。(よく太らないよなー)(<憎しみこもってます)
この日もおやつの食べ過ぎで、おなかがパンパンになっていたらしく。

「これじゃとてもケンタは食えん、と判断して、ケンタ買うのやめて、そのまま帰った」 んだそうで。

そして

「でも、そのあとすぐショッピングモールを出て5分ほど走った後に、あたしは気づいてしまったのよ」ときょん。
「何に・・・?」
「さっきまでお腹いっぱいだったのに、今ではもう既にお腹がすいているということに」


どういう腹だよ。


「え! なんだそりゃ?!」とワタシ。
「だってしょうがないじゃないの。すいちゃったんだもの」
「で、どうしたのよ」
「あそこ、中央分離帯あるし、Uターンする気にはとてもなれなくてさ・・・
 で、おなかすいたけど、買ったものがあるしそれ食べればいいやーと思って、はたと気づいたのよ」
「何に?」
「あたし、たこやき1個しか買ってないじゃん!Σ(゚Д゚;) て」


おやつ腹いっぱい食べたなら、たこやきがあれば十分ぢゃないか。
と思ってしまいますが、そこはきょんです。
足りなかったんでしょう。


そして、えらくしょんぼりした気持ちで家路につき、
「わびしいよう、わびしいよう(´;ω;)」と思いながらたこやきをつついたと。

こうしてきょんがあれほど楽しみにしていた夕飯は

糸 冬   了

となったのだそうです。


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「それは気の毒だったね。 かわいそうに」とワタシ。「あんなに楽しみにしていたのにね。しかもリストまで作ってたなんて」
「そうよ! しかもさっき話したのは最終的なリストで、もっとあれもこれもって考えてたのよ!
 なのに、実際食べたのは、たこやきだけだったーーーー・゜・(ノД`)・゜・。」
「そうか」 
「だからじょりぃが何か買ってきてくれるかって期待してたのに!手ぶらなの?(`Д´*)」
「Σ (゚Д゚;) 何か買って帰ろうか?ってメールしたじゃないか!」
「あ? ・・・・あ、ホントだ。 メール気づかなかったよ」

メ、メールしておいてよかった・・・((((;゚Д゚)))
あやうくワタシが食われるところですよホントにもう。

「・・・カレーいただいてきたんだけど、一緒に食べる?」
「今はいい。 実はその後またお菓子を食べ過ぎてお腹いっぱいなんだ」


懲りろよ。


「もういいんだ。ケンタはじょりぃにつきあわせることに決めたから(´・ω・`)スンスン」


もういいんだ って、 ワタシは良くないけど・・・?


とはちょっと言えないくらい、あまりにもなしょぼくれ具合の、きょんの夕飯の悲劇でございました。
しかたないので、ケンタでも食べ放題でもつきあおうと思います。




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