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2007年09月19日(水) ポケとおじいさん(リアルタイムメモ)

さてさて。
今日はきょんがお休みの日なので、昨日心優しき宅配人・タナカさんが教えてくれた、ポケの飼い主とおぼしきおじいさんの家へ、ポケを連れて行ってみようというわけですが。
オチがどうなるかわからないまま、リアルタイムにてメモしていくというしちめんどくさいことをしてみようと思います。
ワタシ忙しいのに何やってるんだか。

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リアルタイムメモ☆1【11:27am】

ポケをきょんの車に乗せ、出発。
おお、エサも持っていかなければ!

 ポケごはん。ヒルズ老犬用。高いの(´д`)

・・・出発の前に、これでポケは我が家からサヨナラかもしれないので、各々ポケと一緒に記念撮影なんかしまして。
ちょっとさびしいです。

ポケは昨日、きょんに生理食塩水で目ヤニをキレイに拭いてもらって、美人度が上がったんですよ。
ほら。

 「えへ」

そして、ぶっぶーーーと出発。
おじいさんの家は、きょんの「犬のお散歩コース」のひとつになっているくらいなので割と近いです。
それでも歩けば15分くらいでしょうかね。車なら3分くらいですが。
そしてその3分の短い間に、しっかりと車の中でオシッコをしちゃうポケ。
しかもおじいさんちがもう目の前ってとこにきてあなた。
いやがらせがうまいわね。我が家に長くいすぎたかしら(°▽°)

ポケを車から降ろしまして。
田舎の古いおうちなので敷地が広いです。
玄関までてくてくと歩き。
ガレージのような物置のような場所の両脇に、犬小屋がひとつずつ。

むむ。

犬小屋に関しては、廃墟感たっぷり。

てか、最近まで使っていた、という形跡すらないような。
でも台風も来たしな。
それできっと、なおさら荒ぶれて見えるに違いないそうに違いない。
が、きょん、犬小屋の様子を見て「・・・・・・」と。暗いムード満点☆

ちなみに犬小屋の様子。

犬小屋その1


犬小屋その2


でもでも。
犬小屋その2には、雨漏り対策なのか、屋根の上に何かかぶせてあったりして。
ふとんなんかも敷いてあったりしますし。
やさしいおじいさんなのかもしれませんよ。<希望的観測

玄関に到着。割と大きい家なのかな?
おじいさん、ここに一人暮らししているのでしょうか。
呼び鈴を押しまして。ぴんぽーん。

反応なし。

車もないし、お出かけかしら。

少し待ってからもう一度、ぴんぽーん。

反応なし。

ドアを開けようとしてみましたが、カギかかってました。

午後にもう一回出直すことに。
ああ、午後の時間もつぶれるのか(´д`)

「ポケや、ここはおまえの家かね?」と聞いてみますが、相変わらずぽけーっとしております。

車に乗り込みながらきょん、
「・・・もしかして、わざと放したのかなあ・・・」と。

ワタシもちょっと考えましたが。
でもまだわからないし。

ああ、おじいさんに引き取りを拒否されたらどうしよう。
最初のうちは「いざとなれば実家で」と言っていたきょんだったのですが、あまりにも吠えるので実家では難しいかもと言ってるんですよねえ。

午後の訪問に賭けます。

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リアルタイムメモ☆2【2:40pm】

打ち合わせを終えて帰ってきたら、きょんが庭で犬のものを洗濯してました。
そのまま庭先で、どうしようか、何時頃行こうか、と相談を持ちかけてみましたら

「おじいさん、あの家にいるんだろうかね?」ときょん。
「え!もう死んでるとか?」
「(笑)いや、死んでるまではいかなくてもさ、老人ホーム入っちゃったとか」
「むむ」
「でも、庭は手入れされてたね」
「うん。それに、車が通った跡が、新しかった」
「あなたよくそんなもん見てるわね」
「探偵ポワロだから」

「なんかさー」ときょん。「犬小屋が2つとも空だった、てのが気になるのよ」
「ワタシも実は気になった。もう一頭はどうしたんだ?と」
「ねー。もしかして、やっぱり世話ができなくなって、わざと放したのかなーとか思っちゃって」
「むむ・・・もしそうだとしたらさ、あなたの実家、この秘密兵器を献上すれば飼ってくれるかな?」

秘密兵器とは。

ポケちゃんがどこかにつかえずに歩き回れるように、きょん、バスマットを買ってきてこんなものを作ったのでありました。



こんなの効果あるのかしらと思っていたんですが、試しに涼しい夕暮れ時にこの中を歩かせてみましたら、ぐるぐると大人しく歩き続けておりました。
きょん曰く
「なんかね、犬関係の雑誌か何かで、これがいいですよって紹介されてたことがあったのよ。
 でもね、それには『バスマット3枚で丸いサークルを作る』とか書いてあったんだけど、それって無理だよね(笑)」

うん。無理(・∀・)
その人何を考えていたのかしら。

で、この簡易サークルとセットでだったら、実家でも飼えるのでは?と提案したじょりぃなわけですよ。
歩いていれば吠えないんですから。
が、きょんから返ってきた言葉はこちら。

「なんかさ・・・こないだ実家行ったときに聞いたんだけど、今、野良犬が通ってくるらしくて実家でごはんあげてたら、
 いつの間にか居座って子どもまで産んじゃってどうしようかーって悩んでいたのよ」
「なぬ!?Σ (゚Д゚;)」
「だから、ポケどころじゃない・・・ていうか、その子犬の里子手配もあたしがするようかな、とか」

じょりぃ、気絶。

ま、まあ、とりあえず気を取り直して、午後のじーさん訪問に賭けます。ええ。


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リアルタイムメモ☆3【5:38pm】

先ほどじーさんの家に再訪問してまいりました。
が、

留守 orz

もしかして、ホントに住んでないんじゃないのー?と不安になるきょんとじょりぃ。

どうしよう。
ということで「ご近所に、ここんち住んでるか聞いてみよう」と提案するじょりぃ。
とりあえず、この、向かいの家なんてどうかな? と、きょんにたずねてみましたら

「うーーん・・・ここんち、猫屋敷でさ。ちょっと変わってる家かも。って雰囲気なんだよねー」と。
「聞いても教えてくれなそう、ていうか、呼んでも出てきてくれないかもよ」だそうで。
確かに何かこう、「猫だけでなく、妖怪も飼っとる。ついでにわしゃぁ、山姥じゃ!」とかすごむ、みんな同じ顔したおばあさんが5〜6人わらわらと出てきても不思議はないようなたたずまいでありますよ。

ではどうしようということで、じょりぃ、はたとひらめきまして。
おじーさんの家のすぐ近くに、ワタシが隣組長をしていたときに町会長さんをやってらしたお宅があるのです。
集金したお金を届けにきたときに、やさしくて感じが良かったことを思い出しまして。
元町会長さんに、このおじーさんちの様子を、ちょっとうかがってみちゃおう、ということになりました。

ピンポン鳴らして、こんにちはーと声をかけましたら、奥様が出てきてくださいました。
事情を説明し、「たぶん裏のT井さんの犬だと思うんですが、お留守のようなので、いつ頃ならいらっしゃるか、Sさん(元町会長さん)ならおわかりになるかと思いまして、ずうずうしく押し掛けてしまったんですが・・・」と、恐縮しつつ甘えてみましたら。

「ああ、T井さんとこ、確かにワンちゃんいたわねえ。
 でも、T井さん、夜にならないといないみたいよ? 自分の会社のお仕事してるから」

社長さんでしたか!
しかも夜までお仕事してらっしゃるということは、割としゃっきりしてらっしゃいそうで、ちょっと安心。
よたよたしてるようなかたでしたら、犬置いて帰ってくるのも気の毒なのかなーとか、家の中で死んでたらどうしようとかいろいろ心配しちゃってたもんですから(°▽°)

「ああ、じゃあ、夜になったらまたうかがってみます。お騒がせしちゃってスミマセンでした」
「いえいえ。それにしても、ひと月も面倒見ながら探してたの?大変だったわねえ」

ここで同時に
きょん「いえ、そんなこと」  じょりぃ「はい」

さらにずうずうしく「T井さん、お話ししづらそうな、その、気むずかしいかただったりします?」なんてことも奥様に聞いてみちゃったりするじょりぃ。
「(笑)そんなことないですよ。やさしい、気さくなかたですよ」

ほっ(・∀・)-3

じゃあ、お世話になりました、と元町会長さん宅を後にしようとしましたら、奥様が「あ、」と呼び止めてくださいまして。

「T井さんちに電気がついたら、お電話でお知らせしましょうか?」と。

なんてありがたいお申し出!
親切な人っているんですねえ。
素直にご厚意に甘えさせていただき、ワタシの携帯番号と名前をお渡ししまして。

というわけで、元町会長奥様の親切にほっこりしつつも、またもや空振りに終わった、ポケとおじいさんの(もしかしたら)再会でございました。


ここでいったんアップします。
進展したら、この日記に続きをしたためさせていただきますー。


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リアルタイムメモ☆4【9:15pm】

元町会長夫人からなかなか電話が来ないので
「ワタシ、もしかして、自分の携帯番号間違えて教えてしまっただろうか・・・」と不安になっていたのですが。
先ほどお電話をいただきました。


まだ帰ってきていないそうです  orz


もしかしたらもう少し待てば帰ってくるのかもしれませんが、
「これ、お宅の犬?」
なんつー用事で、こんな時間におうかがいするのもアレですし、元町会長夫人様にもいつまでもおじーさんちを見張っていただくわけにもいきませんので(こちらもお年寄りです。きっと早寝)、今日のご親切のお礼を申し上げて電話を切りました。


午前中→空振り。

午後→空振り。

夜→見送り三振。 


ポケは今日もうちの子に決定です。
明日もきょんがお休みなので、引き続きトライしてみますが、明日はワタシ、打ち合わせ詰まっているんですよねえ。
しかもついさっき、「仕事、まだできないの?」なメールもいただきまして、もう泣きたい。


オチがなくてスミマセンていうか、最終的に「このままポケはうちの子になったのでした。めでたしめでたし」なんてオチになってしまったらどうしよう。
ていうか、それってちっともオチてないし!
ああ、困った困った小股。

あ。

キリ番踏んだかたに、ポケちゃんプレゼント! という企画はどうでしょう(・∀・)ナイスアイデーア!

キリ番プレゼントというより、むしろ地雷ですが。
秋の猛暑に涼やかなスリルはいかがでしょうか。
って、そんな企画やりませんから「もう来ない」とか思わないでくださいぐっすん。
ひとりではしゃいでひとりで泣く、秋の夜長のじょりぃ。小股。


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