今日も今日とて
INDEX過去未来


2007年06月10日(日) 母の手料理の行方

さて、昨日ワタクシ、実家に行って参りまして。
マシマロにもちょっと書きましたが、母が「まいたけ五目ご飯を作ったよー」と連絡をくれたので、いそいそと取りに行ったのであります。
もう軽く1ヶ月以上顔を出しておりませんでした。いけね☆

電話が来たときに「食べていける?」と聞かれたのですが「きょんにも食べさせたいから貰って帰って食べる」と、嫁姑の仲が悪化するようなことを平然と言いのけまして。
ワタシとしては「お母さんの作るおいしいゴハンだから、きょんにも食べさせたいんだよねー」という気持ちで言ったのですが、言ったそばから「あらなんだかこれってどうなのかしら」と思ったりもしたんですけどね。
でも母もいつものことって感じで「ああ、そうね。じゃあ支度しておくからー」と言ってくれまして。

で、ワタシは仕事の打ち合わせに出掛けた足でそのまま実家へ向かったのですが。
いつもならこの時間にはとうに来るはずのきょんからのカエルコールがかかってきません。
今日はダンスのレッスンがある日だから、ごはんは別だしーということでかけないのかな?
でもゴハン持って帰るから、おなか空けておいてねーと連絡しなくちゃということで、電話してみました。

「夕飯、もう食べちゃったー?」とワタシ。
「うんもぐもぐもぐ」 あ、食べていたのね。
「実はこれこれこういうわけで、あなたの分も貰ってくるから、少しお腹空けておいてよ」
「わーい。ありがとう。わかった」

実家につきまして。
父は町内のお葬式に出掛けていて留守だったので、「お父さんの席がいちばん居心地がいいから、ここに座りなさい」と、なぜか家長の席に座らされ。
「やっぱり食べていってもいい?」とたずねましたら、嬉しそうに「いいよいいよ」と。
あとは座っているだけで、次から次へと食べ物が。良い身分です。

「まいたけごはん、おいしい?」と母。
「むぐむぐおいしいよむぐむぐ」
「トマト。ほら、おいしいから」
「ん。 ちゅぷちゅぷおいしいね」
「このきゅうりはね、さっき○○さんが持ってきてくれたの」
「ほー。かりこりかり」
「卵焼きさー、ホントはネギとか入れて焼きたかったんだけどー」
「そうなの? でもこれもおいしいよ。むぐむぐ」
「きょんさんがネギがダメだから、シンプルな卵焼きにしちゃった」
「あ、そうか。どうもありがとう。むぐむぐ」
「これ、きょんさんの分、持っていってね」
「ありがとうむぐ」
「飲み物はお茶がいい?お昼の残りの煮込みうどんもあるから、それをおつゆ代わりにしてもいいんだけど。
 それともお吸い物でも作りましょうか?」
「お茶がいいです」

そのうち「チーン」とか音がしまして。

「はい、ホイル焼き。おいしいよー」

どうやら上記のセットをすべて二人分支度していてくれていたらしいです。

そしてホイル焼きの説明をする母。
簡単にできていろいろ食べられるから、自分でも作ってねと言われ。
作る時間がないならうちに食べに来なさいと言われましたが、食べに来る時間があれば作ることもできそうです。

「どうせろくなもの食べてないんでしょー?」と母。
「・・・・むぐむぐむぐ」
「あ、ほら。これタマネギが敷いてあるのよ。きょんさん嫌いなのわかってるんだけど、何か野菜敷かないといけないし。
 それにタマネギの旨味が出ておいしいでしょ?」
「うん。むぐむぐむぐ」
「なので仕方なくきょんさんの分もタマネギ敷くけど、タマネギはおまえが食べてあげてね」
「うん。むぐむぐむぐ」

バカ娘がふたりに増えたようなもので、母もご苦労なことです。
若い頃にさんざん気苦労をかけた妹は、立派な母としてやっていっているというのに。
かつて優秀で親に心配などかけなかった長女は、このようにいくつになっても手が掛かり親としてもかわいくてしかたないことと思います。

そのうち父も帰ってきまして、親子3人でくつろぎつつおしゃべりしたりして。
ワタシは仕事が待っていたので、じきにおいとますることに。

で、持たせてくれたまいたけごはんの量が半端じゃなかったんですよ!
きょんはさっき夕飯食べちゃってたみたいだし、ホイル焼きもあるし、これ、食べきれるかしら・・・とちょっと心配になるじょりぃ。

「これ、明日の午後までもつかなあ?」と質問するワタシ。
「冷蔵庫に入れておけば・・・でも心配ないでしょ?きょんさんがいればぺろりでしょ?」と母。 

まあ、いつもならそうなんですが。何しろあの人、もう夕飯食べちゃったしなぁ。

「お昼過ぎまでもてば、なっちゃんにも味見させてあげられるとも思ってさ」 なっちゃんは母の料理の味見が好きなのです。
「あ、そうかそうか。それくらいなら全然大丈夫だよ。なっちゃんちの分も持っていく?」
「ううん。それは大丈夫」

てな具合に、翌日の夕飯のおかずまで下ごしらえして持たせてくれたのですが。

家に戻りまして。
そのうちきょんも帰ってきまして。

「食べられる?お腹に余裕ある?」と聞きましたら「食べる食べる」と。
「実は普通に夕飯食べちゃったんだけど。えへへー」だそうです。

で、ホイル焼きもワタシが仕上げをしてやり、きょんが食べている途中で仕事に戻ったんですが。

夜中の1時を回った頃。
小腹がすいたので、夜食にちょびっとだけまいたけご飯食べちゃおうかなー、と冷蔵庫を開けてみたのですが。

はて。
まいたけご飯はどこに?

リビングを見てみましたら、相変わらずの様子できょんがこたつで寝ております。
そして、こたつの上には、空になったまいたけご飯の入れ物が!

全部食ったのか!!!!Σ (゚Д゚;)

ホイル焼きも卵焼きもつけものも食ってたよな!
夕飯も食べたって言ってたよな!
その上あの量すべて食べたのか!

どれくらいかといいますと。
これがまいたけご飯が入っていた器です。



透明なものでわかりづらくて申し訳ないんですが。
昔はタッパーとかに入れて持たせてくれたのですが、ワタシがタッパーを返さぬままなくしてしまうので、最近はこのように「返ってこなくても良い器」に色気なく入れられてしまいます。
大きさがわかりやすいように、缶コーヒーを中に入れて撮影してみました。

ご飯茶碗にして、軽く盛って6杯分くらいはあったんですよ。
全部食いやがりましたよきょん。

「全部食べちゃったの? ワタシも食べたかったのに」と、きょんを蹴り起こしながら抗議。蹴ったのはウソですが。
「えー? 取っておかなきゃいけないならそう言ってよー」
「だってまさか全部食べるとは思わなかったもん(`Д´*)」 思います?普通。

プチ☆ケンカ

なっちゃんにも味見させてあげたかったのにー(´д`)


もし「全部きょんに食べられちゃったから、また作って」と母に言ったとしたら、
親心としては
「あらきょんさんたら。おいしかったのね。張り合いがあるわー」と喜ぶのか
「じょりぃったらおねだりしちゃってかわいい☆」と喜ぶのか
「かわいい娘に作ったのに、おまえが全部食ったのかーーー!」と腹が立つのか。

足して3で割ったくらいが正解でしょうか。

「でも心配ないでしょ?きょんさんがいればぺろりでしょ?」と答えていた母のことですから、「そうなるだろうと思った」くらいでしょうかね。


それにしても、あれだけ食べても太らないきょんが憎いです。
胃もなんともないみたいです。バケモンか。


じょりぃ |HomePage