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2007年05月23日(水) とらわれの姫君

昨日、とある納品でとある会社さんにうかがいましてね。
ブツをどこに置いたら良いのかわからなくて社員の女の子に聞きまして。
「ちょっとお待ちください」とワタシに言い残し、バックヤードに戻ったその子は、上司に確認している様子。

しばらくしましたら、上司登場です。
その上司、ウエストは細いわ尻がむちっとしてるわ、黒のスーツは似合ってるわって

K姫!(* °▽ °*)

うわー。久しぶりですよー。
そうか、異動になったって言ってたっけ。
思いがけずお会いできて、思わず「K姫ーーーー(*´∀`*)」と甘えた声で呼びかけるじょりぃ。
仕事に来てるというのにワタシったら。

しかし。
K姫、ノーリアクション。 

くじけずにもう一度「K姫ー」と意味もなく呼び、しかもこれは無意識だったんですが、体の力が抜けてへにょ〜んという姿勢になりました。
心はひねくれているが体は素直なじょりぃ。

へにょ〜ん となったワタシを見て「あらかわいらしい」と思ったのか(思いません)、「久しぶりね」とやっと笑ってくださったK姫。

「K姫!」 くどいワタシ。また名前を呼びましたよ!
「なあに?」
「納品に来ました!」
「うん。それはもう聞いたわ」

や。そこは普通「おつかれさま」とか「ご苦労さま」とか言うところでは。

納品のブツは量が多くて重たいので、二度に分けて運ぶつもりだったじょりぃ。

「もうひとつ大きいのがあるので、ちょっと持ってきますね」
「これより大きいの? ちょっと待って。カート出してあげる」

やさしい(*´∀`*)
他の人なら出してくれません。
K姫は態度がたいしたアレだろうが気分にムラっ気があろうが、行動はいつもやさしく親切です。
むすっとしながら親切、というときもあるので、そういうときはおどおどびくびくしながらやさしさに感謝するという、じょりぃの気持ちも大忙しな現象が起きるのですが。

がらがらとカートを倉庫から持ってきてくださるK姫。

「あ、貸していただければワタシ運んで来ますんで」
「うん」

と言いつつも、並んで歩き始めてくれまして。
やった!とでれでれしかけたところで、K姫、他のお客様に声をかけられ、その方のお相手をすることに。

ちぇ(´・ω・`)
しかしワタシも遊びに来たわけではないので、そのまま納品を済ませまして。

そこの社長に「今日のうちに今いじってる現場見ておいてー」と頼まれていたので、現場に行ってみようと思ったものの、それが社内のどこなのかがよくわからないじょりぃ。

お客様のお相手をしているK姫の腰のあたりなんかを眺めながら、「現場」なるものを探して社内をうろうろしていたんですが。

結局わからず、誰かに聞こうと事務所に戻ってみましたら、K姫、お客様から解放されたのか「何してるの?」と声をかけてくださいましてね。
これこれこういうわけなんですが、場所がわからなくてー、と甘えた声を出しましたら、
「たぶんあそこのことだと思う」
と言って歩き始め。

「え? もしかして案内してくれるんですか?一緒に行ってくれるの?忙しいんでしょ?」

返事はせずに、ワタシを見て薄く微笑まれるK姫。
ああ、この人ってやっぱり姫だなあ(*´∀`*)

でも。
たぶん、これは、何か話したいことがあるんですよ。
それはきっと愚痴。

ということで、その内容もなんとなく察しがついたので、並んで歩きながら水を向けてみることにしました。

「K姫、こっちに異動になって、一日中社内にいなきゃならないんですか?」
「そうなのよー」
「イヤなんでしょ?(・∀・)ニヤニヤ」
「イヤよ。息が詰まりそう」

業績不振の部署に回されては、それを回復させ、それが終わるとまた次の不振部署を任されるK姫。
今までは社外のセクションだったので割とのびのびできていたんですが、社内のそれも本部に異動になって、一日中誰かしらと顔をつきあわせ、しかも一箇所に閉じこめられていなければならないのがイヤでしかたないのですよこの人。

「閉じこめられるの嫌いなのにねー」とワタシ。
「うん。いや」
「籠の中の姫(笑)」

ここで普通、何か謙遜めいたことを言うと思うんですよ。
ワタシ「姫」って言ってるんですし。
しかし返ってきた答は

そうなのよー(ため息)」 でございました。

自分のこと、姫だと思ってるんだなやっぱり(°▽°)シッテタケド
まあ、ワタシもしょっちゅう姫姫言ってるので当然と言えば当然なんですが!
そして自分を姫だと思っているK姫が大好きなんですが。

「とらわれの姫君ですかー。ラプンツェルですね」
「不吉な例えねえ」
「でもこれからはここに来ればK姫に会えるのかー(*´∀`*)」
「(無視)で、あたし、あんまりイヤだから、いよいよ東京に出る頃合いなんじゃないかって思ってるの」

まだ好きだったのか! あのゲーノー人のことを!

「まだそんなこと言ってるんですか!」
「だって本気だもの」
「行っちゃダメ」
「じゃ、人事なんとかしてよ」

できねえですし。無茶をおっさる。うきー。

そして現場に着き。
事務所に戻ろうとしたK姫をひとりでおかえしするのはしのびない、と思いまして。

「あ、K姫。ひとりでは行かせません。事務所まで送りますよ!」
「(にこ)」

無意味に往復する姫と下僕。

ワタシのこの「K姫スキスキオーラ」はK姫にちゃんと届いて   いるだろうな(°▽°)
わかっていて良い気分に楽しんでいるに違いない。そしてワタシもそれが嬉しく楽しいのであります。
何度か書いておりますが、この人自身はヘテロセクシャルだと思いますが、同性愛に対してまったく偏見がないというか、割とそっち系のノリは好きみたいなのです。
なので、ワタシのこの「山百合学園でおねえさまを慕う」(マリみてネタです)ようなノリは、K姫には割と楽しい非日常なのではないかと。
お互いに楽しいのならこれはけっこうなことです。
なんて言ってて、実はK姫「じょりぃうぜえ」とか思っていたらどうしよう。
いやそうは思わないな。「じょりぃ、うざいわ」って思うに違いないです。心の中の呟きでも「うぜえ」なんてK姫は言いません。
もちろんう○こもしないはずです。

それにしても、K姫のスーツ姿かっこいいなー(*´∀`*)
制服かなあ。
何かこの人、すごくメリハリのあるスタイルをしてまして、スーツがやけにカッコイイ。
細身にびしっと決まっているのに、やわらかそうなラインも出てまして。
お尻が大きめのせいかなあ。<本人に言ったら怒られるだろうな(°▽°)
でもスカートにそのお尻のラインが出るのがまたエロいんですよね。

「制服似合ってますねー。かっこいい」 エロい という言葉はかろうじて飲み込みました。
「これ、制服じゃないわよ。自前」
「え!そうなんですか。こいつは失礼いたしました」
「制服1着しかないから。今クリーニング中」
「へー。なんかこれいいですね」
「そお?」
「うん。すちゅわーですさんみたーい(*´∀`*)」 かっこよくスカーフもあしらってあったりして。
「ふふふ」
「ワタシのすちゅわーですさん」
「じょりぃさんのじゃないわよ」

(°▽°)失礼しました。調子づきました。



愚痴の言いたい今は狙いドキ。
飲みにでも誘ってみちゃおうかなー。
酔わせてぐりぐりとかわいがっていただきたいものです。


なーんて期待していても、たぶん例のゲーノー人の話で終わっちゃうんですが( ´_ゝ`)それでもいいや


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