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2006年12月09日(土) 何か間違ってる

小ネタです。


「じょりぃー、ごはんだよー」
と、夕飯どきにきょんに呼ばれまして。
仕事の手を止め、ワタシはいそいそと手を洗い、リビングへ向かいました。
テーブルの上を片づけてと。
ビールとグラス出してと。

あらあら。
現在体が不自由な我が家の愛猫が、また歩こうとして「ころりん」とひっくり返ってしまいました。
きゃわいちょうに、きゃわいちょうに。
よっこいしょと、かがんで起こしてあげまして。

なんてやってましたら、頭の上のほうで「あはははは。あは。あははははは」と、気の抜けた笑い声が。
見上げると、お皿を持ったきょんが、その皿を見て笑っております。

「どうしたの?」とワタシ。
ワタシの位置からは、お皿の底しか見えなかったもんですから。

「いやあ、あたしってバカだなと思って」ときょん。

ええ、知ってます(・∀・)

なんて言ったらごはん食べさせてもらえなくなっちゃうので「なんで?」と。屈託のない瞳で。

「買ってきた柚子大根をね、パックのまま出そうと思ったんだけど」


はあ、またパックのままか( ´_ゝ`)


ワタシは母親に「買ってきたものでもお皿にきれいに盛りつければ、目だけでもおいしそうになるんだよ」と教えられてるものですから、きょんのこの「惣菜買ってきたらそのまま出しちゃうよ」作戦が当初はイヤでしかたなかったものでした。
が、もう慣れました。慣れましたがやっぱりちょっとイヤです。

「うん。それで?」 イヤですがケンカはもっとイヤなのでスルー。
「何か、汁が漏れるのか、パックがべとべとするのよ」
「うん」
「べとべとがテーブルにつくとイヤだから、お皿に載せようと思ったわけよ」

おお!
すごい進歩!

「うんうん!」 それがその皿なんだね!
「でもあたし、今お皿を見て、何か間違ってるよなーと思って、それで笑ってしまった」
「は?」

お皿の中身を見せてもらいましたら。



確かにあなた、間違えてるよ、根本的な部分を。






どう思いますかこれ。











「器に普通に中身を出せば良かったんだよね。あはははははは」ときょん。
「う、うん・・・あははは・・・」
「でも今日はもうこうしちゃったので、これで食べて」



まあ、お腹に入っちゃえばおんなじですからね。<実家にいた頃は絶対に口にしてはいけなかった言葉


おかあさん。
このようにして、神経の細かったあなたの娘もどんどん鍛えられて、世の中を渡っていけていますよ。
安心してください。


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