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「小ネタでもいい。もう少しマメに更新しようじゃないか」キャンペーン実施中というか実施してみます。
先日、某取引先のKシャチョーが予告なくふらりと事務所にやってきまして。 「いやー、営業回って疲れちゃった。じょりぃさん、水ちょうだい」と。
どこかのコンビニか公園で飲んでください。
と言いたかった忙しいワタシだったんですが、「ホントに水しかありませんけど」とにこやかにお水を出しました。 なっちゃんが気を利かせてそのあとお茶を持ってきてくれたんですが。 そういえば少し前にも別の取引先の人が「コーヒー飲ませて。おいしく淹れてね」とふらりとやってきました。
これがK姫とかならワタシだって、ただコーヒー淹れるだけでなく、催淫剤を一服盛ってお出しするくらいのサービスはするんですが、フラリとやってくるのはたいてい野郎です。萎えます。
で、水飲みに来たシャチョーさんは、「年明けにじょりぃさんに仕事頼みたいんだけどさー、考えのまとめ方がわからないんだよねー」ということで、会社の方針とか今やっていることとか実績とかをあれこれ話し出しましてね。 でもこの人、いつもこうやってフラリとやってきては、アイデアだけ出すだけ出させて勝手に使ってしまい、うちが請求できる仕事になかなかならないんですよねー。 まあ、ワタシの力不足と言われればそれまでなんですが。 そのときも彼、自分の仕事ファイルを開いて話を始めたんですが、ふと見ればワタシのアイデアがちゃっかりファイルされております。
「あ。勝手に使ってる。請求出さなきゃ」と、無邪気を装いつつ抗議するワタシ。 「え?! 出てないっけ?」 「それでOKって返事がないまま流れたので出してませんよ。ひどい」 「ゴメンゴメン」 「貸しってことにしておきますね☆」 次の仕事にのっけちゃおうっと(°▽°)
だから早く仕事をくださいなKシャチョー。
で、とある話の段になりまして
「・・・というわけなんだけど、どうやって展開していけばいいかなあ?」とKシャチョー。 「それは、Kさんが自分の会社をお客様にどのように見せたいか、にもよりますよねー」とワタシ。 「どのように見せたいかって?」 「うーん、例えば、ハッタリかまして大きい会社に見せたいのか、小さくても堅実だよーという部分をアピールするのか、とか」 「うーーーん・・・・」考え込むKシャチョー。
「大きく見せたい」 「そうですか。でもこぢんまりと見せるのも手なんですよね、Kさんのような業種の場合」 「どういうこと?」 「何かこう、人となりが伝わってくるような、企業というカタマリでなく、個を意識させて信用に持っていくというのも手だと思うんですよ」
ここでまた「うーん、人となりねえ・・・」と考え込むKさん。
「ねえねえ、じょりぃさんから見てさ、オレってどんな人間に見える?」
困ったわー。何この質問。
「正直に言っちゃっていいの?」とワタシ。 「うんうん。正直なところ」
「元ヤン」
正直に言ってしまいました。 ウケるかなと思って笑顔の準備をしていたワタシだったのですが。
「元ヤンか・・・実際そうだったから何も言えないんだけどさ・・・」
肩を落として帰っていかれました。
だって。 変な形にくっきりこっくりと眉毛の入れ墨なんてしてるし。 イマドキ髪型がリーゼント(パーマネントつき)だし。 そしてそのスタイルを貫いているということは、てっきり「ヤンキーな自分を誇りに思っているんだろうな!」と確信していたのですが、読み違えました。
勝手に使われたアイデア料を乗せられる仕事が、また遠のいてしまった気がします。 忙しいばかりで儲からないなあと我が身を嘆く毎日ですが、自業自得なのかと納得しました( ´_ゝ`)
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