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2006年02月13日(月) バレンタイン☆イブ

本日、不思議ちゃんEさんのところへ仕事の打ち合わせに。
とはいっても、アポを取らずに「確認してほしいもの事務所に置いておきますね」というアバウトな約束でうかがったので、お会いできないかもなーと思いつつ事務所のほうへ歩いておりましたら。

エントランスから、Eさんが歩いてきました。
ちょうどお出かけするところだったようです。

「あ〜〜〜〜。じょりぃさんだ〜〜〜〜〜」
「やあやあ。ちょうどお会いできてよかったです。
 でも出がけでは忙しそうですね。これ、事務所に置いておきますよ」
「あー、うん。 でもじゃあちょっと中入ってください。
 じょりぃさんに渡したいものもあるし」

はいはい。いそいそ。

本日のEさんのお出かけの用事は、巫女のお仕事ではなかったらしく私服。
白いハーフコートにふわりとした白いマフラーをさくっと巻いて、ボトムはチャコールグレイのウールなロングスカート。
いつもながら、お嬢様めいています。
心の中で「白うさぎちゃん☆」と呼びかけ、マヌケ面してEさんの後ろに続きました。

Eさんから資料を預かることになっていたので、それを受け取るのかな?
それともワタシの確認を先にしちゃっていいのかな?

なーんて、てん と椅子に腰掛けてからにこにこしておりましたら。

出てきたモノは資料ではありませんでした。

「あのー、これ・・・。
 明日バレンタインデーだから、じょりぃさんに。はい」

え!

バレンタインのチョコレートだーーーーー!!!!!

「え! ワタシに? ワタシに? ワタシに?」

三連呼。 どうどう、じょりぃ。おちけつ。

「・・・(笑)はい。じょりぃさんに」
「わあ。うれしいな。うれしいな。うれしいな」 またもや三連呼。

そしてパタパタと踊るじょりぃ。
だって嬉しかったんですよ。
ここのところ、バレンタインデーにチョコレートなんて、めっきりもらわなくなっていたものですから。

や、きょんからは義理でもらったりはしてましたけどね。
それも実はホワイトデーが目当てだったりしますし。
ああ、昔はバレンタインデーと言ったら(遠い目)(と思わせぶりにしてみましたが、実はたいしてもらえてません)

去年なんてホントにきょんからだけでしたしねえ。

それが! ごひいきの! Eさんから! うれぴい!

と、ぴょんぴょんと飛び跳ねて喜んでおりましたら(本当にやったのよこれワタシ)

「じょりぃさん、体を使ってヨロコビを表現している・・・言葉がいらない人なんですね」

Eさんにほめてもらえました。(ほめてないから)

ああ。今日は良い日です。
しかし、バレンタインにチョコ1個もらってこの大騒ぎって、ワタシホントにモテなくなったなー。
しかもEさんは雑貨屋さんの売上責任者でもあるので、たぶんノルマ的に取引業者であるワタシにもくれただけなんですけど。
いいんですよ!それでも!チョコはチョコですから!
素直にシンプルに喜ばせていただきます。

それにだって、「じょりぃさんへ」の後ろに
はあとがついてますよ! はあとが! 大きいのが!


さて。(真顔に戻って)

Eさんからいただいたのは、きょんの大好きな生チョコです。
とってもおいしいのですが、かなり濃厚タイプなので、ワタシの胃には重いということもあり、きょんが帰ってからことのなりゆきを報告し、きょんにもチョコレートを分けてあげまして。
あーでもヤキモチとか妬かれちゃったらどうしようめんどくさいなあ弱ったなあ。

「ほらほら!Eさんにもらった!嬉しい!」
「あーよかったね」

きょん、平常心で生チョコをなむなむと食し 糸 冬  了 。


さて。ホワイトデーにお返しして、うっかりワタシとEさんが恋人同士になってしまうと仕事にもいろいろと支障が出てしまいます。
なので明日もお会いする予定だったため、そのときにワタシもチョコレートを渡しましょうということになり、チョコレート調達のためジャ●コへ向かいました。
ああいうところに行くと、つい余分なものも見てしまうもので、きょんと一緒にあっちふらふらこっちふらふらしていたんですが。
きょんからは「明日のバレンタインどうするー?」の一言も出ません。
ていうか、ワタシもそのときは「Eさんにお返し買わなくちゃ」というアタマはあったのに、きょんとワタシのあいだのバレンタイン取引のことはすっっっっかりどこかに行っておりました。
長くつきあってるとそんなもんですよね。ていうか、うちが冷め切っているからでしょうか。

ふと買い物かごを見ると。
明治のブラックチョコが入っております。しかも2枚。
はて? 誰が食べるのかいな?

ワタシの好きな板チョコは明治のミルクチョコレートであります。
次が森永のミルクチョコレート。
次が明治のストロベリーチョコ。
次がロッテのクランキー。
次がってキリがないのでやめておきますが、とにかくブラックは食べないんです。酸っぱいから。酸っぱいモノ苦手。

「何これ。あなたの買い物?」とじょりぃ。
「ああ、うん」
「好きだっけ?」
「なんとなく」
「2枚も?」 怪訝そうな顔をするワタシ。
「うん」
「ダイエット中でしょ。いいの?」 うるさいですねワタシも。
「いいの」

それからまたしばらく店内を歩きまして。

ワタシがお酒のコーナーをうろつき「ズブロッカないかなズブロッカ」とアルコール濃度が高くて安上がりな酒を探しておりましたら、きょんが唐突に

「ねえ、じょりぃ、チョコって何が好きだっけ?」と。

きょんの横には、明治のミルクチョコレートの増設棚がありました。

「ん? これ」 棚を指さすじょりぃ。
「明治ならいいの?」
「森永のミルクチョコも好きだー」
「チョコにさらに砂糖を足したりするとしてさ、だとしたらこのミルクチョコとブラック、どっちのが好み?」

んあ?
そんな難しいことわかんない。
聞いただけで歯が痛いヨ。
ていうか、なんでチョコに砂糖入れるんd・・・・あ。

やっと気づいたじょりぃ。

「もしかして、またチョコビス作ってくれるの?」
「ううん」

がく。

「今年はチョコビスでないもの作ろうと思って」ときょん。

え!



怖い。
一体何ができるんだろう。



と思っても口に出さないのがやさしさいっぱいのじょりぃ。

「わあ、ありがとう」
「というわけで、ミルクチョコとブラック、どっちがいい?」
「んーー・・・・ブラックっつっても甘いんだよね結局。酸っぱいだけでさ」
「そうなんだ」
「どうせ甘いなら、好きな方のミルクで」
「わかった」


どうもきょんとしては、本当はしらばっくれてワタシに内緒で作って明日びつくーりさせたかったみたいなんですけど。
一緒に買い物しててそれは無理だろうという話ですよ。
ていうか、ワタシもなっかなか気づかなかったので、きょんがワタシにおうかがいをたてずにそのままブラックで作っちゃえば、明日「わ!(なんだこの物体!)」とびつくりしていたかもしれませんが。

それにしても、何を作るつもりなのでしょうか。
他に買っていた食材にバナナ、牛乳などがあるんですが。

・・・もしかして、チョコバナナかしら。ありうる。ワタシ猿だし。うき。

もずく酢も買ってましたけど。

・・・・・。

どうかそれはバレンタインデーと無関係でありますように。



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