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掲示板で「じょりぃさんは甘えるのも甘えさせるのもヘタなんじゃないか?」という話題を頂戴したので、本日きょんと外食中、ちょっと訊ねてみることにしました。
「ねえ、ワタシって、甘えるの、ヘタかな?」 「は?」
質問が唐突すぎましたでしょうか。
「どお?」 「んーーーー。よくわかんないなー。甘えるってなんだ?」 「んーと、じゃあ、ワタシ、あなたに甘えてますか?」 「甘えてないんじゃない?」
どうも、なんとなく、「甘える」の解釈がずれているような気がしないでもないんですが。 でもまあいいや。めんどくさいから。
「甘えてほしい? ワタシに」 「えー? イヤだなぁ」 ハッキリ拒否するきょん。 「やっぱり。 ワタシのまわり、こんな人ばっかだ(笑)」 「なに? 甘えたいの?」 「ううん。 今のままでもワタシとしては十分甘えてるし、これ以上甘える気もないんだけど」 「ふうん」
間。
「じゃあさ、ワタシ、甘やかすのはヘタかな?」 「はぁ?」 「甘えづらい?」 「考えたこともないや」 「考えて」 「甘えづらいかどうかはともかく、そもそもあたしの中にじょりぃやその他の人に甘えたいという欲求がないのでわからない」
なるほど。
「ワタシにとって、甘えるということの定義ってさ」とワタシ。 「うん」 「他人の領域に、自分の感情に任せて踏み込んでいく感じなのよ」 「なるほどね」 「人んちに勝手に入って、おなかすいたよーとだだこねてごはん食べさせてもらうみたいな」 「あはははははは」 「だから、自分から甘えるというのはちょっと抵抗があるのだね」 「ふうん」<どうでもよさそう 「こう、どんなに親しくなっても、ドアを開ける前はノックをしてから、みたいなさ、そういうケジメが必要なのだな」 「ああ。わかるわかる」 「ドアって、心のドアよ? トイレとかじゃなくて」 「わかってるよ」
これ、あくまでも「ワタシにとって」の話ですから。念のため。
「でもさ、じょりぃはそういうとこ、ちょっと厳しいとこあるよね」ときょん。 「厳しいとは?」 「あたしの前でだらしない姿見せたりしないしさ」 「あなたは見せてますね」 「あたしが本気を出せば、もっとだらしなくできるんだよっ」 「おみそれしました」 「あたし、そのことに関して訊きたいことがあったんだけどさ」 「うん」 「じょりぃ、どうしてあたしの前でおならしないでいられるの?」
は?
あの。 今、なんの話をしていたんでしたっけ?
「は?」 「あたしはさ、じょりぃの前でしちゃったことあるじゃん」 「まあね」 でも10年以上一緒にいて、2〜3回程度ですよ。 「でもじょりぃはそういうのイヤがるからさ、気を付けてはいるんだけど」 「でしょうね」 「でもさー、気を付けてたって出ちゃうから、出ちゃうわけじゃん?」 「はあ」 「なんで出ないの?」 「なんでと言われても・・・コントロール不能なときは出ちゃうよ。寝てるときとか」 「起きてたってコントロール不能なときはあるんだよっ」<怒ってます 「ワタシだってあるよ」 「じゃあ、してもしらばっくれてるわけ?」
あの。 なんでこんな話に。
ワタシはちょっと、甘えについてきょんとディスカッションしたかっただけなんですが。 どうしておならをするだのしないだのという話になるんでしょうか。
「しらばっくれてるなんて・・・・」 「いつもすかしてるの?」<マジメに訊いてます 「すかしても匂いでばれると思うんですが」 「ナゾなんだよねー」 「ワタシよりナナのがすごいと思うよ」<話をそらしました。 「どうして?」 「子供たち、ママのおなら聞いたことないって」 「えええええええ!? それはスゴイね」 「ね」 「ナナはおならが出ないのか?」
出ると思いますけど。 あまり想像したくないんですけど。
「いつしてるんだあんたたちは!」
きょん、なぜか怒ってますけど。
「でもさ、そんな、不可抗力で出ちゃうもん、ワタシだって目くじら立てないよ」とワタシ。 「そうかなあ?」 「あたりまえのようにぶーぶーやられちゃったらすごくイヤだけどさ」 「あははははははははは ってこのへんで『ぶっ』 とかね」 「イヤだね」 「でもじょりぃ、怒ったことあるんだよ」 「おならで?」 「うん」
ワタシは覚えていなかったので、きょんが話して聞かせてくれたのですが。
いつも言っているとおり、きょんはリビングでぐうぐう寝てしまいます。 ワタシはこれが大キライ。 さきほどのケジメの話に共通するのですが、すごくだらしない気がしてイヤなのです。 自己管理がまるでできていない感じで。
というわけで、ワタシはきょんがリビングで寝始めると一気にフキゲンになっておりました、当時。 最近は、それで健康を害することもないことがわかってきたので、すっかりあきらめて好きにさせておりますが。 当時はまだフキゲンだったようで。
きょんは寝ていて、ワタシは隣でビデオかなんか見ていたらしいです。 で、そのときに、きょんがまあ、ぷうっ となさったと。
「そんな、寝てるときなら不可抗力じゃん。ワタシ、怒らなかったでしょ?」と、話を割って抗議するワタシ。 「いや、怒ったんだよ」 「なんて?」 「あたし、半分寝て、半分起きてる状態だったんで、じょりぃが言った言葉が聞こえたんだけどさ」 「うん」 「『最低だな』って、低い声で、吐き捨てるように言った」 「わはははははははははははははははウソだよそれええええ」 「言ったんだよ」 「それは失礼いたしました。 あなたがリビングで寝ることに腹を立てていたピークの頃だったのでは」 「いや。ピークは過ぎていた」 そこまでわかってるなら、ベッドで寝てください。 「怒ったのかワタシ」 「うん。で、あたしもあたしなんだけど、じょりぃのその言葉聞いてさ」 「怒ったの?」 「ううん」 「悲しんだの?」 「あはははははははははははって、寝てたのに大笑いしちゃったんだよ」 「あはははははははは ていうか、何がおかしいんだよ!」 「だって、おならして最低だなって本気で言われちゃうって、あたしバカみたーーいと思ったら笑いが止まらなかった」
こういう人だから、神経質なワタシと一緒にいられるんでしょうね。ありがたいことでございます。
「ワタシもびっくりしたろうな。寝てた人がおならして、そのあと大笑いしたんじゃ」 「いや、それが、軽蔑したような目でちらっとあたしを見た後、無言でテレビ見てた」 「わはははははははははははは」 「あはははははははは」 「あなた、よく怒らなかったねその状況で」 「うん。なんかそのときはそれで済んじゃった。またすぐ寝ちゃったし」
だからベッドで寝ろと。
「もしワタシがきょんの前でおならしちゃったらどうする?」 「喜ぶ」 <どうかしてます
甘えの話から、おならの話になってしまいました。
ホントにワタシは、この人のおかげで神経病まずに済んでるんですよ。
だから、寝っ屁くらい、いくらでもどうぞ、きょん。 もう怒るワタシではありませんので。
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