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2004年08月04日(水) きょんのおかげでスッキリ

誤解されそうなタイトルですが。
別に性欲がスッキリしたわけではございません。
そんなことアンタ見てれば言われなくてもわかるよですかそうですか。

昨日のワタシ。
実は、いじけ虫以外にも、クサクサしている原因がありました。

パパのことです。

いえ。
ナナにさわさわしてるのが気に入らないとかは別に今さら思うけど思わないんですが。
そんなもん夫婦なんですから、勝手に仲良くやっていただくしかないわけですしね。

昨日のナナワタに、「パパの話が長い」「つまんない」「自慢話が多い」ということを暴露し、ワタシの人間性の卑しさを垣間見ていただいたわけですが。

それに付随しまして。

なんで話が長くなるかというと、自慢話を「さりげなく」やろうとするので、余分な枝葉がつくのですけど。
最初っから「オレ、こーなんだよー。すごいでしょー」と言っていただければ、ワタシそんなにイヤじゃないんですよ。
そうしていただければ、どれだけ時間を短縮できることか。
素直に嬉しそうに得意そうに自慢している人は、かえってかわいらしいほどでございますしね。

まあ、そんな話の一環で。
昨夜のいろんな話題の中で、ひとつモーレツア太郎に腹が立ってしまったことが。

パパが突然、「じょりぃちゃんのところってさ、出入りも大きいだろうから利益はまた別として、売上で年にどれくらい?」とワタシに訊いてきました。

ワタシ、こういうこと、答えたくないんですが。
だいたい、きょんだってウチの売上額なんて知りませんよ。なっちゃんは知ってますけど。
もちろん、ナナだって知らないし、そんなこと訊ねてきたこともありません。
ビジネスの都合上、きちんと知らせなければならない場合を除いては、ワタシは極力そういうことは話さないようにしております。

でもまあ、パパも独立したいとかおっしゃっておりましたし。
そこまで訊いてくるのなら、なにかよほどのことなのかな、と思いましたので、正直にお答えいたしました。
今思えば、答えなきゃよかったんですよ。わかってるんです。ワタシがバカでした。あーあ。

そしたら。

「てことはさー、○○○(事業所名)の○千万円て売上って、やっぱすげえんだよなー。あのくらいの規模でだもんな」と。ナナに。


待ていっ。


どういう意味よ。
ていうか、ワタシの売上に関する話は、ワタシが申告した時点で終わりにされちゃってるんですが。
あとは、ずっと、パパのごひいきの下請けである○○○がいかにがんばってていかにスゴイかという話を、ナナに話し続けてます。

どうも、パパが目をかけてやってる下請けさんのようで。
すごいですね!売り上げがうちの何倍もあって☆ さすがはパパ!目が利くぅ。すごいすごいすごいーーーー(フェイドアウト)


この手のパパの話には慣れているんですが。

今回は頭に来ました。
売上額言っちゃったワタシがそもそもバカだったんですが。
それでも言いたい。


そんなこっつまんねー自慢話するために、うちの売上訊くんじゃねえよ。


ていうか、うちの売上額なんて訊かなくたって、どうにでも話ができるじゃありませんか。その程度のこと。
さもさもワタシのことを気にかけている風に話を振っておいて、この展開。

温厚な(フリをしている)じょりぃも頭にきました。



きましたが。


その場ではにこにこしておりました。(ふがいない)



だって。


ムッとしたら、ナナがかわいそうかなと思っちゃったんだもん。
板挟みって感じになりそうざんす。
ワタシがパパの話つまんないと思ってるのは、ナナも薄々気づいているはずですし。(たぶん)
ナナがワタシとパパと話しているときになんとなく無口になりがちなのは、たぶんそういうことがわかってるからなんです。(たぶん)
それに、パパもワタシに対してはまったく悪気はないんです。本人気づいていないんです。(たぶん)
罪を憎んで人を憎まず。 なんて言ってたら肉まんが食べたくなってきましたが。(たぶん)


ナナはこの手の話を毎晩聞かされているわけですしね。

実は、先日ナナが落ち込みモードだったときに、「パパの仕事のグチとか話を聞くのが、もうホントに苦痛なんだよ・・・」とこぼしていたんですが。
イヤなら聞かなきゃいいのに。
変なところで古風というか、夫を立てるというか、そんな感じ。


まあ、そんなわけで。
ワタシもゴキゲンが悪かったので、わざわざ腹を立てている可能性もあるよなーと思い、とりあえず一晩寝かせました。この感情を。

朝。


まだ気分悪い。


なんで気分が回復しないかといえば、パパの態度云々よりも、うっかり売上を暴露してしまった自分の浅はかさにイライラしていたんだと思います。
それを、パパに責任転嫁してるんです。
あたちがバカだったんじゃないもんっ。 パパが悪いんだもんっ。 てな具合に。


ということを差し引いてもやっぱり腹立たしいじょりぃ。 プーリプリ。


お昼過ぎ、きょんにこの話を打ち明けました。「イヤなことがあった」と。

結果。

「なんだそりゃあああああ。怒れ!文句言ったの?ちゃんとっ」 ああ。ワタシが怒られてしまいました。
「言えないよう」
「言いなよっ。 ガツンと言ってやりゃあいいんだよ、いつも通りの憎たらしい口調でさー」
「ははは」
「ナナに言えば?」
「・・・今回はさすがに言ってみようかなとも思ったんだけどさ、でも、ナナに言ったところで」
「かわいそうか」
「うん」
「ナナもパパには言えないんだよね?」
「たぶんね」
「じゃあ確かに、板挟みでかわいそうなだけだよね」
「うん」

ワタシは20代後半で心を入れ替えてから、すっかり怒るのが下手になってしまってまして。
きょんにぼそぼそと打ち明けると、きょんは怒りんぼなものですから、ワタシの分まですごい勢いで怒ってくれて(ワタシの前でだけですけど)、これってワタシにはすごいストレス解消になるんです。

「あ、じゃあわかった。ナナにこう言いな」ときょん。
「なんて?」
「離婚しろ!って
「え!」
「あんたのダンナ、腹が立つから離婚しろ!って言ってやれ!」 <ちなみに本気で言ってます。
「わははははははははははははははははは」
「あははははははははははは」

なぜかふたりでしばらく笑いまして。

「ありがとう。おかげさまでスッキリしたのでもういいです」とワタシ。
「ひとりでスッキリするなー! あたしはまだ気分悪い」
「わははははははは」
「ナナはさー、やさしい子だし頭もいいのに、パパと一緒にいて楽しいのか?」
「楽しいというか、安心するんじゃないのかな。考えてることは手に取るようにわかるし。それにやっぱり、パパは全体的にみてナナにやさしいし子供もかわいがるしマジメに働くしさ、いいと思うよ」

じょりぃ、すっかり気持ちが落ち着き、またパパの良いところが見られるように。

「またそうやってひとりで納得してさー。 あんたズルイな」
「えへへへへ。 どうもありがとう。いつも」
「まあいいけどさ。 気分悪いなそれでも。 だから昨夜、行かなきゃよかったのに」

ヤバイ。ワタシにおはちが回ってきました。

このあともうちょっと、昨夜のグチを聞いてもらいまして。
いちいちワタシの代わりに怒ってくれるきょん。<ちなみにワタシのために怒ってるんじゃなくて、単にきょんが腹が立って怒るわけですが。


おかげさまで、かなり心が晴れ晴れとしてしまいました。


パパ、悪口言っちゃってゴメンね☆
前も日記に書いちゃったけど、もうちょっと話を短くしてくれれば、アナタって最高の夫だと思います。ラヴ。

と、とりあえず言っておく、卑怯者かつ偽善者じょりぃであった まる


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