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2004年07月21日(水) クネ子が好き

「なんとか運転ができるようになってきたら、誰かと出かけたくなってしまいました」

ワタシの発言です。
きょんに言ってます。
バイクの話です。

「誰かいるの? 免許とバイク持ってる人」
「男ばっか」
「行ってくりゃいいじゃん」
「女がいい」

男の人と出かけると、ワタシったらつい「きゃわいい女☆」を演じようとしてしかもうまくいかないので、非常に疲れるんです。
そんな女優のようなことしなければいいんですが、サガってヤツですか。
最低のサガですが。

「とりあえず、○○君がいちばん気を使わないので、『バイク買いなよー。どっか連れてってー』と頼んでいるんだが」
「○○君? やめときなよっ」
「うん。 彼、無茶させるのが好きだからねー」

一緒にスキーに行ったときも「ワタシにはそのコース無理だって」と何度言っても「大丈夫。行ってみちゃえば降りてこられるって」としつこいことこの上なし。きょんにもしつこかった。
あんたがすごいのはわかったからさーと、何度言いかけては飲み込んだことか。
そんな彼ですから、ワタシに「ついてこい」と言い放ち、けっこうなスピードで飛ばしたり、山道をぐねんぐねん走らせたりしそうです。
無理だって言ってんのに。
でも、かつてレースもやってて、バイクも自分で組み立てられちゃって、しかも元彼とくれば、大変便利そうなんですが。

「あとはさー、みんな免許持ってても、バイク持ってないんだよね」
「うちの△△先生のダンナさんは? 今もレースやってるし、バイク大好きで、ヤクルトの人のバイクも『音が変ですね』って直してあげちゃうくらい好きらしいよ」
「そう言われても。ワタシその人知らないし」

他、数名の名前が出るものの、決定打に欠けまして。
決定打どころか、振り逃げすらままならない感じ。

「タマリンに免許取らせるかなー。ヒマになるしさ、あの人」

8月で退職予定のタマリン。理由は「疲れた。のんびり遊ぶ」。
自分で興した会社をすっぱり辞めることに。
というか、あの人、がんばりすぎだったので、やっと休んでくれる、と、友人一同ほっと胸をなで下ろしているところでございます。
あのままだったら近々死ぬでしょう。

「タマリンとふたりでバイクー? 危なすぎ」ときょん。
「どっちが?」
「タマリン。 だってあの人、普通じゃないじゃん」

すごい言われようですタマリン。

きょんに二輪の免許取らせるつもりはさらさらないワタシ。(きょんも取る気ないですけど)
車ですらヒヤっとしっぱなしなのに、とてもとても。

という、同様の理由が、ワタシのまわりの仲良しには共通してまして。
「あなたについていきます!」という感じの女性が皆無。
どうしたことでしょう。

と、きょんに伝えましたら

「なんでそーゆー友達しかいないわけ?」と。
「クネ子が好きだから」

クネ子。
それは、くねくねしている女。 って、そのままですけど。
要は、女らしくて、ほわんとしていて、バイクなんて縁遠そうなタイプの人たちばかりなんです。

「あーやだやだ。 クネ子ばっかりなんてよー。 この人はホントにもう軽蔑しちゃうね」
心底イヤそうです。
ていうかきょん、言葉遣い直してください。
「なんてよー」はちょっとイヤです。

「そういうあなたもクネ子ですけど」
「あたし?! あたしは違うよ!」
「・・・・ス、スミマセン」

怖っ。

あなたがクネ子じゃなかったら、じゃあ一体なんなんですか?
とお訊きしてみましたら

「あたし? あたしは・・・・・オヤジだよっ
「・・・・(肩を落としながら)オヤジか・・・確かに」

満足そうなきょん。 なんで満足なんでしょう。

「でもワタシ、オヤジなタイプの女ってキライ」 ぼそ。とワタシが呟くと

「あはははははははははははははは」


きょん、大ウケです。
そこって笑うところなんでしょうか。
ワタシにキライだって言われてるんですよ?
ちょっとよくわかんないですこの人。


お互い、なんだか嫌いなタイプみたいです。
なんで一緒にいるのかさっぱりわからないんですが。
相性の摩訶不思議でしょうか。

とにかく。

誇張でなく、毎日「明日は別れるのかも」という、紙一重状態で10年以上一緒に暮らしております。
みなさん、ワタシときょんが突然別れても、びっくりしないでくださいね。
ホントに明日はわかりませんから、ワタシたち。


なんて言いながら、今日は不思議ちゃんEさんが道に迷いながら届けてくださった(営業がかかって、おつきあいしました)「土用の丑の日のうな重」を仲良く食しましたので、精が付いたところで一気にバーニングしてチョメチョメするつもりです。(しません)


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