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2004年05月07日(金) |
服装のTPOによるビミョーな乙女心 |
本日、ご新規様のところに仕事でうかがいまして。
ご新規様といっても、直接ワタシのお客様なわけではなく、ワタシに仕事を流してくださっている会社のお客様なのですが。 ワタシが直接やりとりしたほうが内容がわかりやすいだろうということで、ちょいとお邪魔を。
で、服装のTPOの話なんですが。
日常の服装は、ゆるくてだらしなさそーな格好の多いじょりぃ。 ジーンズかペインターパンツにTシャツかパーカー、というのが定番でしょうか。 ゆるくてだらしないとはいえ、ダサくはなりたくないので、ワタシなりにオサレをしたりはしてるんですが。 ボーイッシュは好きだけど、男っぽくはなりたくない。そんな揺れる乙女心なファッション。 どうでもいいですかそうですか。 iプチ姫やK姫、不思議ちゃんEさんなどとの打ち合わせのときは、このまま平気な顔して打ち合わせにでかけてしまうのですが、本日はご新規様です。
担当者は社長。 おっさん。
というわけで、体にフィットした服装でお出かけ。 けっこうカジュアルだけれど、だらしなくは見えない格好でございます。 お化粧も、いつもは打ち合わせとはいえ口紅だけしかしないワタシですが、やけに顔色が悪かったのでファンデも薄く塗りました。
体にフィットした服は、途端に胸が目立ちます。 自分で言うのもなんですが、ワタシったら、キャラの割にけっこう胸が大きいんです。 30過ぎて太ってきたら、胸もさらに大きくなりまして。 なんだか、太り初めて一番最初に肉がつくのが胸なんです、ワタシったら。 そして、やせるときは最後。 もう、ワタシのカラダのえっち☆てな感じです。 ひとりでやってろですかそうですか。
でまあ、おっさん相手とか男性相手の時は、胸の目立つ服をチョイスするいやらしいワタシ。 いわゆる「うっふん営業」でございます。 このうっふんが功を奏しているかどうかはよくわかりませんが、まあ「どこの小僧がやってきたのか」と思われるよりは「あ、おっぱい」と思われた方が、ワタシも相手もハッピーかも、ということで。(そうなんだろうか?)
ご新規様との打ち合わせは、先方にも大変気に入っていただきながら終了。 うっふんの効果があったのかしら。(たぶん関係ないです)
そのあと、もう一件打ち合わせに。 こちらも相手は男性。 ということで、そのままの服装でGO。
胸元が大きく空いた服だったので、たまにそのへんに相手の視線を感じつつ。 よしよし。 せっかくそういう目的で着てきたんだから、そのくらいはしてもらわないと張り合いがありません。
そこの打ち合わせも無事に終わり。
この会社は不思議ちゃんEさんの勤務先のすぐ近く。 今朝Eさんのところの社長から電話がきて「Eと確認しておいてほしいことがある」と言われていたので、電話よりも直接顔を見てお話ししよう、と思い、アポなしで訪問。 Eさん、突然のじょりぃ乱入にも快く迎えてくださり、こちらの打ち合わせも和気あいあいと終了。
「じょりぃさん、やせました?」とEさん。 「いえ。全然」
いつもゆるい服装なので、ピッタリした服着ると細く見えるのかもしれませんね。 髪も切って首も出たことですし。 いろんな目の錯覚に惑わされたらしいEさん。
ああ、ホントにやせているのならどんなに嬉しいか。 でもそうじゃない、現実の悲しさ。
しかし、とは言え。 今日、この服装で打ち合わせをこなせて良かった☆ なんか、結果的にいいことばっかりだったし。
なんて思いながら、にこやかに駐車場目指して館内を歩いておりましたら。 とあるブースに、見知った顔が。
りっちゃん!
びっくりしたのですが。 考えてみたら、このブースは、iプチ姫のショップが管理しているところ。 現在iプチ姫のショップのお手伝いをしているりっちゃんが、ここにいても不思議はないのですが。
激しく狼狽するじょりぃ。 なぜなら、本日の服装は「女の子モード(しかもうっふん営業用)」だからです。しかも化粧付き。 りっちゃんの前では、いつもワタシはボーイッシュモード。 人によって服装変えるようなちまちましたマネしてんじゃねーよという感じですが、じょりぃはそういう姑息な人間なんです。 だからこそ、狼狽。 だからこそ、恥ずかしい。
「あ」と、りっちゃんも気付きまして。 「こんちはっ」と恥ずかしさのあまりぶっきらぼうに挨拶するじょりぃ。 りっちゃんにだけ発した「こんちはっ」だったはずなのですが、ショップのスタッフ数名がじょりぃに気づき「こんにちはー」と丁寧にご挨拶してくださいまして。
あ、今の、「こんちはっ」は違うんですっ。 みなさんに発したものではないんですっ。 アタシのこと、気安い馴れ馴れしい女だと思わないで!
と心の中でさらに狼狽しながら「どうもどうも。お世話になります」とペコペコしながらみなさまに近寄っていくじょりぃ。
持っていたバッグで、思わず胸を隠しながら。 <最高にカッコ悪いワタシ。
りっちゃん! 今のワタシを見ないで!
と、自意識過剰なじょりぃは心の中で叫びつつ、顔はへらへら。口もぺらぺら。
しかし、胸に抱いたバッグは、やけに力んでしっかりと。 ピクリとも位置を変えず。 でも最初の無防備なワタシをりっちゃんは見ていたはず。 ワタシが自意識過剰ということは大いにありますが、いつもオシャレや服装に敏感にチェックを入れてくるりっちゃんが「あれ?」と思わなかったはずはありません。
自分でしゃべりたいだけしゃべって、逃げるようにその場を離れました。 もちろん猫背で。 うっふん中は、少しでも胸の位置が高く見えるように、やけに胸を張っていたクセに。
恥ずかしいよう。
ということでですね。
自分の服装に一喜一憂の、大忙しで愚かなじょりぃでございました。
別にりっちゃんに女性らしい格好を見られるのがいつもイヤ、ってわけじゃないんですよ。 成人式で着物に厚化粧だったときだって、なっちゃんと3人でいそいそと出掛けたわけですし。 (しかもこのときはワタシだけひとり抜け駆けをして「じゃあ会場で☆」と成人式用につきあっていた男のクラウンで送り迎えさせたワタシ。つくづく姑息。そして見栄っ張り) なっちゃんの結婚式のときは、きゃわいいえんじのフレアな短めのワンピース着た、とびきりキュート☆なじょりぃもご披露しているわけですし。(誰も言ってくれないので自分で言ってみました。勘弁してください)
ただ、そういうときって「今日はこういう場で、こういうワタシをりっちゃんにも見られる」という心の準備がちゃんとできているわけでございます。
今日はそんな準備なく、しかも「担当が男だから、男ウケする格好していこうっと」という、軽蔑の対象にすらなるような動機のもとに、無防備に女を演じている姿でりっちゃんに遭遇してしまったので、なんだかすごーーくバツが悪かったのです。
みなさんは、そういう経験てないでしょうか。 まあ、ワタシの考えすぎ、意識しすぎ、と言えば、それまでのことなんですけどね。
こんなことで一喜一憂しているワタシ、まだまだ乙女ね☆と、とりあえず自分を納得させてみました。 ああ、恥ずかしかった。 ワタシってホント愚か。
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