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2004年04月20日(火) |
笑う門には福来たるということで、膝すら笑い始めました |
ワタシ、今膝を傷めておりまして。 昨日病院へ行ってきたんですが。
2月の始めに覚えがあったんですよ。 犬とハードな遊びをしておりましたら、足をひねったときに「ぱき」と小枝を踏んだような軽い小気味よい音がしまして。 いってええええええと思ったものの、ワタシの膝ったらもともとぱきぱきと良い音がするものですから。
放置しておりました。
が、痛い。
でもですよ。 体育会系部活出身者が、膝が痛いくらいで弱音を吐いちゃぁいけないんですよ。
ワタシたちの頃は、スポ根熱血系部活少女でしたから。 練習中に水飲んじゃいけないし、ケガなんてあたりまえで、「痛い」と言えば「自分に負けている!甘ったれるな!」とグランド走らされちゃう様な時代の人間でございます。
痛いのは気のせい、と思っておりました。 いまだに抜けない部活根性。 もはや誰も「いいと言うまで走ってろ!」なんてことは言わないというのに。
でもまあ、放っておけば治っちゃうだろうと思っていたわけです。
なのに、日に日に痛くなるし。
きょんとなっちゃんに脅かされ、自分でも痛くて不安になってきたので、とうとう医者に行ってまいりました。 「なんでもないよー。気になるなら薬出しとくね」くらいのことだろうと思っていたら、半月板損傷でした。 まあ、半月板て損傷しちゃう人多いらしいですけど。特にスポーツ選手と年寄り。 ワタシの症状なんて軽くて、どうってことないといえばどうってことないんですが、医者は当然脅します。
「様子見て、ダメなら手術ね」
イヤです。勘弁してください。
「手術の前に、どっちにしても間接鏡入れて中見て診断するから」
なに? 何をどこに入れるんですか?
「それって痛いんですか?」 「かなり痛い」
イヤです。勘弁してください。
「まあとりあえず、膝に潤滑剤入れて、しばらくは安静にして様子見て」
膝に潤滑剤を入れる? ええと、もしかして、飲んで膝まで届くのかしら?
「どうやって入れるんですか?」 「ん? 注射で。間接に、ちゅーっと」
イヤです。勘弁してください。
「それって痛いんですか?」 「んーーーー。 痛いね」
うわああああああああああああん。
あーどーしよ。あーどーしよ。こわいよこわいよ。
と、ホントにその場で連呼しておりましたら、先生「もしかして、注射で泣く人?」と。 「泣きません。 けど、とてもコワイです。どうしたらいいでしょう」 「まあでもしょうがないから」
きゃああああああああああああああああああ ぷす って、なんだ、平気じゃん。 全然平気。 こんなの痛くないですよ。ははははははは。
ぐすん。
騒がしい患者でスミマセン先生。 注射うまいですね☆
「とりあえず、毎週注射しにきてね」
うわああああああああん毎週怖いよう。
「ちょっと手出してみて」
先生に言われるまま、手を出すじょりぃ。 手のひらに、透明のジェルを出されまして。
「それ、ヒアルロン酸なんたらかんたら。今、膝に入れたヤツ。 ちょっと手につけて伸ばしてみて」
ぬりぬりぬりぬり。
「しばらくすると、ウソみたいに手がすべすべになるよ」 「わあい」 「シワも取れちゃうからね、それ」 「え。 先に言ってくださらないと先生」 「どして?」 「わかってれば顔に塗ったのに」 「じゃ、もうちょっとあげるよ」
素直に顔に塗ってみましたら
「ホントに塗ったねこの人」と先生。 「塗りましたね」と看護士さん。 「塗りますよ。ワタシはいつだって本気です」とワタシ。ぬりぬりぬり。
ホントに塗ったねと言われたのが恥ずかしくて、思わず「ワタシは本気」宣言をしてしまい、恥の上塗りじょりぃ。
しかも、考えてみたら、ワタシ自分でヒアルロン酸の美容液持ってました。 でもさすがに濃度が違うみたいで、先生からもらって塗ったヤツは、見事に手も顔もつるつるに。
来週注射の時に「膝に入れるの半分にして、残りを持って帰ってはいけませんか?」と訊いてみたい衝動に駆られておりますが、さすがにそれは言えなそうです。 でも欲しい。
膝の様子を見ている間について、お医者さんから厳重に注意されたのがこの3つ。
・正座は厳禁。(前日正座に近い姿勢で、長時間草むしりをしてしまいました) ・痛い方の足を、90度以上曲げないこと。 ・スポーツ禁止。
なんだか年寄り臭いです。 しかも「90度以上曲げない」って、聞いたときは「余裕余裕」と思っていたのですが、これってなかなか難しいですね。 気付けば動きがおばあちゃん。 イヤですこんな自分。 でも手術になるとイヤなので、これ以上悪化しないように、しばらくはおばあちゃん動作で過ごさなければなりません。 板についちゃったらどうしよう。しかも意外と疲れます。
鎮痛剤ももらったんですが、痛くなくなっちゃうとつい無理しちゃいそうなので、飲まないことにしました。 痛みがなければ、たぶん正座だろうがスキップだろうが反復横飛びだろうが、やっちまうと思うのでワタシ。
で、たぶん気のせいだとは思うんですが、潤滑剤入れてから、膝がゆるいというか、笑うというか、なんだかすごく気持ちが悪いんです。(今はもうそんな感じもないんですが) 体に何か入れるってイヤですね。 豊胸手術とかする人って、ある意味エライですね。 たまに自分の胸に入っている異質物に思いを馳せて「うええええええええ」とかならないんでしょうか。 余計なお世話ですかそうですか。
まあでもこの程度でよかったです。 「足切るよ」とか宣告されたらどうしようかと、ひとりでビビっておりましたもので。 たいして痛くもないくせに、心配だけは大袈裟にしておりました。しかもこっそりと。
しかし良いこともありまして、きょんがちやほやしてくれます。 「そんなに痛かったんだー。かわいそうに」と言ってもらえましたが、実はそんなに痛くはなかったんですよ、きょん。 先生が「こりゃいいカモだ。しばらく通わせて金取ってやれ」と思ったのか、手術だなんだと大袈裟に脅かしてくれたおかげで、痛み以上に大事にされております。 なんだか得しました。お肌もつるつるになったし。
が、ナナの対応は違ったりします。 こちらの話は次回の「ナナとワタシ」で。
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