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2004年04月10日(土) 頭のいいペット

iプチ姫のお誕生日会でのできごとを。
恒例のメンツ、iプチ夫妻・K姫・ワタシで飲んで参りました。

その日はちょっと遅れ気味に家を出まして「うえーん遅刻だー」とばかりに、車すっ飛ばしてiプチ姫との待ち合わせ場所まで向かったのですが。
お店の場所がわからないワタシのために、iプチ姫がわかりやすい場所で待ち合わせを設定してくれたのです。
そこに着くなり携帯がぷるる。

「ごめんなさーい。遅れます。夫はもう向かってるんですけど、彼も遅れるみたい」と、iプチ姫からです。
「あ、じゃあ、K姫だけ先に着いてしまったりすると申し訳ないので、ワタシ先に店に向かってますよ。道教えてください」
と、iプチ姫に道を教わったんですが、ワタシも彼女も超方向音痴。
教えて貰ったとおりに進んだら、きっちり迷いまして。

待ち合わせ場所から1分もしないで着くはずなのに、ワタシどうして7分も走っているのでしょう。

もう一度iプチ姫に訊いても同じ結果になりそうですし、iプチ夫に電話するくらいならやっぱりK姫に電話したいと思うのは、じょりぃにしてみれば当然の願望でございます。

ということで、K姫に泣きつくことに。

「はい。Kです」
「じょりぃです」
「ゴメン。 まだ事務所なの。遅れちゃうみたい」
「それはいいんですけど。 あの。 迷子になっちゃったんです」
「(笑) 今どこにいるの?」

状況を説明するじょりぃ。

「あたしもそのお店行ったことないんだけど・・・近くに花屋さん見えない?」
「あ! あります」
「その裏だと思うんだけど」
「 あ、あった」

待ち合わせ場所の裏でもありました・・・。

「どうしたら迷えるの?」と、呆れるK姫。
「いろいろと複雑な事情があるんです」 ないですけど。
「じゃあ、大丈夫ね」
「K姫、遅くなるんですか?」
「もう出るところよ」

わあい。

K姫の事務所からは近い店なので、ほどなく着くはず。
今日はK姫の隣に座るんだー。
前回はうっかりiプチ夫の隣になっちまいましたからね。

4人揃う前にK姫と一緒にお店に入れば、隣同士になれる確立が上がります。
というわけで、店に入らず、駐車場で待機するじょりぃ。



誰も来ないし。
今日も、遅刻してきたというのに、相変わらず「ひとりでぽつーん」なじょりぃ。
みんな、時間守りなさいよ! って、ワタシに言われてどーすんのよ。

は。

iプチ夫、到着。

K姫と一緒に店に入りたいがために、車の中で伏せて、身を隠すじょりぃ。アホです。姑息です。滑稽です。

こそこそと様子を見ていると、iプチ夫、しばらくキョロキョロしたあとに、店内へ。


K姫まだかなあ。
もう着いてもいい頃なのになあ。

と、油断していたら、窓がコンコン。
「何してるんですかじょりぃさん」

iプチ夫に見つけられてしまいました。けったいな姿勢のまま。
じゃあ今度はワタシが鬼ね☆って、かくれんぼじゃないんですから。

渋々車から降りて店内へ。

席に通されるなり、

「今日は、夫婦で隣同士座ってくださいね。iプチ姫の誕生日なんだし」

と、命令するじょりぃ。理不尽な上に横暴です。

「えーー。別にいいじゃないですか」
「ダメ」
「なんでですか」
「今日はワタシ、K姫の隣になりたいのよ」 しきるじょりぃ。
「え? なんで?」
「む・・・・は、話があるんですよK姫に」
「なんの?」
「教えられない秘密の話だから、隣になりたいのっ」

えらく感じ悪いですがワタシったら。
男性相手だと、どうしてもいばってしまうじょりぃでございます。

「なんだそれー」と笑いながらも、iプチ夫、承諾。

「K姫遅い。 もう出るところって言ってたのに」と文句を言うワタシ。
「あの人、絶対遅れてきますよね」とiプチ夫。
「そうね。今まですべて遅刻ね」
「一人で待ってるのが絶対にイヤなんでしょうね(笑)」
「K姫らしいけどね」
「ホント」

読まれてますよ、K姫。

ほどなくして、メンツが揃って飲み会開始。

と思ったら
「料理は頼んであるんでしょ?」とK姫。
「いや、まだですよ」とワタシ。
「さんざん時間があったくせに、どうして頼んでおかないのよ」

さんざん時間があったのは誰のせいかはともかく、言われてみれば気がきかなかったワタシとiプチ夫。

「・・・何頼んでいいのかわかんないんですもん」とワタシ。
「自分の食べたいもの頼めばいいんでしょ? 簡単じゃないの」とK姫。
「・・・・・・・・・」 好き嫌いが多いのは、どこのどなた様でしたっけね。

「じょりぃさん、食べ物注文するの、苦手って言ってましたもんね」
と、iプチ姫から助け船が。
ありがとう、iプチ姫。

「あたし、カルパッチョ食べたい」とiプチ姫。
K姫「お肉とお魚、どっちがいい?」
iプチ姫「お魚ー」

ワタシとK姫が一緒にメニュー見てたんですが。

「お魚ね・・・白身と帆立があるけど、どっちがいいかしらね」
「・・・・・・・・」 どっちでもいいじょりぃ。てか、好き嫌いある人が決めて下さいK姫。
「じょりぃさんは? どれがいいの?」
「ええと・・・・よくわかんないですね・・・」
「自分の食べたいものがわからないの?」K姫、ため息。
「・・・・・はい。 スミマセン。 待ちくたびれて何もわからなくなってしまいました」

K姫、ジロリと。横目でじょりぃにゆっくりと視線を向けました。

「嘘です。スミマセン。待つの大好きです」
「そうよね」にっこり。

なんて会話を展開しておりましたら、iプチ姫が

「なんかさー、ふたりの会話って、おもしろいねー」と。

「おもしろいとは?」とワタシ。
「なんかー、もう関係がガッチリできあがってる感じ」
「関係?」 関係?
「どんな関係?」とK姫。
「んー。 主従関係。完全に力関係決まってますね。おもしろい」

主従関係。
すごいですね。

「えーと、主がワタシ?」 とりあえず、ボケてみましたら
「そんなはずないでしょ」と、K姫。

そうですか。ご主人様。

で、宴も進みまして。
そのうち「結婚」の話題になりまして。

K姫「あたしは絶対したくないわ。誰かと一緒に暮らすなんて、想像しただけで息が詰まりそうだもの」
iプチ「慣れちゃえば空気みたいなもんですよ」とiプチ姫。
K姫「んー・・・。そうね。ペットみたいな人ならいいかも」
iプチ夫「好きそう・・・(笑)」
K姫「ペットになってくれるかわいい人ならいいわね。でも頭が良くなくちゃいや。頭のいいペット、飼いたい」
じょ「わんっ」 アピールです。

無視されました。

ペットにはしてもらえなそうでございます。
首輪にも対応しちゃうのにじょりぃなら。
バター犬にもなりま <品がないです。失礼。


K姫の望みが叶えば、年下で甘いマスク(くっきり二重)で頭が良くて稼ぎもいいペットのような人と暮らすはずです。
キアヌ・リーブスに首輪つけたようなものを想像中ですが。

楽しみでございます。K姫の人生。


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