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2004年04月05日(月) ディアボロスに見る我が家のすれ違いぶり

本日、仕事から逃避したくなり、逃避する余裕もあったじょりぃは
「今日は久しぶりに、一緒にのんびりビデオでも観ましょうか」と、きょんに提案。
考えてみたら、年末からこっち、ふたりでゆっくりビデオ鑑賞、なんて時間もままならなかったワタシときょん。
なのに、温泉行ったりトランプ合宿行ったりする時間はあるんですから、人生とは摩訶不思議なものと言わざるを得ませんね☆

「じゃあ、ビデオはじょりぃが選んでね。あたし、夕飯仕上げちゃうから」という、まるで白いレースのエプロンつけた若妻のような口調で(実際はジャージで作業しているんですが)、ちょっぴりごきげんなきょん。

なーんて言ってて、実は「ちぇ。今日はじょりぃとビデオかぁ。あたしはひとりで何度でもNBAオールスターの録画を観たいっていうのによう」と思っていたかもしれませんが。
ホント、毎日バスケの、しかも同じ試合観てるんですよ、きょん。


で、ビデオなんですが。
ジョゼフ・ファインズの顔はきょんが気に入りそうだし、

きょんの大好きなコリン・ファースも出ているしということで、

きょんに気をつかって「恋に落ちたシェークスピア」でも観よう、とチョイスしたじょりぃだったんですが。

テレビでやってた「ディアボロス」を、結局観てしまいました。
今までの長いマクラ(しかも画像つき)はどうしてくれるんでしょう。って、自分が悪いんですかそうですね。

で、これ、キアヌ・リーブス&シャーリーズ・セロンが夫婦役やってるんですが。
なんかこう、いっちゃいっちゃしてましてね。
べったべったと言いましょうか。

それを観ていたきょんが「気分わりーなー、このふたり」と。
「なんで? いちゃいちゃしてるから?」
「うん」
「ワタシはあのように暮らしたいものだがなあ」
「あそ」
「きょんは?」
「イヤ」


カップルのありかたに対する姿勢の、まずはすれ違い。



そのうち、キアヌが仕事仕事で妻を顧みなくなってまいりまして。
妻・シャーリーズがだんだん情緒不安定になり、まあ、かわいそうな事態になっていくんですが。

それを観ていたワタシ「奥さんを放って、あんなにさびしい思いをさせて、悪いヤツだな、キアヌ」と。
「そうね」
「・・・あ、でも、うちも似たようなもんか」
「そうだよ! 人のこと言えないよ。 ホントにあたしのこと放っておいてるよねー」


日常生活のすれ違い。しかも墓穴。



で、シャーリーズ妻が、だんだん気がふれたようになってきてしまいまして。
ホントは気がふれてるわけではなくて、妻のほうが真実を見ているワケなんですが、夫キアヌ、取り合わず。
「あーあ、ノイローゼになっちゃったよ。まいっちゃったなー」てな具合。
まあ、現実では考えられないようなことで取り乱しているもんですから、キアヌの気持ちもわからないではないんですが。

でもワタシなら。

「ワタシならさー、きょんがあーゆーふーになっても、きょんがおかしくなったなんて思わないよきっと」
愛情をアピールしてみました。
「そーお?」
「うん。 きょんの言ってることを信じると思うな」
「ふうん。 でもじょりぃさ、ケンカしたときとか、本気であたしのこと『ちょっと頭がおかしいんじゃないの?普通じゃないよそれ』とか言わないっけ?」
「は。   そういえば」
『キ○ガイ』って言われたこともあるよあたし」
「じょりぃって最悪。信じられないね☆」


すれ違い、というよりは、自覚なさ過ぎ・自分を知らな過ぎなじょりぃ。


で、この映画って、乳がぽろぽろ出てくるんですが。

特にお色気うっふん系の女の乳が出たとき、ワタシときょん、同時に、
じょりぃ「あ、 乳だ。わお」 
きょん「あれ、ニセモノだね。仰向けに寝ても同じ形してる」


乳に対する意識のすれ違い。



というわけで。


久しぶりの、ふたり仲良くビデオ鑑賞アワーだったわけですが、どうもやけにすれ違い感が露呈した2時間強でございました。


よく飽きずに12年も一緒にいるものですね。
ていうか、こんな感じだから飽きないのでしょうかね。

とりあえず、ケンカしたときにきょんのことをキチ○イ呼ばわりするのはやめようと心に誓いました。
今だけですけどきっと。


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