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2003年07月17日(木) 流れ星の効き目

メルヒェンな話で恐縮なんですが。

みなさんは流れ星にお願い事をしたことはありますか。

ワタシはあります。

あれは2年前の2月半ば。
ワタシは友人と温泉に行きました。
ただの友人です。念のため。
昔ちょっとなんかあったとか言ってませんよ。

ごほん。

時間が空いてしまったので、友と周辺を散歩。
なんとなくビミョーな関係の友だったので
今夜はどうなるんだろうなあなんてのんきに考えながら、てくてくと。

夜のお散歩だったんですが。

ワタシの目の前を巨大な流れ星が。

流れ星消えるまでに、3回願いを唱えると、叶えてくれるそうではないですか。

なんて考える間もなく消えちまいましたよ、流れ星。


考えてる間はなかったんですが、反射的に願い事は心の中で叫んでました。
1回だけですけど。
3回も言えるはずないじゃないですかお星様。

ワタシが叫んだ願い事。
それは

ナナに会いたい!

でございました。

もうずーーーーーーーーーーーーっと会ってない相手でございます。
話すらしていないし、姿を見ることすらない相手です。

しかもワタシは「今夜はどうなるのかなあふふふ」なんて考えていたというのに。

流れ星を見たとたん、条件反射的に「ナナに会いたい!」と。

我ながらスゴイと思いました。

流れ星さまのせいで、ワタシの軽いヨコシマな心はすっかり醒めまして。
おとなしくいい子に一夜を過ごしました。

というか、ほぼ一晩中窓にへばりついて
「もっと流れ星こないかな。念押しでもう一回頼んでおこう」と。

バカですね。

一晩起きて流れ星待っている根性があるのなら、
とっとと電話の1本もかけて「会おう」と言えば済むことです。

それができないからお星様待ってるんだよっ。
と、ワタシは誰にケンカを売っているのでしょう。
どうも自分に売っている気がします。
買わなければいけませんかねやはり。


で、翌日。

寝不足のアタマで残りのスケジュールを消化し、家に着いたワタシを待っていたのは、なんと



ナナからの手紙でした。



マジ?


ナナから手紙なんて、ただの一度ももらったことがありませんでしたから。
どうしても現実感をもって納得することができず。
しかし、よく見ると変な封筒。
なんか、きゃわいらしい女の子のマンガのキャラみたいなのがいたりして。
色、ド派手だし。

読んでみたら「子供のマンガの付録をもらって書いた」と。

この時点で「本物のナナだ」と納得。



え。


手紙に「じょりぃ会いたい」って書いてある。
「会って、話がしたい」と。
「どうしてるかなって、心配になって」と。

どうしたことでしょう。
まったくわけがわかりません。


そうか。
お星様だ。



と思ってはみたものの、ナナがこの手紙書いたのって、ワタシが願いをかける前です。
なんだか時間軸がちぐはぐなんですが。

でもこれって、流れ星のおかげだと思ってるんですよ勝手に。
メルヒェンで恥ずかしいんですが。
だって、ナナがワタシに急に思い立って手紙を書いて「会いたい」と伝えてくるなんて、ちょっと考えられないですからね。
お星様、ワタシが願かけるの見越して、先払いしてくれたのではないかと。


手紙が来てから何日か後には電話も来て、その何日か後には再会が叶いました。

そして今に至ります。


流れ星、あなどることなかれ。




そのあとに見た流れ星には
「ナナと××!」とお願いしてあるんですが。

まだ願いが弱いんでしょうかね。
当分叶いそうにないです。
頼みますよお星様。


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