今日も今日とて
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2003年06月04日(水) |
「だろう」と「でしょう」 |
相手によって態度を変える。 こーゆーことをすると世間様に嫌われてしまうらしいのですが。
ワタシもします。
する気はないんです。信じてください。 実はしてるつもりもなかったんですが。
してました。
ひとりで理屈こねてるんじゃねーよと言いたいでしょうね。わかりますとも。
実はこんなことがあったのです。
それは、ナナとデエトした日の晩。 ワタシはきょんと団らんしておりました。20分ほど。短いですね。忙しいんです意外と。 で、会話中
「じょりぃさ、例のあれは、○○でよかったんだよね?」ときょん。 「いや、あれは××だろう」 「え?」 「あ」
この会話で何が問題かといいますとですね。
いつものワタシなら「いや、あれは××でしょう」と言うはずなんですわ。
何を細かいことを・・・とお思いでしょうね。 ワタシも思うですよ。 でも、きょんがそういうところに細かくてですね。他のことには寛容なんですけどね。 ワタシが年下というせいもあるのかもしれませんし、元々いばりんぼなのが気に入らないというのもあるのかもしれませんが、ワタシがきょんに対して横柄な口を叩くとすかさずチェックが入るのです。 なので、日頃から気をつけているのですが。
とまあそんなわけでですね、「だろう」にきょんアンテナがぴーん、と。
「間違えちゃった」とワタシ。 「今日、ナナと過ごしたからでしょ」 「え」 「ナナとしゃべってるときは、そういう口調だよいつも」
言われてみればそのとおり。 ワタシ、ナナにいばられてはいるものの、ナナといるときはなんだかちょっといつもより男モードみたいなんです。
いやだなあ。なんか。 とてもイヤ。
「そ、そうかも。 イヤね。ワタシ。なんでだろな。ははは」 「ナナとの電話のときもね、思ってたんだよね」 「な、なにを?」 「なんかねー、いつもより声低いしねー」 「え!そうなの? つ、つまんないんだねきっと」 しらじらしいワタシ。 「そっけないっていうかさ」 「キライなんじゃない?ナナのことが。わはははは」 そらぞらしいワタシ。 「(笑いに反応ナシ)なにカッコつけてるんかなーあんたは」
ずぼしーーーーーーん。(図星でショック、という意味の擬音語です)
「そうか。カッコつけてたのか」 「まったくよー」 「恥ずかしいわ」 「ていうか、なんでカッコつけてるわけ?」 「カッコいいから」 「 (あからさまに軽蔑の視線) 」 「ウソです。カッコ悪いからではないでしょうか」 「とにかくヘンだよ。ナナに関してはいつもちょっと違うよね」 「中学時代の友情のトラウマを、なにか引きずっているのかもしれない。うーむ」
テダラメこいてみました。
「今日、あたしが携帯にかけたときも、横にナナがいたでしょ」 「う、うん」 「いつもはふざけたりサルのマネしたりするくせに、ナナといるときはボソボソと用件だけ言って切るから、すぐにわかるんだよね。そーゆーときもあんたなんだか気取り入ってるよ」
気取ってるわけじゃ。 隣にいるのがナナだろうが誰だろうが、他人がいたらフツウはサルのマネとか「はい〜〜〜〜〜〜〜〜↑」なんて返事はできまへん。 アホかと思われてしまいます。もともと思われがちなのに。
それに、きょんが横にいるときのナナとの電話が声低めーの態度渋めーのカッコつけモードに入ってしまうのは、 おそらくきょんに遠慮して感情抑えめにして話をしているからではないかと。 あーんまり楽しそうにしていてもねえ。 それはそれでモンダイになりそうでございます。さらにやっかいなモンダイに。
何か思っているのなら、そのときに言ってくれればいいのにと思うワタシはそうです勝手なんですが。 なんも言わないし、もともと細かいことにチェックを入れる性格ではないきょんなので、なんとも思っていないのかと思ってしまっていたですよ。
しかしまあ、こんな語尾ひとつでですね、寛容な上にニブいきょんまで「おや?」と思うものなのですね。
ちょっとゴキゲンを取りたく思います。
「あ、そういえばナナがね、こないだ『マスク・オブ・ゾロ』観たんだって」 「へえ」<無関心 「観たいってゆってたよね?」 「ああ、うん」 「それでね、『それに出てたキャサリン・ゼタ・ジョーンズが、きょんさんにそっくりだったー』って言ってたよ」
ナナが言ってたのは本当です。似てるか似てないかはちょっと・・・。
「え〜?」 あ、嬉しそうです。 「似てるかもしれないね」 あまりそう思わないけどホントは。 「似てないけど。 嬉しいなあ」 にこにこにこにこ。 「ね」 にこにこ。
助かった。ごまかせた。セーフ。
明日も平和で楽しい一日でありますように。
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