今日も今日とて
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やっかいな仕事が一段落、今日はこれから遅まきながら「ロード・オブ・ザ・リング2」を見に行くじょりぃでございます。 平日のレイトショーなら1000円なのにな。 今日しか時間とれないから、まあしょうがないんですが。 惜しい、金が。
さて、そのやっかいな仕事による多大なストレスと、ナナになぜか「もうこっちからは連絡しないから」と言ってしまった後悔などで、へっとんへっとんに疲れてしまっていたワタシは、一昨日、いつのまにかうたた寝をしておりました。 そして悪夢をたーくさん見ました。 やっと寝れたんだから、神様、穏やかに寝かせてくださいホントにもう頼みますよ。
その中の最後に見た悪夢の話です。 夢の話はつまんないのでタブー!と言われておりますが、まあまあ。
ワタシときょんがなにやら口論しています。 原因はセックスのことです。 いつもはこんな話しませんし、ましてや口論なんかしないのですが、潜在意識って恐ろしいですね。 まあ、それで激したワタシが「もう一緒にいられないよ。マジ出てって」と高飛車に言い放つと、きょんは泣きながら2階へ。
へ、またふてくされて寝ちまうんだろーよ、と思っていたら、トランクを持って階段を下りてきたきょん。
しかも、白いドレスに、なんか、そういうときに映画なんかでよくご婦人がかぶるような、つばの広いゴージャスな帽子まで! てか、あんたそんな服、持ってましたっけ? 女優?
なんてことは夢の中では考えられず、ひたすら慌てふためくワタシ。
「なに?え?ホントに行っちゃうの?」
カッコ悪すぎ、ワタシ。
「もう、ホントに一緒にいられない。あたし耐えられないから」 「ゴメンゴメン! 反省したから、ちょっと考え直してよ」
本当にカッコ悪すぎ、ワタシ。 でもたぶん、実生活では言いませんこんなこと。
せめてー すこしはかあっこーつけーさーせーてくれー 寝たふりしてる間にーー 出ていってくれえ
という感じです、どちらかというと。
で、とにかく思いとどまらせようと、いろいろ策を尽くしますが(どんな策を尽くしたはカッコ悪くて書けない)、きょんの決意は変わらず。
「ワタシのどこがイヤなの? 反省するし、直すから、教えて」
「いちばんイヤなのはやさしくないところ。すぐに怒るし」
えええ? ワタシ、やさしくなくないんですよ。自分で言うのもなんですが。
きょんはいつも、具体的に謝らないと許してくれないので、とりあえずやさしくなかったことを必死で思い出してみるワタシ。
「あ! 今朝、きょんにお風呂掃除させちゃったねそういえば。ゴメンナサイ」 <大マジメにつまらないことを謝るワタシ。
「そんなこと怒ってないから」
だいたい、いつも風呂掃除してくれてるんだった。
ええと、あと「すぐ怒る」ことっていうと
「ゆうべもコタツで寝たの怒っちゃったけど、あれは体を心配しているからで・・・でも言い方がキツかったかも。ゴメン」
「どうでもいいから、それ」
ドツボなワタシ。 みなさん、これ、夢の中でワタシは大マジメなんですよ、本当に。
なんて感じでペコペコと反省していたら、聞き覚えのない着信音がきょんの携帯から。 とっさになぜか「浮気か?」と思った私は、きょんにつかみかかって(そんなこともしたことありません。念のため)
「なんだよ、さんざん人のせいにしておいて、結局自分の浮気で出てくわけかよ!」 と、関東弁で罵倒。
きょんはワタシを振り払いながら
「ちょっと!落ち着いてよ!ただのメールだよ!」 「メール?誰から?」 「あの音は、100円ショップから来る、新商品情報のメールだよ!」
は?
せっこいメール。
と思ったのは夢の中では一瞬で、つまんねーメール購読してんじゃねーよ、と変なことでも怒りが爆発するワタシ。
いいじゃないねえ、100円ショップの新商品情報。 んなもんあるのかないのか知らないけど、あれば楽しそうです。
なんてグダグダカッカしてたら、今度はワタシの携帯が。 あれ?誰だろ?誰でも嬉しいや。なんかひとりぼっちな気分だったから。 ナナだといいななんて性懲りもないこと思いながら電話に出ようとしたところで
目が覚めました。 ホントに携帯鳴ってた。
きょんからです。
「もしもし〜」<憔悴しきったワタシの声 「あ、もしもしー。あたしー。仕事終わったよー。今日何食べたーい?」 「ねえねえ、きょんさー」 「ん?」 「じょりぃのこと、好きー?」<情けないのう 「どしたの(笑)。 そうねえ、好きだよ〜ははは」 「よかったー」 「何?声変だけど。具合悪いの? 寝てたの?」 「悪夢見たー。きょんにふられる夢ー」 「えー?(笑) なに、それでそんなへろへろな声してんの?」 「うん。すごいパニクっちゃった。取り乱しちゃってさー、どうしようかと思っちゃったよ」 「えへへへへ。なんだー」<なんだかすごく嬉しそう。意外。 「夢でよかった」 「じょりぃ、慌てるんだー。意外ね。ふふふふ」 「慌てたねー」
ということでですね。
もともとがたいそう自分勝手なワタシなのですが、ここ何年かきょんに対してはそのへんに拍車がかかっておりましたので、おおいに反省いたしました。 「そのうちホントに愛想尽かすからね」なんてエラそうにのたまっていたワタシでしたが、自分が愛想尽かされるとは、とんと思っていなかったあたりワタシも大物です。 と開き直るあたりが小物です。
ていうか、ワガママ者にはこのたびの悪夢はいいクスリになったようで。
てなわけで、最近めっきりきょんに対して腰が低いじょりぃでございます。
あっという間に元の偉そうなワタシに戻ってしまうとは思いますが。
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