遅れてきた彼を 待つというのは 珍しいコトだった。
大抵は 私が彼を待たせた。 電車に乗り間違えたり… とか。
着いたとき 電話をくれた。 後ろを向いたら 彼が見えた。
幸せな瞬間だったんだね…。 気付かなかったケド。
ホテルでは 初めて エレベーターの中で キスをした。
あの頃は まだ彼は引っ越したばかりでかなり忙しかったと思う。
時間は作ろうと思えば作れるなって 言ってた。
だから せっかく逢えたのに 悲しんでいる私を 理解できなかったんだと思う。
あの日も 写真を撮られた。 前に撮ったのは 消去したと言ってた。 でも ひとりの時に つかったよって 言ってた。 最高だと 言ってくれた。
撮ったものを 彼がシャワーを浴びてる間に見た。
太ももにアザがついてた。 前の日にぶつけたあとで 写真で気付いた。
それでも 自分でもキレイに撮れてるなって 少し思った。
彼の好みがわかってきた?って聞かれ
??ってなってたら
お尻が好きだと
ワタシのお尻が好きだと言った。 その日は初めて ワタシの背中で 彼がイッテシマッタ…。
私も なんども なんども 果てていたけど。
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