連休明け。
仕事に向かいながら、笑顔でちゃんと挨拶できるように
一生懸命シュミレーションをして向かった。
すこし緊張してしまったけれど
ちょうどまだ、彼しか来ていなかったから あ。部長はいたけれど
ちゃんと挨拶できて、すぐに話もできた。
でも まだまわりに誰もいなくって 電気も消している職場で
斜めに座っているのは苦しくて トイレへ立ってしまった。
そのあとも 話をするときの彼の顔が ときどきニヤリとするのが
うれしくておかしくて
仕事はいい。
私を ちゃんと私らしくしてくれる。 仕事をしていると
私が わたしになれる。
彼のことばかり考えている 別の女じゃなくて。
それがとても好ましかった。
帰ってから 彼からのメール。
意外と大丈夫だったね ときどき思い出してしまったけど。
と。
わたしも大丈夫だったと返事。
このメールも好ましいし、それと同調できる自分がとてもいい。
やっぱり この前のメールの内容は
気がおかしくなっていたんだ。
ヒル。
パンを買いに行こうと出ると 彼がコーヒーを買っていた。
今日はパン屋さん、来ない日だよ、と。
彼も食事どうしようかと思って、と言っている。
もしかしたら・・・と雨が降る中見に行ってくれたけど
やっぱり居ない。
仕方なく、食堂から持ち帰ろうかと一緒に行くと
ちょうどサンドイッチが売っていて
一緒に買って。 一緒に出てきた。
その間、話したのは仕事のことだけ。
風邪ひいていると言っていたから
大丈夫?と聞いたくらい。で。
仕事終わり。
上司不在で、こういう日は二人で残ることが多いけど
今日はたくさん残業していて 二人になることはなかった。
自分の仕事も終わって 先に帰った。
昨日も今日も メールをくれる。
かれのイイところ。 裏切らない。期待を。
たとえその内容が 妻の話だとしても。
会いたいと言ってくれなくても。
本当は 今すぐにでも 二人で会いたいのに。
家に帰ってくれば またメールを待ち
二人で会えるのは いつだろうと そればかり考えているのに。
仕事。ちゃんとできてよかった。
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