彼の姿が見えると 自然に目が追っている。 あんまり近くに居るときは ムリなんだけど。
ちょっと離れているときで 電話中なんか最適。 目が彼を追っていても おかしくない気がして。
彼を見る。 それで満足はしないけれど でも 嬉しいこと。
休憩時間は、今日も昨日も会えて なかなか楽しく話をしていた。
私は彼と話をするとき たぶんすごく嬉しい顔をしている。 すきと発しているくらい。
今日も一緒の休み時間の終わり、 並んで歩いた。 なんでこんなに幸せな気持ちに なれるんだろうって位 ゆっくり歩いた。
異動の話に今日もなって 来年どこに行くんだろうね、 なんていう話題。
以前、私の所属している所を 希望しようかな、なんて 言っていたけど 冗談だと思っていた。
でも、そうでもなかったらしい。 本当に書いた、とか。
そうなったら 楽しいかもね、なんて 言ったけれど。
本当にそうなったら かえって嬉しくないかもしれない。 それに きっとそんな事はないだろうと 思うけれど なんとなく、嬉しかった。
私と同じ課にきたいと 思っている訳では絶対にないんだけど そう思ってしまいそうだった。
彼がすこしだけ 恥ずかしそうに、そんな話をしたから。
いやいや。
会いたいとか 会えないとか。
そんな事を考えないで 過ごせるようになるのなら 好きな気持ちを失ってしまう事も 悪いことではないような 気がしてきた。
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