何も変わることのない日常に精一杯の強がりで気付かぬふりをしては脆さを隠し涙の存在さえも忘れようとする遠まきに僕は僕から逃げ出そうとしてそう何も変わらないと言い聞かせるように僕の身体爪先までも体温すべてで知っていることに目隠しをして僕は求めてはいない夢を作ろうとするが君の体温が僕を離そうとしない凍てつく冬の夜に抹消すべくこの肌をさらしても僕はもう知ってしまったのだから君の体温は僕の体温であることに