MOTOYANの日々題
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最近の冷え込みでさすがに半袖は必要ないだろうと衣装収納ケースにぶら下がっている半袖を長袖へ交換しました。これを衣替えというのでしょうか。 長さ1mほどのハンガーパイプに多種多様なハンガーが多数かかり(多くがクリーニング店からの贈り物)、半袖ポロシャツやワイシャツを外しました。
ふと、昭和のころの思い出がよぎってきました。 中学生になり、勉強するスペースが与えられ学習机の横に「ファンシーケース」なる服をつるしておくビニールカバーのついた衣装ケースが与えられて制服や着替えなど自分専用の置き場がもらえたのです。 その後、独り暮らしが始まると最初に購入するグッズにファンシーケースが必須になりました。
ビニールカバーでおおわれているのでほこりもつかず、タンスやロッカー代わりに重宝しました。花柄や英語の文字など個性豊かにプリントされ自分好みのビニールケースを選んだものです。 欠点は、ハンガーパイプに服をかけすぎると重さに耐えられずにねじれや曲がりが起こることでした。特に冬は服が重いので壊れやすかったです。
現在使用中のものもファンシーケースの進化系で骨組みが太いスチール棒に、カバーがビニールからテント地のような布に変わってかなり頑丈です。もう30年近く一年中、重さに耐えてくれています。
こどもが大人へ成長する段階でのファンシーケースの役割を思いながら、取り出した半袖をたたみつつ、「今年もお世話になりました。半年後もまた着られたらいいね」と感謝と願望を心の中でつぶやきました。
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