てくてくミーハー道場

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2009年04月29日(水) 疲れてた

今日のネタは本当は『三文オペラ』(シアターコクーン)のはずだった。

だった。

過去形「だった。」

つまり、・・・観に行けなかったのだ(涙)

誰のせいでもない。自分のせいだ。

起きられなかった(マチネで千龝楽だった)

昨夜、職場の飲み会があって、イヤイヤ出席してきたのだが(飲み会は本当に苦痛なのだが、欠席ばかりしているとますます職場に馴染めなくなるので、極力サボらないようにしている/若い頃は、自分に正直に散々サボっていた)、やっぱり苦痛になって途中で帰ってきた。そしてすぐ寝たのに、起きられなかった。

知らないうちに疲れがたまっていたのかもしれない。

何度も目覚ましを(10分ごとに)鳴らして、「あと10分して起きなきゃアウト」という時刻に「よし、起きるぞ」とケータイを握りしめたまま、ふかーく二度寝してしまった。

何にもせずに一日が終わってしまった。

しかも、どんだけ寝ても眼精疲労が治らない。

悲しい。

何がゴールデンウイークだ(←やさぐれ)





『禅ZEN』は無事先週観に行ってきました。

もともとさほどドラマチックな生涯ではなかった道元様なので、脚本は正直たいくつだったが、「画面」の美しさ(「日本列島や日本人には、こんなきれいなところがあったんだ」という部分をたくさん映している。CGもあったけど)は心に残った。

勘太郎は徹頭徹尾きりりとしており清々しかったが、この映画の中で一番「カッコいい」キャラクターは、やはり宋で出会う老典座(通称「しいたけ坊主」)である。

笹野高史さん、良すぎる。

ちなみに笹野さんは、『おくりびと』の中でも、ぼくが一番「カッコいい」と思った役をしておられた。

笹野さんだからカッコ良かった、てのも半分ぐらいあったかもしれない。

あと、藤原竜也くん(北条時頼)の芝居に、やはり引き込まれた。

怨霊に悩まされて暴れるようなところは、若い役者ならみんなそれなりに出来る芝居だと思うのだが、道元と対峙している時、「若いながらも、鎌倉幕府の執権だ」「支配者である」という迫力・鋭利さといったものが、佇まいや表情からにじみ出ている。

勘太郎に迫力負けしてないところが、すごいと思った。

やはり竜也くんは徒者ではない( ̄w ̄)



逆に、内田有紀と哀川翔の夫婦が、どう見ても鎌倉時代の人じゃなかったのが残念だった。

内田有紀はカラダをはって頑張ってる、てのは分かるんだが、そんなのは女優として当然のことだろ、と思ってしまうのだ。

ただし、この二人だけが特に悪かったわけではない。

俊了役の高良健吾なんて、ハンサム過ぎて全然鎌倉時代の日本人に見えない。・・・まあぼくは鎌倉時代の日本人を実際に見たことがあるわけではないが(←当たり前)

えっ? つまり勘太郎はしっかり鎌倉時代の人に見えたと。そう言っているのね? と敏感に察した方は、黙ってるように(コラ)

いやしかし、勘太郎の、あの伸びた背筋の美しさ。

いくら道元様でも、端座したまま入滅されたってのはフィクションなのだが、それを「本当かも」と思わせてしまうほどの端正さ。

あれはやっぱ歌舞伎役者ならではの鍛錬の賜だと思った。



1月に公開されて、未だに細々と(こら)上映されている本作品だが、意外に客が入ってたことにぼくはびっくりした。

曹洞宗檀家や駒沢大学関係者の集団鑑賞作戦も、既に終わってた頃だろうし。

皆さん、何に惹かれて観に行ってたんでしょうなあ?(さっきから、失礼発言連発)

実際、宗教映画以外の何ものでもないのだが(毒)、あまり拒否反応が出なかったのは、ぼく自身が曹洞宗になじみがあるせいなのだと思うし、最初に書いたように、映画としてさほど傑作だとも思わない(高橋伴明カントク・・・正直言って、かつてのラジカルさは全く感じられなかった)

同じ題材(禅僧)を扱ってるのに、真逆の味わいである『ファンシイダンス』(ぼくは原作マンガが大好き。でも、映画も周防正行×本木雅弘という「ハズレなし」のコンビで、公開当時もカルトな人気を誇った)と観比べるのも一興かと思った。



なんか、一回映画を(ちゃんと映画館で)観ると、はずみがつくよね。

この連休は、今んとこ全く予定がないので(一日だけ、タカラヅカが入ってる)、久々に映画観まくろうかな・・・(いや、絶対「寝て」終わる予感)


2009年04月27日(月) 『第35回俳優祭』(歌舞伎座)

本興行は行かなかったくせに、俳優祭はしっかり出席してきたよ(夜だけ)



仕事があったので、序幕のオールスターの皆さんによる所作事はちょっとしか観られず。

直に俳優祭名物の「模擬店」巡りの開始となりました。

満員の客約1900人+参加俳優200人近く+歌舞伎座従業員十ン人+NHKの中継スタッフがロビーに溢れかえった様は、まさに場内芋洗い状態(×_×;)

すっかり消耗。

が、今年もぬかりなくイケメン役者チェックだけは怠っておりません(*^^*)


今年の注目No.1は、もちろん幸せいっぱいの勘太郎なのですが(まあ、ここの父子の売店は、毎年近づくのも苦労する)、例によってぼくは遠くから眺めるだけにとどめました(そばで歌舞伎座従業員の方が、「立ち止まらないでくださ〜い!」と常時叫んでいた。・・・まさにパンダ状態)


地下からぐるっと巡るのがぼくのいつものパターン。

今年は、あまりお腹空いてなかったのでお寿司はやめて、唐揚げのお店へ。

おヒゲをたくわえたメガネ男子のシドちゃん(中村獅童)、少々お疲れのご様子。

「学園祭価格」の唐揚げを買って、一階へ。


玄関前のロビーでは、天王寺屋父子がもなかセットを販売中。鷹之資がめっちゃ元気いい(*^^*)矢車会行くからね。

場内暑くて暑くてたまらないので、飲み物を買いに二階食堂へ。


高島屋(市川左團次)サマから直々にウーロン茶をお手渡しいただき、握手をしていただく(←何故最上級敬語?)

今年の“握手”は、この方だけと決めて、他の役者さんは観賞して歩くだけにしました。


すぐ横でもなかアイスを売っていたのは歌六丈。本当は買う気がなかったのに、目の前を通った絶妙のタイミングで、

「さあドウゾ!」

とニッコリされ、ふらふらとつい購入((−−;)勧誘に弱いタイプだ気をつけろ)


暑い中アイスを買ってしまったので、溶けないうちに唐揚げとともに食す(お腹こわすぞ!)ことに。

廊下のソファに座ってごった返す人波を眺めていると、好江さんが!

あわっ! 「おめでとう」を言いたい! でもこっちはアイスほおばってるし。

向こうは次から次へと囲まれてお祝いを言われてるし。

仕方ないので、心の中でおめでとうを言いました(小心者)


しばらくすると、場内こんなにくっそ暑いのに(言葉悪いぞ)、着流しに襟巻き姿という「キザ」を絵に描いたような長身のおにいさんが目の前を通った。

キザだ。ぼくが今まで出会った中で、一、二を争うキザだ。と半ば感心していたら、それは岡幸二郎クンであった(≧∇≦)そりゃーキザだわ。

最初は周りも若干退いていたが(笑)、そのうち何人かが気づいたらしく、写メばしばし撮られていた(^^ゞ


食べ終えて、再び場内巡り。

人だかりがしてるところは、当然ぼくも大好きなあの方この方のお店であることは判ってるのだが、なにしろ攻撃力(?)の弱いわたくし、逆に引き返してしまう始末。

やや人の少ない(こら)一角で、今年一番の収穫を発見( ̄ー ̄ )

そんな「平成21年度 ておどるが決めるイケメン歌舞伎俳優No.1」は、中村隼人くん15歳に決定!\(^^)/お父さんが当代錦之助

いや〜もう、こんな整ったお顔、久しぶりに見ました。

萬屋の、バタ臭い方面の遺伝子を凝縮したような隼人くん。なにとぞ二十歳過ぎてもその顔でいてくれ、ヨロシク(どういう意味だ?)


もちろん、ぬかりなく松也ちゃん(今回も、女方スタイルだった)もじっくり観賞し、さてそろそろ席に戻るか、と思った時に、思わぬ至近距離で移動中の松嶋屋(片岡仁左衛門)とニアミス!(◎_◎;)きゃ、きゃ〜っ!

売り子をしてるお弟子さんに「あんじょうやりや〜」とおステキな京都弁でお声をかけつつ、去って行かれました(す、素敵すぎる・・・(v_v))←今までの人たち、全員ふっとんだ(ゲンキン)





今年一番の幸せを胸に、いよいよ俳優祭名物の寸劇『灰被姫(シンデレラ)』を観劇。

この寸劇、かつては平成元年に上演された『佛国宮殿薔薇譚(べるさいゆばらのよばなし)』が最高傑作と言われてましたが、脚本を中村京蔵丈&山崎咲十郎丈コンビが担当するようになってから、毎回コンスタントに面白い。

今回も、単純に『シンデレラ』を天地会でやってるわけじゃなく、「さよなら歌舞伎座」の年にふさわしい、トリビュートな逸品となっておりました(役者のぐだぐだ感は、まあご愛嬌)

ぼくが一番面白かったのは、単にふざけてるだけじゃなく、それなりの芸を見せてくれたソメソメの「薮空棒之助」(←決してなだぎ武ではありません/こらっ)でした。

菊パパは、今年もゴーイングマイウェイでした(^^ゞ(役名=おくりびと←超意味不明!)

海老蔵のジョーク(服を脱ぎながら、「裸になって何が悪い!」と叫ぶ)は、ちと許せませんでした( ̄^ ̄;)

まあ、みんな笑ってたってことは、この事件自体、「笑ってすませられることだろ」とみんな思ってるってことだからね。いいんだけどね。

ただ、海老蔵には「キミの場合、決して他人事じゃない!」と言ってやりたい(おいおいおい・・・/大汗)

気をつけたまえ。まじで(←敵意を感じるぞ?)



そんなこんなで、途中例によってぐだぐだしながらも、最後には「歌舞伎座の神様」に会場全員の柏手を奉納して、めでたくお開きとなりました。

それにしても、四月の番付を改めて確認したら、近来になく「絶対に見逃してはならぬ」超演目&超配役だったことに気づき、ちょいとへこんだ。

来月からは、見逃さないようにしないと。


2009年04月26日(日) ででで〜ん♪

昨日(25日)の夜は職場で一晩中仕事をしていたので、『SmaSTATION!!』の録画は、まだ視ていない。

明日の『SMAP×SMAP』までは、こんなひんやりした想いをしなきゃならないんだろう(とかいって、明日も帰りはすごーく遅いんだが)

それは覚悟してたから、大丈夫。





(閑話休題)で、今日の朝帰って、少し休んで(諦め悪く)木挽町の昼の部だけでも行こうかと思ってたんだが(徹夜明けでっ?!)、やっぱり頭痛が酷く、諦めて仮眠をとりました。

夕方に起きて、『ニュー・ブレイン〜僕の中に春をいっぱい感じる〜』を観るため、日比谷のシアタークリエへ。

劇場前の通りが、“出待ちさん”でいっぱい!

しまった! 今日は星組の千龝楽だったか!

クリエの入り口になかなか辿り着けず、(ギリギリに行くぼくも悪いのだ)テンパリながら飛び込んで、やっと間に合いました。

観てる間はコンディション良かったんだが、またぞろ頭痛が出てきたので、感想は、ちょっと、後日にさせてもらいます。(×_×)ゴメン



終わった頃にちょうどパレード(退団生たちが外に出てくること)があったみたいだけど、人ごみにいると疲れそうだったので、地下からシャンテに抜けて、即座に帰宅。

帰って、『中井正広のブラックバラエティ』を視る。

この番組は収録ものだからスマステみたいなことはないだろと油断してたら、あわわ、意外な伏兵が。

先週から家電特集をやってて、でっかいアクオス(中居君言うところの「慎吾のテレビ」)の後ろに、地デジのポスターが貼ってあったんだった。

思いっきりボカシが(>_<。)わ、わかっちゃいたけど・・・なんか・・・(哀)

でも、内容自体は面白かった。家電の話はぼくも大好き。中居君の「ドシロウトぶり」も面白いし。





明日もすごい早起きしなきゃいけないんだけど、このやりきれなさのまま寝たくなくて(こら)とりあえず『新堂本兄弟』(ゲスト/生田斗真)を視る。(後日、録画を再度じっくり視る予定)

後輩が出ると、事務所オタとしてはやっぱり最高に楽しい。

三人で踊る姿が見られたのももちろん嬉しかったが、一番嬉しかったのは、当然「笑顔のゲンキ」

自分らの曲の時よりもピッタリ合っている(*^^*)

誰しも、「初期」の出来事の方が、より鮮明に覚えてるよね。不思議ですね。

そして、「二人の間で流行ってる」謎のフレーズ“ででで〜ん♪”(^^ゞ

先週の『どんなもんヤ!』からのマニアックなネタを、メディアの垣根を越えてひっぱるそのてきとうぶり、さすがきんきっず(≧∇≦)

連続でスベるつよっさん(×_×)を「ででで〜ん♪」で救う光一さんの相方技にモエ(さすがオタは反応が早い)

ターミネーターのみならず、『おぼっちゃまくん』でも早速シンクロする二人の世界も堪能さしていただきました(ソファの後ろにすかさず隠れるつよっさんの小動物っぷりに「お前それでも三十路かっ?!」と、久々に興奮。ごっつあんです!)

あー、あったまりました(←風呂?)



明日もあさってもその次も用事があるので、その後に、一日中リピートしようっと♪←幸せそうで、いいね(皮肉)


2009年04月25日(土) 続報

予想通り、ツヨぽんは金曜日昼過ぎに釈放されまして、そしたら報道機関が一斉に呼び方を「草容疑者」から「草剛さん」に変えて(法律上は立場が変わってないのに(下記※参照)、ゲンキンなものだ)、ファンの皆さんの心情も、やや穏やかになったことと思います。

ただ、ぼくが昨日「一番望ましい経緯」として書いた「起訴猶予」ではなく、「処分保留」であるらしいことが、ちと不満です。

要するに、法律的にはツヨぽんは未だに「容疑者」「被疑者」※なんです。

まあいずれは起訴猶予になるとは思うんだけど、決定となるまでそわそわしちゃいますな(略式起訴で罰金、というパターンも考えられるが)

でもまあ、こんな細かいことまでこだわってイライラしてる人は少ないでしょう(逮捕されただけで「前科」がついたと思ってるようなモノ知らずには、いくら説明したところで「そいつにはツヨぽんは今後ずっとそう思われる」という、一番肝心なことからは逃れられないので)

そんなことより、「今後」のことだけを心配しましょう、という前向きな姿勢でツヨぽんを見守っていきたいと思います。

さて、普段オンタイムでテレビを視ることがほとんどないので、ニュース番組でどんだけ取り上げられてたか実感なく過ごしてたんですが、昨夜帰宅してテレビをつけたらちょうど『ニュースJAPAN』が始まっていて、ジャストなタイミングで“謝罪会見”を見てしまいました。

しゃべった内容に関しては、こういうことが起こったときのパターンどおりで、特にこれといった感想もありません(冷たい?)

それより自分でも思わず苦笑しつつ、ちょっと物悲しくなったのが、見ているぼく自身が、この会見こそ「夢なのか現実なのか分からない、ふわふわした気持ち」に感じられたこと。

ツヨぽんが、きちんとしたスーツ姿で、バラエティの時よりも、どっちかというとドラマに出ている時の雰囲気のヘアメークをしてもらって(こらっ)、しおらしく、表情堅く、謝ったり、記者の質問に答えてる姿は、ほんとうに申し訳ないが、

「草剛主演のドラマのワンシーン」

にしか見えなかった。

ツヨぽんが、本心から反省してるのは分かってる。それは信じてあげたいのに、ぼくの頭の片隅で、

「なんか、ドラマ視てるみたい。現実感がない」

という意識が、ずっと渦巻いていた。

ツヨぽんが今まで発揮してきた「演技派俳優としての技量」が、心底恨めしくなるというものだ(なんだよその責任転嫁/怒)

例えば、最初の謝罪の時も、記者の質問に答えた時にも、「SMAP」という単語が出る直前に限って長い沈黙があったあたりに、「いい間だ!」なぞと感心している自分がイヤになる(ゴメンなさい。軽蔑してくださいホントに)

わざわざ書くと余計イヤミだが、もちろん、ツヨぽんは「台本を読んでた」わけじゃないことは分かってる(もちろん事前に、「謝る相手は、この人たちとこの人たちと、この人たち」と決めて、それを言う順番も、決めていただろう。それと、弁護士に、「こういうことに関しては言うな」という注意も受けてたとは思う。そんぐらいの準備はあっても責められることではない)

なのに、ぼくのひねくれた脳みそには、

「この記者会見、100点満点だよツヨぽん.:*・゜(T△T)゜・*:.。. 」(←現実には泣いてないです)

という感想しか浮かばなかったのだ。

純粋に彼のことで心を痛め、今後のことを心配している皆さんに、ぼくの方こそ謝罪したい気持ちでいっぱいです。

これはアレだね、中居君とナイナイの日本一周とか視過ぎて(また責任転嫁!)、「これどーせ、仕込み!」「中居君、驚いたフリ、上手〜い!」とかって、見破った気になって得意がってるクセができちゃってるんだろうね(だから、それは責任転嫁)

中居君と言えば、こないだの『サムガールSMAP』で、今となってはぞっとするようなことを言ってたっけ。

(“草食系男子ランキング”の一位にツヨぽんが選ばれた、という話を受けて)「え? これってなに、苗字に“草”がつくからってことじゃないの?(笑)・・・ふーん・・・。(ややあって)SMAPってねえ、オレすごいと思うわ。全員。テレビと本当(の姿)が、ぜんっぜん違うもんね(笑)」

ツヨぽんの今回の事件を、「全然アリエーる(←だから不謹慎!)」と思ったぼくとしては迷うんですが、中居君が言ってた「テレビのSMAP」と「本当のSMAP」のどっちに、「ぼくが思ってるSMAP」は、当てはまるんだろう?

テレビでしか視たことないんだから、やっぱ「テレビのSMAP」だろうと思うんだが、あの流れだと、

(中居君が言うところの)「テレビの草剛」=「草食系」「大人しい」「優しい」「ストイック」「清潔感がある」(←調子に乗って褒め過ぎ)

「本当の草剛」=「肉食系」「(意外と)短気」「酒癖悪い」「だらしない」「女好き(脚フェチ)」(←おいっ!)

という感じだろうか? 「肉食系」以外は、全部「ぼくが思ってる草剛」になっちゃうわけだが(おいおい(−−;))

いや、「肉食系」に関しても、「基本的に、毎晩」ムラムラしてるツヨぽんだから(←その話、まだ覚えてたんか!)

もしかしたら、ぼくの想像を超えた、恐ろしい「超リアル草剛」が、中居君の前には存在してるのだろうか(怖い。それは知りたくない/微嘘)

それはともかく、本当の自分と、世間が思ってる自分とは違う、という感覚は、誰しもが持ってるものだと思うのだが、その人が「自分は世間にこう思われてる」と思っている定義が、本当に「世間がこう思ってるその人」と常に一致してるとは限らないのではないかと、この時ぼくは思ったのだ。

それとも、ぼくが濃いオタだから「実は肉食系?」であることを知ってると思い込んでるだけで、世間はやっぱり「草食系」「あわや、ゲ○」と思ってるのかもしれなくて、それなら中居君が言ってた「テレビの草剛」は、上記のとおりの人畜無害なイメージ=今回の事件には驚天動地、なのかもしれない。

もちろんぼくだって、ツヨぽんを極悪人と思ってるわけじゃない。要するに、一人の人間の中には、色んな面があるんだっていう、当たり前のことを感じてるにすぎない。

「年のわりに未熟でおマヌケだけど、基本的に穏やかで、いいひと」これが結局、ぼくが思ってる草剛。

そして、少なくとも彼のファンの大部分は、そう思ってるんじゃないだろうか。

あんまり彼に興味がない人たちは、前半部分を知らないだけで。

さて、色んな人が、今回の事件についてのコメントを出しており、前回のエントリに書いたように、しゃべればしゃべるほど醜態をさらしている人もいるけど、この方→gooビジネスEX(2009年4月24日時事通信)のように対応するのが至極一般的であると思う。

ツヨぽんに、同じ種類の迷惑をかけられた立場の方です。この反応の差=人格の差、と思います。

一方、舌禍事件の常習犯(×_×)の石原慎太郎都知事の場合はコレ→フジニュースネットワーク

この人に同情されてもあんまり名誉じゃないが(あと、石原さんは芸能人に甘いし)、まあ、「ありがとうございます」(なんでお前がお礼を?)と言っておきます。

これでとりあえず「騒ぎ」は落着と言っていいでしょう。

あとは、ツヨぽんがいつ、どんな形でSMAPに帰るか、なんだけど、そのときこそ、周到な演出(世間一般の人たちの感情を損ねないための)が必要になるわけで、メンバーと事務所(今回の動きを見てると、SMAPにとっては、ジャニーズ事務所よりもビクターエンタテインメントの方が、最終的な拠り所みたいだけど)と、ファンの底力が期待されます(←最後にきて、なんで他人事?)

それまでの間、ツヨぽん不在のSMAPを見るたび辛さはよぎるだろうけど、ツヨぽん本人はもっと辛いはずなので、こちらはせめて「お気楽に」待つことにいたしましょう(ておどるはいいよな、気が多いから「お気楽」になれて。とおっしゃりたいことは充分承知)

あら、もう夜。

ぐすん・・・とうとう今月の木挽町、行き損なった(←ほら、これだ/呆)


2009年04月23日(木) ほんじゃ、語りますか。

仕事終わって、それを職場に届けるために(15時過ぎに)電車に乗ってたのさ。

ふと、向かいの席に座ってたサラリーマンが読んでいる夕刊紙のトップ記事が、真っ黒に白抜き文字で、

草剛容疑者 △※〓◇(←紙面が折れててよく見えなかった)罪で逮捕」

とあるのを発見して、びっくり!

今こういうこと言うと不謹慎だけど(決して話を逸らそうとしてるわけじゃ、ないのよ?)、今を去ること○年前、ゴロちゃんが「稲垣メンバー」と連呼されることになったあの事件を最初に知ったとき、ぼくはドッキリを視てるんだと思い込んだ(れっきとしたニュース番組だったのに)ぐらい、最初は信じられなかった。

でも、本当に起こったことだったのだ。

それで免疫(こらっ)がついたのか、今回の事件は、まず、その夕刊紙が「東スポ」でないことをまず確認(一応ね)した上で、「これはドッキリでもガセでもない」と、素直に受け入れることができた。

んで、そわそわしながらガマンして仕事を終え、帰宅して(新聞買うのはシャクだったので一紙も買ってない)、ネットのニュースを辿って(テレビのニュースは既に終わってる時間帯)いるうち、こんな時間になりました。





まず、一番最初に、声を大にして、言いたい。


ツヨぽん、酒やめろ。( ̄^ ̄;)


ツヨぽんが飲んべえなのは、よーく知ってる(テレビ越しにだけど)

だから、もう一生、一滴も呑むな。というのは酷かも知れないが、これほど「酒に呑まれる」質なのだったら、「自制して」なんて生温いセリフは無効だと思うから、きつめに言わしてもらいます(といっても、こんな一ファンの独り言なぞ、ツヨぽんには届かないが、とりあえず、ぼくのスタンスを言っとく)



ただ今現在、“事件”は収束していないので(今24日未明現在、新聞発表によればツヨぽんは原宿署に留置中とのこと。起訴されるかどうかは未だ分からない)、本当は推測でバカなコメントして後で後悔はしたくないのだが、今日(23日)報道されたことに対する感想だけ書いとく。



まず、なんで逮捕されたのかを初めて知ったときの感想。

・・・ふんふん。昨日の夜中、酔っぱらって公園で大声上げてる男がいたんで近所の人が通報したら、その男が全裸だったんで駆けつけた警察官が注意したところ、抵抗したので、『公然わいせつ罪』の現行犯で逮捕されたと。それがツヨぽんだったと。

(ソース→毎日jp(2009年4月23日))

・・・あー、ありえなくない。つーか、かなり、アリエール☆☆☆\(−−メ)今、そんなくだらん冗談は要らんのだ!!!!!

す、すいません(−−;)重大事なのに、ふざけてしまって

でも、なんか、全然びっくりしなかった気持ちは、解っていただけますよね?

長年『「ぷっ」すま』視てたら、ツヨぽんの酒癖の悪さは(以下略)

いや、そんな甘いこと言うからオタは・・・って呆れられるかもしれないけどさ。

それと、納得するのと、スポイルするのとは別だからね。

記事中の「目黒区の大学1年の男子学生(18)」の感想に、「いや〜、ぜんっぜん違うから! ツヨぽんの本性(こらっ)は」と思わずつぶやいてしまう自分が憎い(大嘘)

いやだから、ツヨぽんって、そういう人なんだから、かんべんしてくらはい、大目に見てくらはい、なんて、ぼくは言ってないから、間違えないでね。

ただ、よく泥酔した芸能人の起こす事件のパターンで、一般人と諍いを起こした(つまり、はっきり書きたくないからぼかすけれども、暴力的なコトをした)とか、器物を破壊したとか、はたまた放置自転車を拝借したとか、そういうことでなく、全裸で騒いだという、いかにも草剛らしい、マヌケな(おいこらっ)事件であったことに、正直、安心したというか、笑いをこらえることができなかった。

酔っぱらって騒いでただけでしょ? 全裸になってたって、夜の公園でしょ? 大勢人がいる大通りとかならともかく、全然大したことじゃないじゃない、なんて痛いことは言わないけど(でも、ホントはちょっとそう思ってる・・・すまん。だがツヨぽん、「裸だったら何が悪い」って──、悪いよ(−−;)たとえアナタのヌードがどんなに芸術的でもさ。要望されてないのに不特定多数の人が目撃できる状況で脱いでたんだから)、こんなアホな事件でこれだけ大騒ぎになるのも、「草剛」だからこそという認識は間違ってないと思う。


(23日朝の『スーパーモーニング』で鳥越俊太郎氏が「夜中の公園だったら、周りに誰もいないんだから公然わいせつにならない。逮捕するほどのことじゃない」と発言したらしい。ニュースキャスターのコメントとしては軽率といやあ軽率だが、最初のうちのほとんどの人の見方はそうだったんじゃないかとぼくも思う。特に、逮捕容疑が「公然わいせつ」であって、「公務執行妨害」(つまり、暴れたとか記事には書いてあるが、決してお巡りさんをぶん殴ったりとかした上での逮捕)ではなかった、というところに、ぼくは安堵したとともに、「暴れて取り押さえられたのに、その二つ目の罪状がつかないのは、何故?」と、少々疑問なのだ)

そんなわけで、まことに残念ながら、第一報はいささかの驚愕もなく、ぼくの腑に落ちてきたのだが、その後小出しに(現実の事件というのはそういうものだ)辻褄の合わないことがチラホラと報道されるに従って、何やらきな臭さが漂い始めるに至って、ぼくは釈然としないものを感じるようになった次第。

まさに、ネットの発達によって一億総探偵時代・・・というか、はっきり言わせてもらえば、「一億総“33分探偵”時代」であるとの感慨を深くするのである。

ぼくもその一億分の一人であることは、言を待たないのだが。

「現行犯逮捕」されて、本人が「容疑を認めている」(あくまで「新聞報道によれば」という注釈がつくが)にも拘らず、「はたして、そーでしょおぉ〜〜か!」(c 鞍馬六郎)とばかりに、

「ジャニーズ事務所と敵対する某有名芸能事務所の陰謀説」

だの、

「ツヨぽんは人身御供説」

だの、

「総務省の×××」(もうメンドくさいから、詳しく書かない。暇な人はネット巡ってみてください)

だの、迷推理珍推理の百花繚乱である。



で、ぼくはそれらに対して一切コメントする気はないのだが、さっき書いた「釈然としない」件の第一位は、やはり今日(23日)の午後になってツヨぽんの住居の「家宅捜索」が行われたことである。

(ソース→これも毎日jp)

逮捕を知ったときより、こっちの方にかなりびっくりした。

赤坂署ではなんだか歯切れの悪い理由付け(上記リンク先の記事参照)をしてるが、普通「家宅捜索」されたと知らされたら、まともな感覚だったら「何か」を自宅に隠し持っていたと疑われてるのだとピンと来る。

正直、これには頭に来た(警察に対して)

泥酔状態だったそうなので、呼気検査するのは当然であって、実際それで「(道路交通法上の)“酒気帯び”の数倍」のアルコール濃度が検出されたそうで、「そんなに呑んでたのか。自分を大事にせなあかんで、ツヨぽん」(なんで関西弁?)としおらしく思った。

ところが、その次になぜか「尿検査」。そして「薬物反応はなし」

最初に悪いことしちゃったのはツヨぽんの方なので、声高に抗議するのも気が引けるが、何を疑ってんだよバカヤロ。越権行為で告訴すんぞ! と言われても仕方ないことを警察はやってる。

実に腹立たしい。

こんなことしてるから、「陰謀説」とか言い出す(ネット)33分探偵が出現するのも当然なのだ。





あと、余計なことを言って(と言っても、コメント求められたんだから、答えるのは当然なのだが)逆に墓穴を掘っちゃった感のある鳩山邦夫。

(ソース→Yahoo! ヘッドライン「産經新聞」)

いや、言ってる内容は別に間違ってない。お怒りになるのもごもっともです。

おっしゃるとおり、ツヨぽんだって、昨日今日有名人になった青二才でもあるまいし、34歳にもなって「大人として未熟すぎる」ことをやらかしたのは事実。自分が持っている影響力(どんだけレギュラー番組やCMをもってるか)をきちんと自覚していれば、今回みたいな無責任なことは絶対しちゃいけないことなのだ。それは分かる。

ただ、そういうことを言うにしても、言葉を選べよ、と鳩山さんには言いたい。

大臣としてコメントを求められているのに、ただただ脊髄反射してキレてるご様子を拝し、はなはだ遺憾でございます(政治家コメント返し!←何だそりゃ?)

こういう時のコメントの言葉の選び方一つで、品格のあるなしがはっきりと出ますなあ。

品格を持ち合わせてないことを、総選挙前に改めてアピールしちゃった総務大臣ですが、カバンと地盤と看板にもの言わせて、やっぱり当選しちゃうんでしょうかねえ。お裁きは地元の有権者の方々に委ねるしかないのが残念ですけど。





うわぁー、今日も仕事なのに、後先考えず(お前もいい大人だろっ/叱)色々書きなぐってしまいました。

まあぼくの勝手な想像というか希望ですが、草剛さん個人としては、今後罪状は増えることなく(これを切に願ってる)、起訴猶予となって本日中に(起訴するなら逮捕から48時間以内にしなきゃいけないはずなので)ご帰宅が叶うことをお祈りしております(てかさ、自宅ばれちゃったじゃん。マスコミによる過剰制裁だわな。腹立つなぁ/怒)

その後は、事務所が判断した期間(どんぐらいかは分からないが)の謹慎だわね。そんぐらいは仕方ない。つうか、それが一番軽く済むパターン。

そして、一部のアンチジャニーズが大喜びで予言している「SMAP脱退」もしくは「解散」は、99.9%、ないであろうと予想する(事務所の人間でもないのに断言しちゃうところが我ながらあっぱれだが、経済理論でいけば、明白。ただね、ツヨぽん。もし二度目があ←言うなっ!!!)

復帰の時期についても、これまた幸か不幸か「稲垣メンバー」という前例があるので、だいたいの予想はつく。

ただ今後数週間は、正直、事務所側は、かつてないほどの事後処理に忙殺されて、彼自身の生活面(お金のことじゃなくて、謹慎中のマスコミガードや、メンタル面で)の面倒をみてるヒマはないだろう。ツヨぽんのおかげで今まで大儲けしてた分(こ、こら、尊大・・・)、今回の事件によって受ける事務所の損害は、半端じゃないからね。

そういう意味では、ツヨぽんは記録的な大迷惑を会社にかけた男という不名誉な称号を手にしてしまうわけだが(こらっ、川に落ちた小動物を叩くみたいなこと言うな!)

でも、あの事務所のことだから、そのデメリットを逆手に取るかもしれない(どういう風に? とかは訊かないでほしい)。その辺は、芸能界のシステム、もしくは会社経営に対してドしろうとのぼくには、何とも言えない。

こんな感じです。

とりあえずこんだけ語っちゃった以上、続報が入ってきたら、また改めて見解を書きます。












それにしても、ネット巡り中に散見した“痛さ満開”の「逮捕した警官憎し」「通報した住民憎し」の方々ってのは、あれはどこまで本気なんだろうか? それとも、“痛いファン”を装って、ジャニオタを落とし込もうとしているアンチの方々なのだろうか? そして、原宿署の前で「ツヨぽんのそばにいたいの」と夜明かししてるとかいう人たちは本当にいるのか? 赤坂署や鳩山邦夫事務所に抗議の電話が殺到してるのは本当らしいが、それは本当に全て“痛いファン”なのだろうか? ・・・ああいやだ、全てが成りすましに見えてくる「ネット脳」になってしまう。皆さんも、ネット巡回はほどほどにしましょうね(←人に忠告できる立場か!)


2009年04月17日(金) 『回転木馬』(銀河劇場)

こんな若いコンビ(浦井健治&笹本玲奈)で『回転木馬』を上演する時代なんだなあ・・・というのが、最初に上演を知ったときの感想でした。

でも、実際に観てみるまでは、何も言うまい。



観てきました。

・・・なんか、表現しづらいなー(「つまらなかった」と正直に言えば?)(−−;)そっ、そんなことないよ(大汗)

あのね、いろいろ要因はあったと思う。

すごく、不思議な観後感でした。

一番の要因は、やはりロバート・マックイーンの演出にあったと思う。

少人数による上演で、コやも銀河劇場という、ややこじんまりとした舞台というのもあって、写実的なセットではなく、一つの大道具が、動きや角度によって、椅子や桟橋に変化する、「機能的」な演出。

舞台の奥の上の方に、「星の番人」と「天国の使い」が出たり入ったりして、常に地上にいる登場人物たちの行動を見守っている、という設定が、常に、

「これは、ファンタジーなんだ」

という感情を観客に抱かせる効果を醸し出していた。

観客は、登場人物の誰かに感情移入するというよりも、むしろ(ぼくが、その「星の番人」たちと近い高さの三階席で観たのも大きかったかと思うが)「星の番人」たちと同じ目線で、登場人物たちを見守っているような気分に、終始させられていた。

だから、この作品での「号泣ポイント」でも、そんなに泣けるわけではなく(ぼくだけだったのかな〜?)心はとても温かくじ〜んとするのだけど、一方で、胸のどこかに何かが刺さってるみたいな、すごく複雑な気持ちになったのである。



この『回転木馬』というミュージカルは、もちろん日本でも何度も再演されているが、年齢的に、ぼくが観るチャンスがあったのは、14年前に帝劇で上演された時。

20世紀のエンターテインメント界で「ミュージカル」っつージャンルの基礎イメージを作り上げた名コンビ、オスカー・ハマースタインII世&リチャード・ロジャースの作品なのは言うまでもないが、この時に上演されたのは、おそらく前年にトニー賞リバイバル賞を獲ったバージョンであっただろうと思う。

だが、残念なことに、ぼくはこれを観逃している。

だから、告白しますと、今回がぼくの初『回転木馬』だったのである。

初めて観たくせに、「これはなんか正統派っぽくない」と感じてしまったというのもおかしな話だが、観てはいなくても「ひと耳聴けば『この曲知ってる!』が当然」のロジャース&ハマースタインの楽曲の、めっちゃオーソドックスさと、あの舞台面の「SFっぽさ」が、微妙にマッチしていなくて、不思議な感覚になったのだと思う。

微妙にマッチしていないといえばもう一つ、リチャード・ロジャースの、「これぞハートウォーミングミュージカル!」というメロディに、微妙にマッチしていない歌詞が気になった。

視覚的な違和感が、あのSF的なセットだとするならば、聴覚的な違和感が、この「歌詞」

パンフレットを見て納得。

訳詞が、今まで「(イースタントレジャーの)ミュージカルといえば、この方」という、岩谷時子先生ではなく、「かもねかーもねSOかもね♪」の森雪之丞氏なのであった。

別に、氏の歌詞によるミュージカルを初めて観たわけではないが(『ペテン師と詐欺師』『テイクフライト』などを観ています)、念を押すが、リチャード・ロジャースのメロディに彼の言葉の選択は、なかなかに新鮮であった。

そのくせ、脚本(これは「言葉の選択」というよりも、お話の流れのことだが)がすごく40年代っぽく(物語の設定はもっと昔で、19世紀末だそうです)、その噛み合ないそわそわした感じを、終始ぼくは抱いていたのである。

これは「失敗作」なのか? はたまた「新機軸」だったのか? よく分からない。

要するに、現代語で歌舞伎をやられると、「分かりやすい」という長所より、「何だかしまらんなあ」という短所の方が強く出てしまう。そんな風にぼくには思われた。



どうにももやもやした感想なので、ぼくの文章自体「何言ってるのかさっぱり分からん。はっきり書け!」と思われているだろうことは想像に難くない。

でも、単に「分かりにくかった」「つまらんかった」と一刀両断してしまうような感じでもないから、悩んでいるのだ。





出演者は、皆一定レベル以上に歌が上手く、その点での不満は一切感じなかったのだが、(そう言っといていきなり書いてしまうが)殿下(浦井健治)の人物造形に、今ひとつ弱さを感じた。

ビリーはこの作品の主人公なんだけど(一方で、「ヒロイン」はジュリーだ。こういう場合、どっちがより主役だ、ってことはないのだと思うが)、そのくせ、「いい人」「正義の人」ではないところが、この役の最も難しいところだろう。

女たらしで、人生をナメて生きていた男が、一人の女の子に惚れて身を固め、まっとうな人生を歩き始めたと思いきや、それまでの「イケイケ」な生活が、その結婚によって奪われる(今でもよくあることだ)

そのジレンマによって、「悪魔のささやき」にずるりずるりと引きずられ、悪事は上手く行くはずもなく、命を断つはめになる。

死んで初めて分かった「まっとうな暮らしの大切さ」。そして、自分がやっとそれに気づいたことを、残してきた妻と、顔も知らない我が子に伝えたいと思う、夫心親心。

ここで、号泣するんです。観客は。

だが正直、今回の殿下は「この人、典型的なだめんずだけど、そういう人って母性本能をくすぐるのよね、わかるわー」程度にしか思えなかった。

つか正直、殿下って、今までそういう役で“押して”きた感がある。

何か、何やっても、どこか弱々しい(\(−−メ)こらっ!/怒)

ルドルフにはすごーく合ってるんだけどね。

あと、ビリーが自分を刺す時、やらかした悪事の罪に戦いて、というよりも、「逃げることも、銃を持ったバスコムに向かっていくこともできなくなって」混乱して刺しちゃった、みたいにしか見えなかった。

これだと、ビリーが結局自分の罪に気づいてないことになっちゃう。

「贖罪」という、ビリーという役に与えられたテーマが、かすんじゃう。

そう思わないか?(誰に言ってんの?)



ジュリーも、(この役も、難しいです。単純に「だめんずを引き寄せるタイプの女」じゃいけないから)今ひとつ芯の強さが見えなかったというか、はっきり言ってしまえば、玲奈ちゃんには早過ぎた、とやっぱり思う。

ジュリーは、ビリーのイライラを「いじいじめそめそ」して我慢する女などじゃなく、おっきく構えて受け止めてる女じゃなきゃいけないのでは。そうじゃないと、二幕での「14年間、シングルマザーとして娘を育て上げる強さ」が突飛な設定に思えてしまう。



このお二人以外の役の方々は、それぞれに素晴らしかったと思います。

オトミ(安奈淳)さんは、今まで出したことのない高いキーに苦しんでおられたが、どしんと構えてジュリーを陰ひなたに支える頼もしいネッティを好演(まあ、従姉というよりおば・・・ごほん)


サカケン(坂元健児)スノウは「上手い」の一言。

スノウとキャリーのカップルって、要するに主人公カップルとの対比で見せる役なのだが、その役割をきっちりはずさずこなしつつも、スノウ独自のキュートさを出していて重畳。歌唱も(当たり前だが)文句なし。


キャリーのはいだ“歌おね”しょうこちゃん。

かなりな“ヅカ芝居”ではあったが、とにかく歌の上手さは天下一である。少しセリフが聴き取れないところを改善すれば、完璧であった。

特に彼女の「特異性」を感じたシーンが、キャリーがジガーに誘惑(?)されそうになる場面である。ここは作劇もだが「21世紀に、こんなんでいいのか?」っつーくらいの危機感リアル感のなさで、たっぷり「40〜50年代のブロードウェイミュージカルのにほひ」を堪能させてもらった。全面降伏である。みじんも「色気」がない((−−;)エッ?!)

ファンの幼児たちをがっかりさせないその高潔さ。さすが第19代歌のおねえさんである(←ほ、褒めてるのか・・・?)


話が出たので、マヨマヨジギー。

マヨマヨ(川崎麻世)のことは、年齢的にもちろんアイドル時代から知ってるので、今のあの声が実に不思議なのだが、今回も、キャストの予習をせずに行って「あの人誰だろ? カッコいい」と思ったのが、ジギーだった。

ほれぼれするようなバリトンで荒くれ男たちを煽動し「海の男」のセクシーさを遺憾なく発揮したかと思えば、いかさまカードゲームでビリーを追いつめる「いやぁ〜な」ズルさ抜け目のなさ。

Mrs.マリンを何回も「下品な女だ」と罵倒するのだが、「おめえこそ何だよ」と思わせといて、前述の、キャリーを誘惑するシーンでは、とほほな腰抜けっぷり(旦那は充分嫉妬していたが)

はっきり言っちゃえば、皆さんキャラクターの軸がぶれぶれなのだが、そこが何かぼくには「キモチ悪くて面白い」感じになっちゃったのである。


で、今話が出たMrs.マリンのゆうこちゃん(風花舞)

全然「下品な女」には見えないんですよねえ(^^ゞ

死んだビリーに取りすがって、「お前、女房の前で、よくそういうことできるな」っていう良識ある街の人々の視線を感じて、すっと離れて、胸はって去って行く後ろ姿が、かつて『ウエストサイドストーリー』(宝塚版)のラストシーンで見たマリアそのもので、ちょっと感動したのだが、ここでMrs.マリンがマリアみたいに去って行くことは、果たして是か非かと問われれば、非ではないかと(あっそう)

なんか、こういう事細かなところが、「あ〜れぇ?」っていう作品だったんです。ほんまに。


で、本日のカーニバルボーイは、時の人(笑)西島千博くん。

カーニバルボーイは今回トリプルキャストで、どの人で観てもダンス力に遜色はなかったと思うが、とりあえずビジュアルの点で最も優っ(以下略)

ただ、このシーンでもちょっとぼくは「あ〜れぇ?」と思ったのだが、そもそも、ビリーの娘の生い立ちの苦悩をバレエで見せてしまうという作劇自体、めっちゃ大胆ですごいと思うのだが(その演出は、今回のマックイーン氏に限らず、毎回そう)、なんだか、「踊りうまいなぁ・・・」と感心してるだけで終わってしまったのが、どうにも。

このシーンは、その娘・ルイーズ(玉城晴香、とにかくめっちゃダンス上手い)の14年間の辛く厳しい人生を投影したダンスシーンなのに、とにかくただ「うまいなー」で終わっちゃったところが、どうにも残念。自分の感性に対しても腹が立った。

ここなのである。ロジャース&ハマースタインのミュージカルのスゴいところは。

単純でのどかに出来てるように見えて、高度な「観劇スキル」が必要なのである。


で、そんな鈍なぼくでも、きっちり号泣したのが、ドクター・シェルドン(この役を、「星の番人」と同じ安原義人さんが演じていたところが、演出の秀逸さ)の「卒業生に贈る言葉」でありました。

ここで話した内容ももちろん良かったのだが、とにかく安原さんが上手い!

安心して号泣させていただきました。

ホントは、ここでビリーが歌う名曲「IF I LOVED YOU」のリプライズに号泣せなあかんのに、そうならなかったのは、殿下の歌唱力の足りなさ(普通に上手いんですよ、歌は。でも、それ以上のものが、残念ながら、ない。音符以上のことを、歌えないというか。ごめんねファンの人。ずけずけ言ってしまって)プラス、歌詞があんまりうまくなかったからかと思う(そう思った。歌詞が、なんか、今ひとつ響いてこなかった)





といったわけで、何か不完全燃焼な感じの公演でありました。

あんまりなこと言ってしまうと、次回は別の演出で、別のキャストで観てみたいです。

「映画(1955年に作られている)を観りゃいいじゃん」とおっしゃるかも知れないが、これは、演出自体が舞台版よりヌルくて、退屈っぽいそうなので、躊躇しちゃう。

まあ、そのうち(←明らかにその気なし)


2009年04月12日(日) 時間を惜しんでバブルに挑戦(?)

風邪で全身筋肉痛だったにも拘らず、根性(どこが)で治して9日から4日間、遊んで遊んで遊び倒しました!←偉くない。

「百年に一度の大不況」なんて、どこで起きてるの?! っつー勢いで遊び倒しました!(だから、偉くない)

定額給付金、まだもらってないけど。

なので、自分の金で遊びました(いや、定額給付金も、元はと言えば税金なので。昔は自分の金だったので)

で、これから(そう、たった今(13日午前2時)から)お仕事しますので、感想書けません!(なら、出てくんなよ)



9日はちょいと体調のせいもあって今イチはっちゃけられなかったが(でも、最後はなぜか(?)泣けたぜ! さすがは古田新太だぜ←これで何を観たか、ばれたね)、あとの三日間は、サイコーの音楽、サイコーの歌に身も心も満足。

昔は苦手だった女性シンガーの高音も、最近は何だか好きになってきた・・・というか、今までぼくは、本当に上手い女性シンガーに出会ってなかったのかも知れんな。

といっても、最近好きな女性シンガーはそんなにソプラノではないので、やっぱ「短波声」は未だに苦手なのだと思うが。

(以上の詳しい感想は、時間ができたら更新する予定←またか)





帰ってから、録画しといた『めちゃ2 イケてるッ! 中居&ナイナイ 日本一周景気回復の旅』を視た(そんな余裕は、あるのね?)

毎度、中居君はこんな大変な仕事をなぜ引き受けるのか、疑問でならない(コラ)のだが、今回はお父さん(本物っ!?)まで出てきて、中居君が実はこの仕事を、本当に大事にしてること(ホントかよ)をバラしてた(≧∇≦)

確かに、毎回とんでもないことばっかりやらされてるけど、今回は朝青龍に会えたり、みたいな、中居君的にも「この仕事してて、超良かった〜♪」(←勝手に決めるな)てことが、必ず一つはあるからかな? などと、うがってみたり(それにしたって、その代償は毎度でかすぎるが)


ただ、今回も一ヶ所だけ、ざ〜ますPTA的なことを言わせてもらうと、カラオケボックスで、コンビニ袋頭にかぶせたでしょ、あれは危ないからダメだと思う。

そらまあ、自分でとろうと思えば簡単にとれたんだし、それほどの危険はないとは思うけど、世の中にはどんだけ頭悪いかって人たちもいるから、まず「良い子は絶対まねしません!」てスーパーを入れてほしかった。

どこまでが大丈夫、ってボーダーが分からんのが世の中だからなあ。

あとね、興ざめなこと言うと、幸子は生きてたけど、冒頭で中居君がおいしいおいしいって食べてたお肉も、かつては生きてた豚さんなんだからね( ̄^ ̄;)←すげー興ざめ

いや、食べちゃいけないって言ってんじゃなくて、生物がモノを食べるってことは、命を頂いてるってことなんだから、食事は敬虔にしましょうよってことね。(カンヌ、ンキギダキさー/笑)

豚さんも、マグロさんも、海老さんも、みんなかつては生きてた。

いや、タケノコさんも、たらの芽さんも、ゴーヤさんだって、みんなみんな生きていた。

そして、ドルチェ&ガッバーナのサングラスは、食べられない。(←知ってるよ!)

ああいうのは、困る(「困る」って、なんか変な感想だが)

ぼくは、ブタがキャラメルとか天麩羅食べちゃうシーンは、だから逆に(何が「逆」なのか知らないけど)何とも思わない。

食べさしゃいいじゃん。ネギとか、危ないものじゃなけりゃ。

食べ物は生物界を回り回って命をつなぐものなんだから。

でも、おいしいものを食べたら、思わず「親父に食わしたいなあ」なんて言っちゃう中居君は、ホントに親想いだなあと思ったよ。

結婚問題はともかく(あっ、コラ/汗)

最後に、二人並んで「ありがとうございました」とお辞儀をして帰っていった中居父子。( ̄□ ̄°)正味、感動

中居君、本当に好きなんだね、この番組が。(そ、そういう結論?)



全部仕込みと分かっていても、これからも、楽しんで視させていただきます。(こらこら)

いやーだって、一昨年だっけか? 全身金粉で12月の渋谷の街を走った中居君を視た時には、

「この人、今の芸能界で、一番偉い!」

と、本気で感動したもん(感動のツボが変だぞ?!)

だって、しないよ? 普通こんな大スターなのに・・・。いくら「どんだけギャラ高(略)でも(^^ゞ





わあ、またもやうっかりこんな時間・・・(13日午前3時過ぎ)

お仕事します。


2009年04月08日(水) 『正直しんどい』(未公開デート編)

頭いてぇよぉ〜(>_<。)←寝てろ

いや、もう充分すぎるほど寝ました。

昨日こそ『禅ZEN』を観に行くつもりだったのに、激しい頭痛と全身筋肉痛でダウン。

一日中寝てて、夜ちょっと目が覚めたので、少し良くなったかな? と仕事をしてたら、再び激痛と寒気。

なんでこんな暖かくなってから風邪引くのだろう?(体力がなくなっているのに気付け!)

葛根湯を飲んで、眠たくないのにムリヤリ寝た。



仕事が残ってるので、本日早朝より再開しております。頭痛はバファ○ンでごまかしております。

夕べの『正直しんどい』は未公開デート編だったので、ベイベとの未公開シーンがあるかな? と思い、軽くチェックしてみたら、ベイベの登場はなし(くそー! 時間を返せ!←無理難題)

海老蔵がちょっと出てた。

今視ても、なんであんなに上機嫌だったのか、謎な海老蔵(^^ゞ

トランプの方は分からなかったが、絵本の手品のタネは、知ってたな、ぼく(←興ざめだぞ!)



他の部分は10倍速で視たので、何にもコメントできません。

・・・何のためのエントリだったのか。(知らんがな)

仕事しよ。


2009年04月06日(月) 『フジテレビ開局50周年 名作ドラマ&映画全て見せます! SMAP PRESENTS ドラマの裏の本当のドラマ』

こっちも(そっちも)50周年。

(55周年だぞ! と威張ってる局もあるが)←コラ

で、どこが「SMAP PRESENTS」だったのか。(不満)

単に「ウチが(本当に)SMAPを育てたんだぞ!」とでも言いたげな(こらこらっ/汗)

でも、年寄りオタは知っている。

本当にSMAPを育てたテレビ局は、(みんなも知ってるよね?)だということを。

やらないかな? 特番(あそこは今年45周年ですって。若い(?)のね)ソフトはあるぞー♪『あぶ少』『ラブSMA』etc.

なに? 予算の都合で(以下略)





それはともかく、なんか、ドラマファンにとっても(SMAP何のためにいんの? ぶつぶつ)SMAPファンにとっても(スマスマの枠貸してやってんのに、何でお飾り扱い・・・ぶつぶつ)中途半端な仕上がりになってしまった気が。

最後の抽選は出来レースくささ全開だったし(本当にやるつもりなのかな? そのドラマ)

なんで中居君がほとんど黙ってたのかも気になったし。

意味のないクイズに時間とるぐらいなら、もっと出演者にインタビューした方が良かったんじゃないか(それも、もっと「仕切りの上手い人」が訊くべき)と思ったし。



おお、さすがフジ、やるなぁ、と思ったところ。

織田裕二と柳葉敏郎を並ばせた!(確執は、やはり単なる三流週刊誌的噂か?)

江口洋介と織田裕二、江口洋介と唐沢寿明を並ばせた!(な、懐かしい・・・/涙)

反町隆史とSMAPが同じスタジオに!(←ジャニオタにしか分からん)

森君、堂々のアップ二連発!(テレビ○日への対抗心か?!←コラ!)

『古畑任三郎』の犯人総ざらい!(逆に、三谷幸喜と織田裕二がいたのに、何故『振り返れば奴がいる』を出さない?! ばかもの)

名作『ズンドコベロンチョ』(かいつまみバージョンだったが)再放送!\(^^)/


このあたりかな。



出演者でさすがだっのは、やっぱ唐沢寿明(その、『愛という名のもとに』出演をキメたという『笑っていいとも』の映像が見たかった・・・)

VTR出演の山口智子に、(中継でもないのに)手を振るバカ亭主(おい)さ加減が、最高。

『白い巨塔』でのシリアス演技とのギャップが、スゴ過ぎます(≧∇≦)好き。

あ、そういえば、反町君と松嶋菜々子も一緒に出ていたはずだが・・・。時間差出演でツーショット映像はなかったんだったか?(録画を見直す気が起きない)何故だろう?←深く考えるな

そして、

陣内孝則・・・しゃべりすぎ(・・・おじさんには厳しいのね)ユースケには甘いのに、この人には厳しい自分を反省(^^ゞ

浅野温子・・・何やら雰囲気デンジャラス(あ、あわわ・・・/焦)

田中邦衛・・・まあこれぐらい大御所になると、誰も止められん(カトリッ!←コラ)

木村拓哉・・・生放送でコイツにふるな!((−−;)すまない。これでもジャニオタだ)



だが、何といっても最も顰蹙を買うのは、

この日紹介された数々の人気ドラマ中、全話きちんと視たドラマは、

『二十歳の約束』(カキ──ン!/苦笑)と『101回目のプロポーズ』だけだったという、

ぼく自身

でありましょうm(_ _)mまことに相済みません(『僕の生きる道』も、未だにDVDの中です・・・ごめんなさい)



ほんとーに、ドラマ視ないのよ(特に恋愛もの青春もの)

(『101回目のプロポーズ』を全部視たのは、当時ウッチャンナンチャンがやってたパロディがあまりに面白かったので、モトを確認するため。夕方の再放送枠で毎日1話ずつ放送してたから、短期集中して視通すことができた。この時の江口洋介、好き(*^^*)兄貴想いのいいヤツ)



そういや、冒頭のツヨぽん主演(?)の意味不明なミニドラマは何だったんだ?

いつ中居君に肩叩かれて、タイトルコールしながらバンジージャンプするのかと、ドキドキしちゃったじゃないか(それは放送開始時の『SMAP×SMAP』!)

それはともかく、あれがあったから期待したのに、SMAP置物状態だし(愚痴リピートになってきたので、この辺で)



よし、テレビ東△45周年に期待だ。(むちゃブリ)


2009年04月05日(日) 『ムサシ』(彩の国さいたま芸術劇場 大ホール)

(具体的に「どんな話だったか」は書きませんが、作品のテーマに関わるすっごい大事なネタバレをしているかもしれないので、これから観に行く方は、そのつもりでお読みください)



チラシを手にした時、まず鼻血が出るほど興奮(大袈裟)

次に、「大丈夫かな・・・?」(失礼だけど、可能性はなきにしもあらず)

という感じで待つこと数か月。

無事に幕を開けて(だから、失礼だっつの)ひと月後、はるばる(これまた埼玉県民に失礼)「彩の国」まで罷り越しました。

この季節、桜は満開なのだが、このコヤのある与野本町の駅前通りに植えられている薔薇の大群(ここに行く楽しみの一つでもある)は、まだ一輪も咲いてなく、ちょっと残念であった。



芝居の話、しましょう。

実を言えば、“井上ひさし×蜷川幸雄”に、老舗ブランド力は認めるが、正直あまり期待できない気持ちを抱いているここ数年。

文化村での「往年の名作三番勝負」に、ことごとく(マシなのは『道元の冒険』だけだった。恐れを知らぬ断言をしてしまうが)失望させられていたので、今回のも「どーだろー・・・?」と懐疑的ではあった。

だが、今回は新作書き下ろしだし(それはそれで、別の心配が/汗)、音楽は宮川彬良センセイなので、いくらか安心できるかなと(この時点では、「音楽劇ではない」ことを知らなかった)

何よりも、キャストが魅力的。

ニナガワの懐中の珠玉たちが大集結という感じで、やはり見逃せないのだった。

で、観終わってつくづく思ったことは。

井上ひさしの大勝利なのだった(T_T)

簡単に言っちゃうと、「ハンカチが2枚要る」芝居なのであるが、ぼくは、その作品を絶賛する時に「泣ける」とかっていう“やっすい”形容詞、絶対使いたくないのである。

でも、しょうがない。涙が次から次に出てきて、絶対ハンカチ2枚要るので!(開き直り)

ただし、そこは井上ひさしなので、「泣ける」と言っても、テレビCMで、仕込みじみた観客に「カンドーです」だの「私も××しなきゃなぁ〜と、思いました」だの言わせてる、薄っぺらい「泣き」の大安売りしてる三流映画(い、言い過ぎ!/汗)のそれとは、ぜんっぜん違う涙である。

まず、なぜ「2枚」要るか。

まず一幕で、「もーだめ! 化粧が、化粧がくずれる・・・、や、やめてーっっっ!」と言いたくなるほど、笑わせられるからである(ここで、たっぷり1枚使う)

そして二幕では、「な、なんというオチ!」という、ぞーっとする感動に襲われるから(でも、ここで出てくるのはやはり冷や汗じゃなくて、涙)

いやー、実は、何となく「ぞーっとする感動」は期待していたのだが、泣くほどそうなるとは、思っていなかった。フェイントかけられた気分である。

井上作品って、『人間合格』の太宰治にしても、『太鼓たたいて笛ふいて』の林芙美子にしても、なんか、世間に流布してるイメージとは、ちょっとかけ離れた人物描写をしてることが多い。

なので今回の『ムサシ』も、世間一般が抱いているイメージ(それは、史実の宮本武蔵というよりも、吉川英治が作り上げた武蔵)とは、ちょっと違った感じになるのではないかという期待があった。

しかも、藤原竜也くんだし(*^^*)←いや、決してミーハー的な意味ではなく

今までの武蔵って言うと、三船敏郎とか萬屋錦之助とか市川新之助だとか(^^ゞが演じてきたせいで、でっかい目ん玉ひんむいて、「ぐあお──っ!」つって、飛びかかって来るようなイメージが強い。

それが、今回は、竜也くんである。

童顔で、八重歯の、竜也くんである(こら)

いや、竜也くんは、大人っぽい芝居はいくらでもできる人なんであるが、「藤原竜也と小栗旬が武蔵と小次郎を演る」って情報だけで、すっかり少女マンガ風「イケメン巌流島」になってしまう危惧いや期待は充分ではないか。

まるで等身大3D『バガボンド』ではないか。(実際は全然違ったけど)

これに鈴木杏がからんでくるとなれば、これがもし映画やテレビドラマだったら、もう「やってらんない」状況になりかねない(どーゆー意味?)

それが、ずぇ〜んぶ、杞憂であった。

もーそれだけで嬉しい中年(≧∇≦)←よくわからない心理

なんか、全く内容に触れてないので、読んでてストレスMAXの方も多いと思いますが、とにかく「少女漫画風安い感動ドラマじゃなくて、良かった──っ!(山本高広風に)」とだけ、申し上げてヒントとしたい。





役者さんたちの話をしましょう。

今回、登場人物は、意外と少ない。

モブの迫力で情景描写をするのが得意のニナガワにしては、珍しい作劇法であった。

逆に言えば、そんだけ今回は(ぼくとしては)ニナガワの演出力にはさほど感じるものはなく、ひたすら井上ひさしの筆力に圧倒されたのみである(大好きな宮川先生の音楽も、「少し、ストレートすぎるかな?」と思った。「ここで笑え」「ここで泣け」と、分かりやすすぎたのである)

まず、タイトルロールの竜也くん。

実は、『ムサシ』ってタイトルは、観始めてすぐ「そうか?」って思い、それがラストシーンまで続く。

実は武蔵は“主役”とは言いがたい。

本当の主役は     であるから(思わせぶり)

そうでなくても、途中まで「これって、『武蔵と小次郎』の方が、タイトルとしてはぴったりだよなあ」とずっと思いながら観てた。

武蔵はどっちかというとウケの芝居が多く、今までの竜也君の舞台のように、主人公として感情を前へ前へ吐き出す感じの芝居は封印されていた。

実は全然そう見えなかったのだが(そう見えない演出をしていた、と思うのだが)、この芝居の中で、武蔵は35歳なのである。

この年齢設定には、少々疑問があった。

でも、巌流島の決闘の時に武蔵が29歳だったのは史実なので、それから6年後、という設定が大事だったということで、仕方なかったのかもしれない。


で、対する小次郎の小栗旬くん。

小栗くんの舞台って、ぼくは『ハムレット』しか観てないんだよね。

そういや『ハムレット』でも竜也くん(ハムレット)の“ライバル”(フォーティンブラス)役だったな。役の重さは全然違うけど。

今回は、がっぷり四つというか、一方的に小次郎が武蔵につっかかってるみたいな感じの間柄(^^ゞ

小次郎の年齢は、実は諸説あるらしい(巌流島の時に、既にじいさんだった、という説まである)のだが、今回は「武蔵よりも6歳年下」という吉川英治説に則っている。

26歳にして未だに高校生役をやっちゃってる小栗君らしく(コラ)、本当は同い年の竜也君に、ぎゃんぎゃん歯向かっていく(でっかい)小犬っぷりが、たまらぬ(≧∇≦)←おい・・・

ただ、ぼくの偏見のせいだけとも思えないが、出演者の中では、一番「舞台体力」がなく感じた。

長ゼリフを、自分の言葉として最後まで言い切る体力がない。

竜也くんや鈴木杏ちゃんも含めて、他の出演者たちがすごすぎたってのもあるんだが。

だが、実は今回の芝居の中で、一番「愛すべき」キャラだったのは、佐々木小次郎であった。

思いっきしベタな表現で申し訳ないのだが、とにかく「可愛い」のである。

『すすめ!! パイレーツ』の花形見鶴の可愛さ、と言えば一番解りやすいと思う(若い人には、逆にわからんだろーが!)

(上げたり落としたり上げたり落としたりで申し訳ないが)ただし、八頭身が災いして、着物似合わねぇ〜!

竜也くんも身長は同じなんだが、頭身が(略っ!)


鈴木杏ちゃん。

一見ヒロインのようなキャスティングだったのに、(以下、ネタバレなので書きません)

お芝居、やっぱ上手いな。初見の『ハムレット』の時のオフィーリアには「もうちっとガンバレ」と思ったのだが、今ならもう一度オフィーリア(もちろんハムレットは竜也くんで)を観てみたい。そう思える演技だった。

しかしもう、ヘレン・ケラーじゃなく、サリヴァン先生の方の人なんだね(今度演るそうです)

成長の早さにびっくりだ。


白石加代子さん。

完敗です m(×_×)m

この方のお芝居に、ぼくごときがあーだこーだ言う資格はございません!


吉田鋼太郎さん。

この方もそう。あーだこーだ言ったら、怒られます(いや決して、書くの疲れてきたわけでは・・・)

彼が演じた柳生宗矩と宮本武蔵の取り合わせと言うと、ぼくは『魔界転生』(山田風太郎)を思い出してしまうどミーハー変わり者なのですが、あれに出てくる宗矩とキャラが違いすぎて、もーおかしくてしょうがなかった。

でも意外とこっちの方が、史実の宗矩に近いとか・・・?(ホントかよ!?)


辻萬長さん。

井上ひさし作品になくてはならぬ大看板で。

どうすか、この安定感。(誰に言ってんの?)


大石継太さん。

ひたすら「上手い!」の一言。一番この人に笑わされ、一番この人に泣かされた。





最後に、恐れ多くも「世界のニナガワ」にダメ出しなのだが、もーちょっと、心持ち、各シーンを短く出来なかったかな〜? と思う。

小劇場育ちの客の欠点なのかなー? もう少しだけ、展開にスピードが欲しかった。

あーでもこれって、今ドキの「1分で笑えるギャグ」を喜び、20分間の漫才や落語をじっくりと堪能できる「観劇体力」を持たぬ、考え事が苦手な現代人の弱点なのかもしれない(ぼくはどっちかというと、じっくり派なのだが。レッドなんとか、とか、ああいうの、本当に面白いか? と聞きたくなる。みんなイキオイで笑ってるだけにしか思えない)

実は最初「上演時間は、15分の休憩を入れて3時間半です」と言われて、一瞬「ぐぇっ」と思ってしまった情けないぼくなのであるが、実際観終わってみると、いささかも退屈しなかったのである。

ただ、「このシーン、長い。まだ終わらないの?」と思いはしなかったのだが、「ここの間合い、ほんのちょっとだけ刈り込めば、もっといいのに」と生意気なことを思ったところが何か所かあったのである(ここが、井上ひさしには100パー感服して、蜷川幸雄にはそうでもなかった所以)


でもどっちにしても、最高に嬉しい芝居であった。小栗くんがもう少し達者になったら(ありゃ、またこれ傲慢な感想ですね)是非再演していただきたい。

いや、今回ので充分なので、是非ともビデオを持っときたいと思う。WOWOWさん、よろしく(^^ゞ←コラ


2009年04月04日(土) ソメイヨシノさん

なんか、書こうとすると邪魔(?)が入るのは、誰かさんの怨念(こら)でしょうか?

今年最初のてごわい仕事が入ってしまったので、2日は他のことを一切やらずにそれにかかりきり。

3日が締め切りだったので、それが終わったら早速録画を視ようと思ってたのに、結局終わらず。徹夜したくないのに徹夜仕事になってしまい、勤務先で夜を明かしてしまいました。

早朝の、ほとんど人のいない通勤路を、徹夜で重たくなった体を引きずりながら、とぼとぼと歩く。

道筋に植えられたソメイヨシノさんたちは、今年も律儀に咲いている。



植物って、本当に季節の移り変わりに対して素直に生きてるよね。(?)

寒ければ寒いなりに、暖かかければ暖かいなりに、枯れたり咲いたり茂ったりする。

太陽が昇ってる間寝ていたり、締め切りに間に合わないからと言って、一昼夜起きて超非効率的に仕事をしたり、自然の摂理に逆らってばかりのぼく。

人間て、愚かだよね。(−−メ)「人間て」じゃなく、お前が。

あ、でもソメイヨシノって植物は、桜の中でも、特に人間社会と関わりの深いヤツだってことは、ご存じでしょう?

彼らは、人間(日本人)が観賞するために、人工的に作られた品種だからね。

日本人が、「春」の美しさを忘れないために、作られた植物・ソメイヨシノ。

寿命も、なんと日本人の平均寿命より短い、60年から70年だそうだ。

「樹」って、人間よりずっと長生き、ってイメージがあるけど、実は、ヤツは、そうなんだ。

何だか、たまらず愛おしくなってしまう、では、ないですか。(←こじつけ)

日本人が彼ら(日本人が愛する桜は、他にも何種類もあるけど、代表はやはりソメイヨシノだ)をこよなく愛するその役割を、毎年忘れずに果たしてくれるソメイヨシノさん。

都会の、汚れた空気の中で、健気に咲くソメイヨシノさん。

てきとう(特に、時間に対して)に生きている、徹夜明けのぼくの目を楽しませてくれてありがとう、ソメイヨシノさん。

(センチメンタル中年)

もちろん、ソメイヨシノだけじゃなく、派手な香りの沈丁花や、「幸せなお家のお庭」の象徴のようなコデマリ(主観ですが)や、うちの母が大好きなハナミズキ、子供時代を思い出させてくれるイヌフグリやタンポポ、ナズナなどでも、ぼくは春を満喫できるのだが。



そんなわけで土曜朝にやっと帰宅し、「これから、左目(ちょっと今やばい状態)が回復するまで、寝れるだけ寝る!」と宣言して、9時半に寝てみたら、起きたのが夜10時半!( ̄△ ̄;)我ながら、凄し。

(本当は、夜6時に一回目が覚めた。トイレ行ってまたすぐ寝たけど)

それから起き始めたら、またもや昼夜逆転ヴァンパイア生活になってしまうので、我慢して朝まで寝ましょう、と、お風呂入ってまたすぐ寝床へ。

即座にぐーぐー寝てしまった自分にびっくり。

一応、朝の6時に目覚ましをかけたのだけど、さすがに4時にぱっちり目覚めてしまいましたとさ。




まだ暗かったので、布団の中でうだうだ(老人性早起き病の気持ちが、初めて解った)

でも、5時までが限界だった。

掃除洗濯は明るくなってからしようと思い、部屋でこそこそHDDの中身を整理しつつ(なんせ今日は、WOWOWの三谷幸喜祭り(?)を録りまくらにゃいけんので)今に至ると。

で、洗濯掃除が終わって気づくと、もう10時ですね。時間はあっと言う間に過ぎますね。



本日はこれからてくてくであります。

ここ数日、寒の戻りで、せっかくしまおうと思ってたコートが活躍してたのだけど、今日はさすがに要らないようだな。

陽は出てるけど、なんか空が全然青くなく、つまらない(?)

それと、花粉が怖いな。

でも、咲いてるソメイヨシノさんが見られるのも今日ぐらいまでだろうと思うので、しっかりと春を楽しんできたいと思います。

(わ、30分ぐらいディスプレイを見てたら、また左目がやばいことになってきた・・・/怖)


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