てくてくミーハー道場
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2007年08月02日(木) |
宝塚歌劇団雪組公演『エリザベート〜愛と死の輪舞〜』(東京宝塚劇場) |
この作品だけは、ムラ(本拠地・宝塚大劇場)でも東京でも観ることにしているのですが、どーもこないだ(2005年)の月組版の東京の記憶がない・・・何故? と思っていたら、観る予定だった日が、脳梗塞で倒れたおふくろの退院日だったので、泣く泣くキャンセルして帰省していたのでした。
いくら芝居バカのぼくでも、さすがに ヅカ<おふくろ だったようだ(当たり前!)
ムラで観られただけでもよしとせねばならん。
で、今回も一般枠のチケットゲットは完敗だったのですが、某クレジットカードの貸し切り枠に当たって(ヅカは貸し切りが多いのよ)、2階席のハジの方で観ることができました。
当てていただいて言うのも気が引けるのですが、大枠の感想は結局ムラで観た時と同じ。
「予想以上でも以下でもない」でった。
特にとなみんの歌い方が妙に荒くなってて、残念に思った。
そもそもムラで観た時から、「なんか花總の歌い方真似してるな・・・」と気になってしょうがなかった。
東京でもそんな感じでした。
実のところぼくは花總のシシィが一番好きなんだけど(ウィーン版除く)、それは花總だからであって、他の人が彼女を真似しても仕方がない。
あのシシィは、花總の声、顔、スタイル、演技のタイプ、微妙な歌の下手さ(こらっ)がコンプリートしてこそ出来上がっているのだから。
他のキャストに関しても、ほぼ大劇場の時と同じ感想です。
で、じゃあ観に行かないでも良かったんじゃん、とはならない。
ヅカ版『エリザベート』の、最大の魅力が、最後に待っているからである。
そう。フィナーレである。
「キッチュ」のロケットを観ずして、『エリザベート』を観たとは言えないのだ(そうなの?)
何ならぼく踊ってもいいです。振り付け完璧に覚えてるから(いや、踊るな)←だいたい脚が上がんねぇクセに(怒)(×_×)ハイ、そのとおりです
「闇が広がる」の群舞を観ずして、劇場を後にできようか。いや、できない(反語)
しかも、“ダンスの水夏希”であるからして。
・・・でも実は、『エリザベート』のフィナーレは、さほどトート役者にダンスの見せ場はない(他の作品と比べて)
抹茶色(違う! エメラルドッ!/怒)の長髪を振り乱して踊る水トートを観ながら、実はちょっともの足りなさを感じていた。
トートのダンスの見せ場と言ったら、やはり本編の「闇が広がる」だろうな。
ここの動きの美しさは、東宝版にもウィーン版にもないし。
あとやっぱ、一幕ラストで銀橋にぺたっとはりついてるヤモリトート、好き(*^^*)
貸し切りだったので、最後にはミズしぇんととなみんのご挨拶もあって、気分的にはお得でした。
で、『エリザベート』はまたもや東宝に上演権が貸し出されて、育児休暇中(^^ゞのイチロさんに替わって、予想通りのあの人とびっくり予想外のあの人がダブルキャストで演るとか何とか。(−−;)うーんとね、正直・・・いや、ある意味楽しみでもあるんだけど
チケットとれますように。
で、雪組の次回作というか、ちかちゃん(「ミズしぇん」とか「ちかちゃん」とか、呼び方が一定してなくてゴメン)の次回作(全国ツアー『星影の人』)は、むしろ『エリザベート』よりも役的には楽しみなので、チケットゲットがんばるぞ!(実のところ、気分はすっかり花組・・・しかも、今のトップさんのサヨナラよりも次期トップさんのお披露目の中日公演だったりするのだが(^^ゞ←浮気者め!)
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