幕夕(まくゆう)の海外旅行日記
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1994年07月30日(土) 28歳 ニューオリンズ→飛行機

 朝早く起きて空港へ向かう。タクシーの運転手に日本人の給料のことを聞かれた。
 アメリカの空港の設備は近代的で実に気持ちがいい。
 サンフランシスコも楽しそうな所だ。今度アメリカに来るときはぜひ訪れたい。
 機内食を一回食べそこなってしまった。



1994年07月29日(金) 28歳 ニューオリンズ

 朝はマクドナルドだった。日本にも昔あったスクランブルド・エッグの朝食。
 朝のフレンチ・クォーターは人通りが少ないが、日の光に輝いていた。
 アメリカ水族館は水族館としては中程度だが、展示に工夫があっておもしろい。ワニは全然動かないので、初め偽物かと思った。
 ミシシッピ川クルーズは前半は寝ていた。ロシアやインドの船も停泊していた。
 フレンチ・マーケットではいろいろなお土産がそろう。
 ジャンバラヤもガンボも唐辛子がきいていて辛かった。ハリケーンは巨大なグラスに入って来たが、料理が辛かったので全部飲んでしまった。
 ディキシーランド・ジャズは日本で聞いていたとおりのものだった。
 あした早いので今日はもう寝る。



1994年07月28日(木) 28歳 列車→ニューオリンズ

 朝起きてみると、まだサウスカロライナで3時間ぐらい遅れていた。
 朝昼晩とも食堂車での食事つき。でも昼食の魚は硬すぎていただけなかった。
 ラウンジではアフリカ系の人たちがトランプに興じていてにぎやかだった。
 アトランタ、バーミングハムとも高層ビルがけっこう建っていた。
 ビルさんは日本に行ったことがあるとのこと。「あすく」に行ったと言われたが、はてどこだろう。
 午後は眠くてほとんど寝ていた。
 ラ・サール・ホテルは明るくて快適なホテル。ベルマンのサービスもいい。でも、なぜか水はけが悪い。



1994年07月27日(水) 28歳 ワシントン→列車

 今朝は6時に起きて6時半に列に並んだ。余裕でチケットがもらえた。
 ホワイト・ハウスの中はヨーロッパの宮殿みたい。歴代大統領の肖像画がかかっていた。レーガンのがあったから、ブッシュやクリントンのもあるのだろう。アメリカという国家のヨーロッパとの深いつながりを感じた。
 アメリカ歴史博物館は想像とだいぶ違っていた。材料の変化や機械・機関車・橋などの展示にはへきえきした。独立革命や南北戦争に関する展示はほとんどなかった。いちばんよかったのは、アフリカ系アメリカ人の北への移動の展示。
 夕方にはすっかり疲れて眠くなってしまった。メトロポリタン・ラウンジは豪華な設備。メトロライナーに乗る人が多かったようだ。でも、ザ・クレセントはいきなり2時間近くも遅れてくれた。
 南へ行く列車らしくスタッフはほとんどがアフリカ系。私の部屋の担当のビルさんはとても親切な人。これで定刻通りなら言うことなしだが。



1994年07月26日(火) 28歳 ワシントン

 ホワイト・ハウスのチケット売り場はすでに長蛇の列。来るのが遅すぎた。あしたは早朝から並ぶようにしよう。
 国会議事堂は想像していたよりはるかに巨大な建物。内部も豪華だった。フセイン国王とラビン首相が来ているということで、あまり見学できないということだったが、演説も聞けた。
 航空宇宙博物館はずいぶんリラックスして見られる所だった。ラングレー劇場もプラネタリウムも見られた。
 パーシングIIやSS20のような核ミサイルも展示されているのにはびっくり。
 ユニオン駅のショッピング・センターはきれいで楽しく買い物ができる。おもしろいお土産も見つかった。
 旧郵便局はユニオン駅をさえなくしたような所。タワーに登れなかったのは残念。



1994年07月25日(月) 28歳 ニューヨーク→ワシントン

 アムトラックに関しては予定通りにいかなかった。まず、メトロライナーにはUSAレイルパスとの差額を払うだけではだめで、96ドル全額払わなければ乗れないと言われた。それで普通電車に乗ることにしたが、かかる時間は30分しか違わないので問題なかった。
 だが、ニューオリンズへの夜行はスランバーコーチが売り切れで、一等寝台になってしまい、136ドルもかかった。
 エンパイア・ステート・ビルからの眺めは、あまり遠くまで見えなかったが、これこそニューヨークという感じがした。それにしても、ニューヨークにはなぜタクシーがあんなに多いのか。
 列車には発車10分前に飛び乗った。車内放送がなくて、車掌が次の停車駅名を言って歩いていた。
 ニューヨークがロンドンの雰囲気とすれば、ワシントンはジュネーブの雰囲気。町全体が広々としていて、開放感がある。また、星条旗がよく似合う町だ。
 円高が進んでいるため、アメリカの物価がかなり安く感じた。Mac User の雑誌が2ドル95セント、カフェテリアのジュースが79セントなど。



1994年07月24日(日) 28歳 ニューヨーク

 ニューヨークで一番見たかった所をしっかり見て回った。
 地下鉄は落書きはほとんどなかったが、ホームが異常に暑い。
 自由の女神行きのフェリーに乗る時間はなかった。
 日本で得られる国連の情報はどこか偏ったところがあるが、今日の見学ツアーで国連の基本的なことがわかった。例えば、現在行われているPKOはいくつあるかなど。ニューヨークに住んでいる人は気軽に国連の見学に来られるかと思うとうらやましい。
 メトロポリタンではアメリカ美術の部屋を見たが、柱時計などの家具がほとんどだった。全体の感じは大英博物館に似ている。
 4時ごろには疲れてしまい、9時までホテルで寝ていた。ちょっと損した気もするが、レストランで食事できたし、いいだろう。



1994年07月23日(土) 28歳 大宮→ニューヨーク

 長旅の末、ニューヨークに着いた。アメリカが私をどう変えてくれるか、楽しみである。
 着いたときは雨だったが、ホテルに着くころにはやんだ。
 ニューヨークの摩天楼は日本の高層ビルと比べて時代がかった建物という感じだ。
 ホテルのサービスはいい加減な感じ。
 マクドナルドのコーラの量は多すぎる。




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