| 2021年06月21日(月) |
ふと薔薇の幹を見たら、何匹もの虫がくっついており。ぎょっとする。私の大事な薔薇に何をしようというのか、と、猛烈に腹が立ってきて、薬剤を思い切り強烈に吹きかける。途端にバタバタし出す虫たち。もう見ているだけで気持ちが悪いし腹が立つ。一匹残らず鋏の先で生け捕りにし、足で踏み潰す。何度も、何度も、何度も。絶対に生きて残したくないという思いが、踏み潰す足にさらに力を加える。 ふっと我に返り、私は何をやっているんだろう、と少し焦る。虫たちには虫たちの事情があったはずで。もちろん私には私の思いがあって今こう行為したのだけれど、それにしても足で何度も踏み潰す必要があったんだろうか。 念のため、他の薔薇の幹も念入りにチェックする。大丈夫、虫の姿はない。 さっきの衝動を私は省みる。そして何とも言えない苦い気持ちを嚙み潰しているような気持ちにさせられる。一匹残らず殺していた最中、私はもう他の事を考える余白を持っていなかった。だからこそ一途に虫を潰し続けた。殺し続けた。実際に殺人を犯して捕まる人たちは、もしかしたら私が今味わったような思いを同じように味わったんだろうか。それとも別の理由があって彼らは殺人犯になるんだろうか。
一泊二日で高松へ。NさんとY先生と共に。高松刑務所で受刑者と面会。その際のY先生の観察眼、学ぶものがたくさんあった。今の私では届かない境地。というか、私が傾く側とY先生のベクトルとがまったく異なるものであることを強く感じる。今の自分自身の眼を失うことなく、かつ、Y先生の様な観察眼を持てたら、と、持てるようになろう、と改めて思う。 その後被害者の方とも面談。自分の加害者のことを君づけで呼んでしまう彼女の、今の複雑な心持ちを思うと、何とも言えない苦い思いが湧いてくる。NさんとY先生は以前にも彼女と面談しており、以前と比べるとむしろ彼女の状態は悪化しているのではないか、とのこと。 その夜、Nさんの部屋に三人集まって、午前2時頃まで語り合う。Nさんと、そしてY先生と、それぞれに抱えているものを分けていただいた夜だった。ありがたいことだ。新参者の私に対し、何の垣根もなく共有してくださる二人に、感謝しかない。
最近ホットフラッシュが頻発している。ただでさえ蒸し暑いのにホットフラッシュに見舞われると見る間に汗だくになってしまう。更年期障害はまだまだ続くんだろうか。しんどいなあと嘆息する。止める術も避ける術もないから、どうしようもないのだけれど。 それにしても。慌ただしい毎日。本を読む隙間さえない。読みたい本を持ち歩くばかりで、一頁さえ進んでいない。今したいことは、一日ぼおっと、何をしなくちゃとか思うことなくただただぼおっとして過ごすこと。と書いた瞬間苦笑する。貧乏性の私には、そもそもぼおっと過ごすなんて無理なのかも。諦めよう。うん。 |
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