ホトトギスの鳴く頃
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2020年02月17日(月) 月落鳥啼

「月落ち烏啼いて霜天に満つ」から始まる張継の漢詩「楓橋夜泊」、今日はこの詩をヱビスさんと学んだ。
賢そうなイプでしょう。私もそう思います。自画自賛。
きっかけはヱビスさんが「殉ちゃんの部屋(?)にかけていそうな掛け軸の文字ってどんなんですかね?」と尋ねてくれたことだった。

二人共めっちゃノリノリでそれっぽそうなものを求め、ネットサーフィンした。
書道サイトで掛け軸に書いた作品を展示していて、そこで「月落鳥啼」という四文字を見つけて、なんかこれっぽい〜!!って二人共なった。
解釈が一緒で喜びが増してしまう。

楓橋夜泊<張継>
月落ち烏啼いて 霜天に満つ
江楓漁火 愁眠に対す
姑蘇城外 寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る

詩の意味
 
月は沈み夜烏(よがらす)が啼き、霜の降りる気配が天に満ち満ちて、冷え込んできた。川岸の楓(かえで)の木々の間には漁火(いさりび)が点々として、旅愁のためにうつらうつらとして眠れない私の目に映る。
もう夜明けも近いのかなと思っているところへ、姑蘇城外の寒山寺から打ちだされる夜半を告げる鐘の音が、私の乗っている旅の船にまで響いて来たのであった

(選んだ理由)

・影道の道場では武道に励む(しかも熾烈な感じ)的な言葉を置きそうだけど、殉ちゃん本人は華美でない詩的な言葉を好むのではないか?
・なぜなら、「倒されるのに無名のままでは儚なかろう」というような美しい言葉を敵にかけるような人なのだ
・この漢詩、故郷に対する淡い恋慕が書かれ、月や鳥が出てくる所、などが殉ちゃんの心の琴線に触れそうだな......と思う


漢詩自体の内容は詳しくはこちら

楓橋夜泊 (説明サイトに飛びます)

殉ちゃんの五重塔のてっぺんの部屋の掛け軸に「月落鳥啼」もしくはつづけて「霜満天」という言葉がかかっていたらいいな.......という気持ちでいっぱいになった。







じんこ

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