BECKの徒然草

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議論
2016年12月14日(水)

議論というものは、自分が思っていることと相手が思っていることの差異を確認し、その差異をお互いの歩み寄れる一つの帰結へと導こうとする行為である。がしかし、そもそも自分の思っていることを他者に伝えるということが難しい。一人で考えた末のモヤモヤをわかりやすい言葉で伝えることがまず難しいし、話している間に自分でもよくわかならくなり、余計なことを言ってしまう。そして、今度は相手の言っていることを聞かなければならないが、これも難しい。自分が言おうとしていることで精一杯で、相手の話を聞くのもままならない。それに自分が話していることが既に破綻しかけているので、その話を理解しようとして返ってくる言葉も、もともとの議論の前提からは外れている場合が多い。



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