てくてくミーハー道場

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2019年05月01日(水) 『ピカソとアインシュタイン〜星降る夜の奇跡〜』(よみうり大手町ホール)

令和一発目だからって何かにこだわったわけではないのだが、心なしか“新時代”を彷彿とさせる作品を観ることになりました。

・・・だが、この連休中はやることがいっぱいあって、その隙間を縫っててくてくしてるだけに、うかつにも劇中若干記憶なし。

出演者の皆さんには申し訳ないことをした。



つーわけで、一番印象に残ったのは、実はカーテンコール(こら)

“令和元日”ということもあって出演者が一言ずつ挨拶をしてくれたのだが、たぁたん(香寿たつき)が、

「ついに自分と同世代の天皇陛下の時代になって(以下略)」

みたいに言ってて、たぁたんいくつなの?!(本当は知ってるけど)と驚愕しました。

今上天皇(徳仁陛下)は(今回はあえて元号で書くが)昭和35年2月生まれ。学年で言うと、ぼくの一級先輩にあたる。彼の称号は「浩宮」なので、ぼくの同級生には名前に「浩」の字がついた人がめちゃくちゃ多い。あやかり命名ってやつですね。

それはともかく、昭和40年生まれのたぁたんが、自分を天皇陛下と“同世代”と言ったことにぼくはちょっと感動した。女優さんにかぎらず、女の人は1歳でも自分を若く見積もりたいものだと思っていたのだが、彼女はひとつふたつのサバを読むよりも、同時代に社会の一員であることを重視してるんだなーと(難しく考えすぎだろうか)

考え方が成熟してるなーと感嘆したことであります。そんなところがジェルメーヌの役作りにも生きていたように思われます。って、いつもながら大贔屓目線ですみません。



今回、4つの役(ピカソ&アインシュタイン vs シュメンディマン&未来からの訪問者)がダブルキャストだったんだけど、正直、本日のバージョンはぼくの本当のお目当てのパターンではなかった。

ピカソ=三浦翔平君、アインシュタイン=村井良大君については、「いや、悪くない。決して悪くはないけど・・・」と失礼な気分で観ていたんだけど、シュメンディマン(川平慈英)そして未来からの訪問者(岡本健一)が登場した途端、

「このキャスト大正解!」(そ、それも失礼な感じ・・・)

と大満足。

申し訳ないことだが、三浦&村井組と川平&岡本組では、貫禄の差がありすぎた。

舞台での佇まいっつうか、作品世界への溶け込み方が段違いだった。

・・・やっぱり、もう一つのパターンでも観たかったな・・・。

再演希望。


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