てくてくミーハー道場
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2019年02月02日(土) |
『ベルサイユのばら45 〜45年の軌跡、そして未来へ〜』(東京国際フォーラム ホールC) |
正直、どの日もどの日も来たくて、お金と時間が無限にあれば全通したかったのですが、現実を見て泣く泣く本日ソワレだけにしました。
うん、満足(負け惜しみではなく)
ぼくにとっての黄金キャスト回でした。
テーマは「アンドレ」ということだったのですが、そもそもぼくにとってのナンバーワンアンドレ(たぁたん)は、日生劇場出演中のため、この公演にキャスティングされていない。
それと、今回のぼくの一番の望みは、「薔薇のタンゴ」をちかちゃん(水夏希)で見ることだったんですが、それは叶わず。
ところが、ノル(稔幸)の「薔薇のタンゴ」が存外良かった!
シメさん(紫苑ゆう)とノル父子()は、こういうOGイベントにしか出てこない“半一般人”なんですが、出てくるときは思いっきり振り切って男役をやってくれるので大好きです。
今回もお二人、濃かったー(≧∇≦)
星組、バン、ザイッ!(←バスティーユのシーンのオスカルで読んでください)
あとはまあ、身内受け満載になってしまうが、ターコさん(麻実れい)の前で女子高生状態^^ゞのイチロさん(一路真輝)を愛でたり、仕切りまくるカリンチョ(杜けあき)に感心したり・・・おや?雪組色濃いなー?星組がんばれ(おい)
というわけでひっさびさに聴くマリコ(麻路さき)の歌の破壊力(こらこらこら)に懐かしさを覚え、いやいやネッシーさん(日向薫)もなかなかのものよ(こらこらこらこら!)と星組盛り返す(どういう意味だ?!)
ダンスナンバーではワタコム(湖月わたると朝海ひかる)の“現役”っぷりに細胞が活性化。
元男役同士ではありますが、ワタコムは宝塚歌劇団の長い歴史の中でも、ダンスにおける屈指の名コンビと言って良い。再確認いたしました。
簡単に言うと、「めっちゃ上手い」(簡単に言い過ぎ)
この二人が凄すぎて、ちかちゃんの印象が若干弱まってたのが唯一残念だった。ちかちゃんを愛でるにはやはり他の日に行くべきだったな。
本日のフェルゼンはたかこ(和央ようか)が、アントワネットはとなみん(白羽ゆり)が演ったのだが、いい意味でたかこはほとんど当時と変わらず、いい意味でとなみんは当時よりもずっと臈長けた美しいアントワネットに成長していた。
となみんは現役時代から臈長けてたんだけど、母親らしいふくらみ(体形とかではなく)が増したって感じ。
良いお芝居でした。
あと、きたろう(緒月遠麻)のアランも男っぷりが良くてステキだったなあ。
なんであんなすぐに“男役”に戻れるんでしょうね。やはりキャリアのなせる技なんでしょうか。
彼女たちだけじゃないんだよな。今回現役生はユウさん(汝鳥伶)とみつる(華形ひかる)だけで(最初みつるが出てきたとき、「い、いつ退団したんだ?!」とビビってしまった。まだ退めとらんわ!ごめんねみつる)、あとは小公子小公女、オレたち間抜けな衛兵隊♪に至るまでOGが演じられたんだけど、みんな現役生と言われても信じちゃうほどのしっくり加減。
小公子小公女なんて、実年齢を考えたら(略!)
タカラジェンヌはやはり時間の流れの違う世界に生きてるんですねえ()
とにかく「ベルばら」は名作ですわ。そして、この作品はホント宝塚歌劇団じゃなきゃ成功しなかった。改めて思いました。
いずれまた再演されるでしょう。堂々たる古典として受け継いでいっていただきたい。かように願うものであります。
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