てくてくミーハー道場
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2019年01月19日(土) |
『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』(東京芸術劇場 プレイハウス)〈予告〉 |
この作品、こんなに長いタイトルだったの?!(シアターゴアー仲間と話すときは『グレートコメット』と言っていた。ひどい人は『グレコメ』だった。何でもかんでも略すな!←なぜか逆ギレ)
トルストイの『戦争と平和』が基になっている話だという事前の知識はあったんで、ヅカオタにとっては『戦争と平和』といえば1988年に上演された星組公演。あれの記憶があったんで、アンドレイ(武田真治くん)の出番の少なさと、アナトール(小西遼生くん。星組版では「アナトリー」)の扱いの違いにちょっとした肩透かし感。
とくにアナトリーに関しては、星組公演でマリコ(麻路さき)が演じていたような色悪ではなく、『アンナ・カレーニナ』のヴロンスキー(これはタカラヅカのではなくて東宝ミュージカルの方)みたいなイメージだった。
そして、話の内容はともかく、音楽・詞・脚本・オーケストレーションを担当したデイブ・マロイによる作品世界がいい意味でぶっ飛んでて、ロシア文学物の負のイメージ(重い、暗い、長い)を見事にぶっ飛ばしてくれました。
感想を一言で言うと、「よくわかんないけど色々面白かった。けど、感動したかと言われると・・・」っていう感じ。
まあ、並みの作品ではなかった。良い意味でも悪い意味でも。
(井上)芳雄君をはじめとするキャストさんたちについての感想は、またいずれ。
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